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「いたか?」
「いや、いない」
「建物の中も隅々まで調べろ‼︎」
「は!」
バタバタと足音が去っていく。息を詰め、追っ手がいなくなったのを悟ったティティナ。
ホッと息を吐き、急いで地面にかいた術式を起動させた。
「お願い! 大地の神クヌム様、助けて! もう、無理‼︎」
呪文を唱え始めるティティナ。
ますます光を放つ術式がグワっと開き、ティティナを飲み込んだ。
「ああ、やっと逃げられる……」
泣き笑いの顔で、ティティナは穴に素直に飲み込まれていったのだった。
「いや、いない」
「建物の中も隅々まで調べろ‼︎」
「は!」
バタバタと足音が去っていく。息を詰め、追っ手がいなくなったのを悟ったティティナ。
ホッと息を吐き、急いで地面にかいた術式を起動させた。
「お願い! 大地の神クヌム様、助けて! もう、無理‼︎」
呪文を唱え始めるティティナ。
ますます光を放つ術式がグワっと開き、ティティナを飲み込んだ。
「ああ、やっと逃げられる……」
泣き笑いの顔で、ティティナは穴に素直に飲み込まれていったのだった。
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