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男性の寝室に入ったらどうなってしまうのか
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先ほど通ってきたときに見た扉より豪華な飾り付けがしてあるようなので、アルブレヒトさまは神官の中でも位が高いのではないでしょうか。
「私だ。扉を開けてくれ」
抱かれているからなのか彼の声が心地よくわたくしの体に振動を与えました。意識すれば心臓の音さえも感じられそうなほど近くにいるのだと思うと、思わず耳まで赤くなってしまいそうです。
「こんなに赤くなって…かわいいな」
それに気づいたアルブレヒトさまが優しく耳にささやいてきたのですが…。耳元!耳元で甘さを含んだ低い声は腰にくるのでやめていただきたいですわっ
わたわたと耳にかかる彼の吐息に激しく動揺していると、音もなく扉が開きました。
アルブレヒトさまは当然のようにわたくしを抱き抱えたまま部屋へと入り、その代わりのように内側から扉を開けた下級神官らしき人が頭を下げたまま出て行きました。器用な方ですわね。
部屋の中はなかなかの広さがあり、机と本棚、それからソファといった可もなく不可もなくといった家具が並んでいます。
ただそのどれもが良い素材を使っただけでなく、下品になりすぎない程度に装飾されていました。やはり扉から読み取った通りアルブレヒトさまは偉い方のようです。
きっと今からそこのソファに下ろされて、これからどうやってわたくしが幽霊なのかそうじゃないのかを調べ……。
あれ?ソファを通り過ぎましたわ…?
『あ、アルブレヒト…さま?』
想像と違った行動に出られたことで声をかけたのですが、アルブレヒトさまは立ち止まりません。
見上げてみても、なんでもないような笑顔をしていらっしゃいます。なんだか鼻歌でも歌い出しそうではありますが…。え、本当になんなの?
そうしてやってきたのは隣の部屋で、そこは大きなベッドの置かれた寝室でした。
人が3人くらい寝れそうな大きさでスプリングのきいたベッドにぽすりと乗せられると、アルブレヒトさまも隣に座られました。
『ちょっと待ってください。なんでベッド?』
「だめだった?仕事部屋で人に見られてするより、寝室で隠れてする方がいいと思ったんだけど」
アルブレヒトさまはきょとんとした表情で、悪びれるわけでもなくそう言いました。
まあ確かにわたくしの姿を見られて、わー!幽霊だー!と騒がれる可能性のある仕事部屋よりも、プライベートスペースである寝室なら安心して確認作業ができるでしょう。
『た、確かにそうですわね』
「マレーネちゃんに納得してもらえたようでよかったよ。それじゃあ始めようか」
そう言うとアルブレヒトさまはわたくしの両手を握ったり、指先をぐにぐにと押したり、片方の手をいろんな角度から観察されました。そして最後に何をするかと思えばパクリとわたくしの指を咥えてしまったのです。
「私だ。扉を開けてくれ」
抱かれているからなのか彼の声が心地よくわたくしの体に振動を与えました。意識すれば心臓の音さえも感じられそうなほど近くにいるのだと思うと、思わず耳まで赤くなってしまいそうです。
「こんなに赤くなって…かわいいな」
それに気づいたアルブレヒトさまが優しく耳にささやいてきたのですが…。耳元!耳元で甘さを含んだ低い声は腰にくるのでやめていただきたいですわっ
わたわたと耳にかかる彼の吐息に激しく動揺していると、音もなく扉が開きました。
アルブレヒトさまは当然のようにわたくしを抱き抱えたまま部屋へと入り、その代わりのように内側から扉を開けた下級神官らしき人が頭を下げたまま出て行きました。器用な方ですわね。
部屋の中はなかなかの広さがあり、机と本棚、それからソファといった可もなく不可もなくといった家具が並んでいます。
ただそのどれもが良い素材を使っただけでなく、下品になりすぎない程度に装飾されていました。やはり扉から読み取った通りアルブレヒトさまは偉い方のようです。
きっと今からそこのソファに下ろされて、これからどうやってわたくしが幽霊なのかそうじゃないのかを調べ……。
あれ?ソファを通り過ぎましたわ…?
『あ、アルブレヒト…さま?』
想像と違った行動に出られたことで声をかけたのですが、アルブレヒトさまは立ち止まりません。
見上げてみても、なんでもないような笑顔をしていらっしゃいます。なんだか鼻歌でも歌い出しそうではありますが…。え、本当になんなの?
そうしてやってきたのは隣の部屋で、そこは大きなベッドの置かれた寝室でした。
人が3人くらい寝れそうな大きさでスプリングのきいたベッドにぽすりと乗せられると、アルブレヒトさまも隣に座られました。
『ちょっと待ってください。なんでベッド?』
「だめだった?仕事部屋で人に見られてするより、寝室で隠れてする方がいいと思ったんだけど」
アルブレヒトさまはきょとんとした表情で、悪びれるわけでもなくそう言いました。
まあ確かにわたくしの姿を見られて、わー!幽霊だー!と騒がれる可能性のある仕事部屋よりも、プライベートスペースである寝室なら安心して確認作業ができるでしょう。
『た、確かにそうですわね』
「マレーネちゃんに納得してもらえたようでよかったよ。それじゃあ始めようか」
そう言うとアルブレヒトさまはわたくしの両手を握ったり、指先をぐにぐにと押したり、片方の手をいろんな角度から観察されました。そして最後に何をするかと思えばパクリとわたくしの指を咥えてしまったのです。
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