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第五章 迎撃
テンタクル山の虐殺
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グレースとシルバが山に戻ってからちょうど一週間が経った。
『ようやくお出ましだぜ。何だか沢山いるな』
シルバはいつものようにテーブルの上にちょこんと座り、麺をすすっている私を楽しそうに見ていた。私はシルバの新メニューのラーメンを夢中になって食べているところだった。
「何人ぐらいいるの?」
シルバはちょっと上の方を見ている。この表情、強烈に可愛い。
『ざっと五千かな?』
「ご、五千!? 私一人を捕まえるのに!?」
さすがに驚いて、私は麺をすするのを止めてしまった。
『こいつらでは五十万でも足りないぜ。全員普通の人間だ。妖精はいないな』
「作戦は今回もないの?」
そう言って、私は今度はスープをすすった。ラーメンは熱いうちに食べないと、味が落ちてしまうのだ。時間勝負なのだ。
『作戦というか、これだけ殺すとなると、後のことを考えないとな。腐ったりすると臭いし、虫が大量発生したりして大変だからな。焼却処分して、地中深く埋める必要がある』
「大丈夫なのね」
『ああ、ただの虐殺作業だ』
「兵士たちはお気の毒ね」
『前にも言ったが転生するだけだ。残された家族が少し気の毒だな。あとは転生担当の女神に「何仕事増やしてくれてんのよっ」て愚痴られそうだな』
まさに作業だった。大きな穴を土魔法で作り、重力魔法で穴の中にどんどん兵士を放り込んで、炎の魔法で焼却する。全員始末した後は、土魔法でしっかりと埋めた。とシルバから聞いた。
焼いている臭いがしてこないように、風魔法で風向きを調整してくれたらしいので、私は兵の気配すら感じないまま、全てが完了してしまった。
『俺もこんなに殺すのは初めてだが、迎撃は楽ちんだな。向かって来てくれるので、大変助かる』
「ねえ、シルバ、このラーメンだけど、もう少し麺が固い方が私は好みかもしれないわ」
『おっ、そうかい? じゃあ次からはバリカタで行くぜ』
***
数日後、エカテリーナがまた山に来た。ローズも一緒だ。
「叔母様、先生、私は今、ラーメンにハマっているのです。お腹空いてますか?」
二人はお腹を空かせて来たようだ。肉まんを期待していたようだ。
「今、お出ししますね」
私は二人に塩味のラーメンを出した。私はトンコツの方が好きなのだが、最初は無難に塩味がいいだろう。
箸を渡して食べ方を説明した。二人は意外と器用に食べているが、麺のすすり方がお上品だ。音を立てて食べるのは下品とされているからだ。
「グレース、この前の肉まんと今回のラーメンの作り方を屋敷の料理長に教えてくれないかしら」
ラーメンを完食したエカテリーナが鋭い眼光で私を見据えて来た。そんな迫力の目力でお願いするようなことではないと思う。
「う、うちの料理長にも、ぜひ」
ローズもラーメンを気に入ったようだ。スープもきれいに無くなっている。シルバからスープまで飲むと太るから、ほどほどにしておけと言われている。今度ローズにも話しておく必要がありそうだ。
「ええ、いいですが、こちらに寄越して頂けますか?」
二人の迫力に若干引きながら私は答えた。シルバと二人で山で暮らすのが最高に楽しいので、王都には行きたくなかった。
「もちろんよ。今度、必ず連れてくるわ」
いや、だから、その目力はもうやめてほしい。
「今日はどのようなご用件でしょうか」
私は本題に入ってもらうよう二人を促した。
『ようやくお出ましだぜ。何だか沢山いるな』
シルバはいつものようにテーブルの上にちょこんと座り、麺をすすっている私を楽しそうに見ていた。私はシルバの新メニューのラーメンを夢中になって食べているところだった。
「何人ぐらいいるの?」
シルバはちょっと上の方を見ている。この表情、強烈に可愛い。
『ざっと五千かな?』
「ご、五千!? 私一人を捕まえるのに!?」
さすがに驚いて、私は麺をすするのを止めてしまった。
『こいつらでは五十万でも足りないぜ。全員普通の人間だ。妖精はいないな』
「作戦は今回もないの?」
そう言って、私は今度はスープをすすった。ラーメンは熱いうちに食べないと、味が落ちてしまうのだ。時間勝負なのだ。
『作戦というか、これだけ殺すとなると、後のことを考えないとな。腐ったりすると臭いし、虫が大量発生したりして大変だからな。焼却処分して、地中深く埋める必要がある』
「大丈夫なのね」
『ああ、ただの虐殺作業だ』
「兵士たちはお気の毒ね」
『前にも言ったが転生するだけだ。残された家族が少し気の毒だな。あとは転生担当の女神に「何仕事増やしてくれてんのよっ」て愚痴られそうだな』
まさに作業だった。大きな穴を土魔法で作り、重力魔法で穴の中にどんどん兵士を放り込んで、炎の魔法で焼却する。全員始末した後は、土魔法でしっかりと埋めた。とシルバから聞いた。
焼いている臭いがしてこないように、風魔法で風向きを調整してくれたらしいので、私は兵の気配すら感じないまま、全てが完了してしまった。
『俺もこんなに殺すのは初めてだが、迎撃は楽ちんだな。向かって来てくれるので、大変助かる』
「ねえ、シルバ、このラーメンだけど、もう少し麺が固い方が私は好みかもしれないわ」
『おっ、そうかい? じゃあ次からはバリカタで行くぜ』
***
数日後、エカテリーナがまた山に来た。ローズも一緒だ。
「叔母様、先生、私は今、ラーメンにハマっているのです。お腹空いてますか?」
二人はお腹を空かせて来たようだ。肉まんを期待していたようだ。
「今、お出ししますね」
私は二人に塩味のラーメンを出した。私はトンコツの方が好きなのだが、最初は無難に塩味がいいだろう。
箸を渡して食べ方を説明した。二人は意外と器用に食べているが、麺のすすり方がお上品だ。音を立てて食べるのは下品とされているからだ。
「グレース、この前の肉まんと今回のラーメンの作り方を屋敷の料理長に教えてくれないかしら」
ラーメンを完食したエカテリーナが鋭い眼光で私を見据えて来た。そんな迫力の目力でお願いするようなことではないと思う。
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「ええ、いいですが、こちらに寄越して頂けますか?」
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「もちろんよ。今度、必ず連れてくるわ」
いや、だから、その目力はもうやめてほしい。
「今日はどのようなご用件でしょうか」
私は本題に入ってもらうよう二人を促した。
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