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第四章 ルシアのルーツ
誕生の部屋
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六人はワールドパスポートからナイアガラのダンジョンの地下99階に降り立った。
地面は人口の芝生で、他の施設フロアに比べると余り広くなく、100メートル四方ほどで、中央にドーム型の施設があった。
今までとは違い、施設は既に稼働しており、扉が開いた状態だった。
「誕生の部屋」に六人が入ると、広い敷地内に棺桶のような人体大の箱が五つ並べられており、全ての蓋が開いた状態だった。
『誕生の部屋にようこそ。当施設のメイドのゲーです。ご用件をどうぞ』
「ここにいた人たちはどうしたの?」
『およそ20年ほど前に施設から出て行かれました』
「私の母はいたの?」
『お母様のお名前を教えてください』
「名前はわからないの。私の脳波や容姿から推測できないかな』
『99.9999%の確率でスミル・ミュート様と思われます』
ルシアの顔がぱあっと輝いた。
「どの箱にいたの?」
『1番カプセルです』
「文字が読めないのよ」
『今、光らせます』
ルシアから見て、右手の方にあるカプセルが薄く光っている。ルシアはカプセルまで駆け寄った。
ルシアは箱の中を見たが、空っぽだった。
ライルたちも全ての箱を確認したが、特に何も見つからなかった。
「五人は何処に行ったの?」
『この施設から出て行かれたとしか私には分かりません。私は入退室のみ管理しております」
ライルは施設メイドのゲーの話を聞いて、他の施設でも入退室を管理しているのではと考えた。
「ルシア、後でワールドパスポートでの入退室を確認しよう。ところで、この施設はずっと稼働していたはずだ。いつできたのかが分かるのではないだろうか」
「そうね。ゲー、この施設はいつから稼働しているのかしら」
『この施設は今から1458年前に作成されました。稼働も同時期です。動力はダンジョン内の魔物たちからの魔力で賄っております』
「入退室の履歴を教えて頂戴」
『1458年前に五名がほぼ同時に入室され、カプセルに入られました。最後の方がカプセルに入られたことを確認し、時の流れを止めました。20年前、地下98階の魔物が倒されましたので、時の流れを再開しました」
ライルはスミル・ミュートの入退室履歴を各施設で確認すれば、足取りがわかるのではと考えた。
「ルシア、各施設でのお母さんの入退室履歴を確認しよう。その前に、この部屋をキューブルームに繋げてもらおう」
「そうだったわ。ゲー、『誕生の部屋』をキューブルームに繋げてくれるかしら」
『かしこまりました』
キューブルームへのドアが左側面に現れた。
ルシアたちは「誕生の部屋」からキューブルームにいったん戻り、そこからワールドパスポートに再びやって来た。
ルシアがワールドパスポートの施設メイドのデーに話しかけた。
「デー、スミル・ミュートの接続履歴を見たいのよ」
『かしこまりました。該当二件ございました。まず、スミル様とルシア様とで、イグアスのイグアス教会に接続されていますが、このときはルシア様のみ退出されました。その後、2分後にほか四名様といっしょに王都の魔法学園に接続し、五名様全員で退出されています』
「何だと!? その後の接続記録はどうなっている?」
ライルが叫んだ。ほかの五人もルシアの名前が出てきたことにとても驚いている。デーが回答する。
『王都の魔法学園の接続を最後にしばらくして施設は魔力切れでいったん停止しました。その後、ルシア様による再起動がありました。再起動後の接続先はルシア様と他五名様のグトルフォスです』
まさに驚愕の事実だ。ルシアは以前にも施設にいたことが判明した。
地面は人口の芝生で、他の施設フロアに比べると余り広くなく、100メートル四方ほどで、中央にドーム型の施設があった。
今までとは違い、施設は既に稼働しており、扉が開いた状態だった。
「誕生の部屋」に六人が入ると、広い敷地内に棺桶のような人体大の箱が五つ並べられており、全ての蓋が開いた状態だった。
『誕生の部屋にようこそ。当施設のメイドのゲーです。ご用件をどうぞ』
「ここにいた人たちはどうしたの?」
『およそ20年ほど前に施設から出て行かれました』
「私の母はいたの?」
『お母様のお名前を教えてください』
「名前はわからないの。私の脳波や容姿から推測できないかな』
『99.9999%の確率でスミル・ミュート様と思われます』
ルシアの顔がぱあっと輝いた。
「どの箱にいたの?」
『1番カプセルです』
「文字が読めないのよ」
『今、光らせます』
ルシアから見て、右手の方にあるカプセルが薄く光っている。ルシアはカプセルまで駆け寄った。
ルシアは箱の中を見たが、空っぽだった。
ライルたちも全ての箱を確認したが、特に何も見つからなかった。
「五人は何処に行ったの?」
『この施設から出て行かれたとしか私には分かりません。私は入退室のみ管理しております」
ライルは施設メイドのゲーの話を聞いて、他の施設でも入退室を管理しているのではと考えた。
「ルシア、後でワールドパスポートでの入退室を確認しよう。ところで、この施設はずっと稼働していたはずだ。いつできたのかが分かるのではないだろうか」
「そうね。ゲー、この施設はいつから稼働しているのかしら」
『この施設は今から1458年前に作成されました。稼働も同時期です。動力はダンジョン内の魔物たちからの魔力で賄っております』
「入退室の履歴を教えて頂戴」
『1458年前に五名がほぼ同時に入室され、カプセルに入られました。最後の方がカプセルに入られたことを確認し、時の流れを止めました。20年前、地下98階の魔物が倒されましたので、時の流れを再開しました」
ライルはスミル・ミュートの入退室履歴を各施設で確認すれば、足取りがわかるのではと考えた。
「ルシア、各施設でのお母さんの入退室履歴を確認しよう。その前に、この部屋をキューブルームに繋げてもらおう」
「そうだったわ。ゲー、『誕生の部屋』をキューブルームに繋げてくれるかしら」
『かしこまりました』
キューブルームへのドアが左側面に現れた。
ルシアたちは「誕生の部屋」からキューブルームにいったん戻り、そこからワールドパスポートに再びやって来た。
ルシアがワールドパスポートの施設メイドのデーに話しかけた。
「デー、スミル・ミュートの接続履歴を見たいのよ」
『かしこまりました。該当二件ございました。まず、スミル様とルシア様とで、イグアスのイグアス教会に接続されていますが、このときはルシア様のみ退出されました。その後、2分後にほか四名様といっしょに王都の魔法学園に接続し、五名様全員で退出されています』
「何だと!? その後の接続記録はどうなっている?」
ライルが叫んだ。ほかの五人もルシアの名前が出てきたことにとても驚いている。デーが回答する。
『王都の魔法学園の接続を最後にしばらくして施設は魔力切れでいったん停止しました。その後、ルシア様による再起動がありました。再起動後の接続先はルシア様と他五名様のグトルフォスです』
まさに驚愕の事実だ。ルシアは以前にも施設にいたことが判明した。
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