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case.2 工藤天馬
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最初に気付いたのがいつなのかは覚えていない。
ただ、ちんこは弄れば硬くなり、更に弄ると気持ちが良いことは、知っている。
弄るといっても、ただ握ったりするだけじゃ無い。
ぎゅっと先端をつまんでぐりぐりとしたり、何かに擦り付けたりするのが、気持ちいい。
ただ――気持ちいいことは、長続きしない。
だって、それを続けていると、おしっこを漏らしそうになるから。
俺はそのことを知っている。
だから、弄る時は漏れそうになる前に、止めるのだ。
それでもちょっとだけ漏れてしまうものは、ティッシュやトイレットペーパーで拭き取ったりする。
そうすれば、誰にも気付かれること無く、気持ちよくなれるから。
「…………」
なのに。
「……どうしよ」
俺は今、自分の部屋の学習デスクの椅子に座り、机に突っ伏していた。
「どうしよう……」
なんでかは解らない。
ただ、ついさっきまで、俺はちんこを弄ってもなかったのに――全く、指一本触れていなかったはずなのに、まるで誰かに握られて、思いっきり擦られるような感じがして。
それでも我慢をし続けていた筈なのに、『漏らす』感覚が嫌に鮮明にしたと思ったら――もう我慢が利かなくて。
たぶん、初めて弄った時以来の『おもらし』を、パンツを下ろす間もなくしてしまっていた。
前々から変なおしっこだとは思ってたけど、今回ばかりは助かったかもしれない。
パンツの中はすごく、なんか、気持ち悪いくらいにどろどろとしていて、ズボンにもヌメヌメが染みてきたけどそれだけだ。
普通のおしっこのように足を伝って、床に水たまりを作ることは無かった。
「ほんと、どうしよう……」
けれどだ。
なんで触っても無いのに?
それになんで……それが、何回も、汗だくになるくらいまで続いたんだろう?
最後の方なんてもう、おもらししながら、でも何も出ないって感じがして、気持ちいいだけじゃなく、ちょっと痛かった。
それに……。
ちょっとでも足を動かすと、パンツの中でちんこがぶよぶよとしたものに包まれているような感じがする。
沢山漏らしたんだろう。それで、変なおしっこに今、包まれている感じなんだと思う。
正直に言って、これは、うん。わりと、気持ち悪い。
だから、脱ぎたいんだけど……。
今は座って、股を閉じてるから零れてないけど、これ、パンツを脱ごうと足を開いたら間違い無く零れるし、よしんば零れなかったとしても、パンツを脱いだ時点で水風船が弾けるみたいなるよなあ……。
そうなったら、後片付けが凄く大変なのは目に見えている。
かといって、このままというわけにも……晩ご飯まではまだ時間があるけど、つまり、それまでになんとかしないとお漏らしが親にバレてしまう。
そんな事になったら俺は恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ。
「……そうだ」
この前遠足に行ったときに使ったレジャーシートが、机の横にまだあったあず……よし、見つけた。
ばさりと床に広げ、椅子を回転させて向きを合わせ、……うん、行ける、はずだ。ちょっと尻餅はつくかもしれないけど、しかたない。床にぶちまけるよりマシだ。
そう覚悟を決め。
椅子から滑り落ちるように、俺は床に敷いたレジャーシートの上に転がり落ちる。
ちょっと痛い。
けど、思ったよりも音はしなかった。これなら怪しまれないだろう。
ただまあ……。
「…………」
思ったよりも足が動いていたのか、さっきまでちんこを包んでいるだけだったぶよぶよが、お尻の方にも伝ってきていた。
なんていうか……言葉にならないような気持ち悪さだ……。
いや、気持ち悪いというか、心地悪い?
こう、磯に座ったら思いがけず藻が張っていてぬめっとしたときとか、海に一歩踏み込んだらワカメに足を取られた時みたいな。
「でもまあ、これで我慢はお仕舞いだし……」
助かった、授業で使うプールのだけど、腰巻きタオルがある。
あれで全部拭き取ろう。
まあ、もう二度と使えなくなるけど……。
親にはタオルを無くしたと言っておこう、嘘だけど、これは、知られてはいけないことだ。
うん。
ごめんなさい、と頭の中で謝りつつ、腰巻きタオルを引き寄せたら、まずはズボンを下ろす。
ズボンとパンツの間に、ねばねばとした糸が引いた。……変なおしっこが、ズボンの裏地には思いっきり染みている。
それにパンツも、もっこりとしている。これ全部、あの変なおしっこ……?
うわあ。考えたくない……。
とりあえずズボンはレジャーシートの隅に置いて後で考えることにして、意を決してパンツも下ろす。
案の定。
パンツの中は白くぶよぶよとしたおしっこにまみれていて、それはおれのちんこを包み、玉の横を伝ってお尻の方に漏れていた。
そりゃ心地悪いし気持ちもよくないよ。
タオルで拭こうにも、一拭き事にものすごいぬめるから、タオルの全体を使って拭き取ってゆく。
「え」
あとちょっとで、とりあえずやることは終わるな、となった時だった。
ちんこの根元に、なんとも言えない感覚が突然、あつまる。
それはちんこを弄っているときの気持ちいいとは違ったもので、けれど……これは、これで、まあ、気持ちいいの部類になるような、感覚で。
「ま――って」
いや……いやいや!
今度はこっちか――『普通のおしっこ』か!?
慌ててちんこの根元をぎゅっと抑える。
なのに身体は、もう出す気満々らしく、無理矢理抑えているせいでとても痛い――し、一滴も漏らしていないはずなのに、思いっきりおしっこをしているときのような快感もして、痛みと気持ちいいが混ざり、なんだかもう、わけがわからなくなって。
指を離した――ぴゅっと、ちんこの先からおしっこが漏れ出る。
ああ。おもらしだ。間違い無くおもらしだ。しかも変なおしっこじゃない、普通のおしっこを、今、俺は自分の部屋で、下半身裸で、おもらしするんだ。
――いや! そんな諦めるくらいならせめて被害は小さくしないとだめだ!
近くにあった、変なおしっこでぬめってしまい、もう二度と使えないであろうタオルを丸め、おしっこを漏らしだしたちんこにおしあてる。
おしっこは、もう我慢のしようもなく、普通に漏れている。というか、ふつうにおしっこをしている感じだ。
それを部屋の床にぶちまけるより前に、なんとかタオルで吸い込んで……タオルがどんどん、重く、熱くなってくる。
ぞくぞく、と背筋が震えて。
最後の一滴を、タオルに吸わせて。
なんかおれ、人として、とても駄目なことをした気がする……。
どうして俺、触っても無いのに気持ちよくなって、トイレに行きたいなんて微塵も思わなかったのに、おもらしまでして……。
パンツもズボンも、タオルもぐちゃぐちゃだ。
レジャーシートに気付いた自分を思いっきり褒めたい。
これがなかったら、多少なりとも床に染みてただろうし……。
「……あ。お尻の方、まだ拭けてないところが有る……」
くつじょくてきというやつだ。
色々なおしっこでぐっしょりと濡れたタオルで、おれはお尻の方を拭き取って――
「天馬、この前買っ――」
「…………」
「――た……」
――父さん。
俺、今、死んだ。
ただ、ちんこは弄れば硬くなり、更に弄ると気持ちが良いことは、知っている。
弄るといっても、ただ握ったりするだけじゃ無い。
ぎゅっと先端をつまんでぐりぐりとしたり、何かに擦り付けたりするのが、気持ちいい。
ただ――気持ちいいことは、長続きしない。
だって、それを続けていると、おしっこを漏らしそうになるから。
俺はそのことを知っている。
だから、弄る時は漏れそうになる前に、止めるのだ。
それでもちょっとだけ漏れてしまうものは、ティッシュやトイレットペーパーで拭き取ったりする。
そうすれば、誰にも気付かれること無く、気持ちよくなれるから。
「…………」
なのに。
「……どうしよ」
俺は今、自分の部屋の学習デスクの椅子に座り、机に突っ伏していた。
「どうしよう……」
なんでかは解らない。
ただ、ついさっきまで、俺はちんこを弄ってもなかったのに――全く、指一本触れていなかったはずなのに、まるで誰かに握られて、思いっきり擦られるような感じがして。
それでも我慢をし続けていた筈なのに、『漏らす』感覚が嫌に鮮明にしたと思ったら――もう我慢が利かなくて。
たぶん、初めて弄った時以来の『おもらし』を、パンツを下ろす間もなくしてしまっていた。
前々から変なおしっこだとは思ってたけど、今回ばかりは助かったかもしれない。
パンツの中はすごく、なんか、気持ち悪いくらいにどろどろとしていて、ズボンにもヌメヌメが染みてきたけどそれだけだ。
普通のおしっこのように足を伝って、床に水たまりを作ることは無かった。
「ほんと、どうしよう……」
けれどだ。
なんで触っても無いのに?
それになんで……それが、何回も、汗だくになるくらいまで続いたんだろう?
最後の方なんてもう、おもらししながら、でも何も出ないって感じがして、気持ちいいだけじゃなく、ちょっと痛かった。
それに……。
ちょっとでも足を動かすと、パンツの中でちんこがぶよぶよとしたものに包まれているような感じがする。
沢山漏らしたんだろう。それで、変なおしっこに今、包まれている感じなんだと思う。
正直に言って、これは、うん。わりと、気持ち悪い。
だから、脱ぎたいんだけど……。
今は座って、股を閉じてるから零れてないけど、これ、パンツを脱ごうと足を開いたら間違い無く零れるし、よしんば零れなかったとしても、パンツを脱いだ時点で水風船が弾けるみたいなるよなあ……。
そうなったら、後片付けが凄く大変なのは目に見えている。
かといって、このままというわけにも……晩ご飯まではまだ時間があるけど、つまり、それまでになんとかしないとお漏らしが親にバレてしまう。
そんな事になったら俺は恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ。
「……そうだ」
この前遠足に行ったときに使ったレジャーシートが、机の横にまだあったあず……よし、見つけた。
ばさりと床に広げ、椅子を回転させて向きを合わせ、……うん、行ける、はずだ。ちょっと尻餅はつくかもしれないけど、しかたない。床にぶちまけるよりマシだ。
そう覚悟を決め。
椅子から滑り落ちるように、俺は床に敷いたレジャーシートの上に転がり落ちる。
ちょっと痛い。
けど、思ったよりも音はしなかった。これなら怪しまれないだろう。
ただまあ……。
「…………」
思ったよりも足が動いていたのか、さっきまでちんこを包んでいるだけだったぶよぶよが、お尻の方にも伝ってきていた。
なんていうか……言葉にならないような気持ち悪さだ……。
いや、気持ち悪いというか、心地悪い?
こう、磯に座ったら思いがけず藻が張っていてぬめっとしたときとか、海に一歩踏み込んだらワカメに足を取られた時みたいな。
「でもまあ、これで我慢はお仕舞いだし……」
助かった、授業で使うプールのだけど、腰巻きタオルがある。
あれで全部拭き取ろう。
まあ、もう二度と使えなくなるけど……。
親にはタオルを無くしたと言っておこう、嘘だけど、これは、知られてはいけないことだ。
うん。
ごめんなさい、と頭の中で謝りつつ、腰巻きタオルを引き寄せたら、まずはズボンを下ろす。
ズボンとパンツの間に、ねばねばとした糸が引いた。……変なおしっこが、ズボンの裏地には思いっきり染みている。
それにパンツも、もっこりとしている。これ全部、あの変なおしっこ……?
うわあ。考えたくない……。
とりあえずズボンはレジャーシートの隅に置いて後で考えることにして、意を決してパンツも下ろす。
案の定。
パンツの中は白くぶよぶよとしたおしっこにまみれていて、それはおれのちんこを包み、玉の横を伝ってお尻の方に漏れていた。
そりゃ心地悪いし気持ちもよくないよ。
タオルで拭こうにも、一拭き事にものすごいぬめるから、タオルの全体を使って拭き取ってゆく。
「え」
あとちょっとで、とりあえずやることは終わるな、となった時だった。
ちんこの根元に、なんとも言えない感覚が突然、あつまる。
それはちんこを弄っているときの気持ちいいとは違ったもので、けれど……これは、これで、まあ、気持ちいいの部類になるような、感覚で。
「ま――って」
いや……いやいや!
今度はこっちか――『普通のおしっこ』か!?
慌ててちんこの根元をぎゅっと抑える。
なのに身体は、もう出す気満々らしく、無理矢理抑えているせいでとても痛い――し、一滴も漏らしていないはずなのに、思いっきりおしっこをしているときのような快感もして、痛みと気持ちいいが混ざり、なんだかもう、わけがわからなくなって。
指を離した――ぴゅっと、ちんこの先からおしっこが漏れ出る。
ああ。おもらしだ。間違い無くおもらしだ。しかも変なおしっこじゃない、普通のおしっこを、今、俺は自分の部屋で、下半身裸で、おもらしするんだ。
――いや! そんな諦めるくらいならせめて被害は小さくしないとだめだ!
近くにあった、変なおしっこでぬめってしまい、もう二度と使えないであろうタオルを丸め、おしっこを漏らしだしたちんこにおしあてる。
おしっこは、もう我慢のしようもなく、普通に漏れている。というか、ふつうにおしっこをしている感じだ。
それを部屋の床にぶちまけるより前に、なんとかタオルで吸い込んで……タオルがどんどん、重く、熱くなってくる。
ぞくぞく、と背筋が震えて。
最後の一滴を、タオルに吸わせて。
なんかおれ、人として、とても駄目なことをした気がする……。
どうして俺、触っても無いのに気持ちよくなって、トイレに行きたいなんて微塵も思わなかったのに、おもらしまでして……。
パンツもズボンも、タオルもぐちゃぐちゃだ。
レジャーシートに気付いた自分を思いっきり褒めたい。
これがなかったら、多少なりとも床に染みてただろうし……。
「……あ。お尻の方、まだ拭けてないところが有る……」
くつじょくてきというやつだ。
色々なおしっこでぐっしょりと濡れたタオルで、おれはお尻の方を拭き取って――
「天馬、この前買っ――」
「…………」
「――た……」
――父さん。
俺、今、死んだ。
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