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楽は……出来ないってこと!?
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『……ふぅ。 ご馳走様でした、美味しかったです』
『うん。 エルフ族はこんなに美味しい料理を毎日食べているんだね』
『ふふっ。 お粗末さまでした。 喜んでいただけて恐縮です!』
美味しい食事を食べ終えた私たちに眩しいばかりの笑顔を向けるサロメさん。
腹も落ち着いた私たちの話は、次第に依頼の方へと向いていきました。
『ええと……あなた達エルフに伝わる舞踊について指導して欲しいんですけど……』
『ええ勿論。 校長さんから聞いておりますからその準備はできております。 しかし……大丈夫ですか? 正直な話、一朝一夕で身につくようなものでは無いと思うのですが……』
『……え? マジですか。 ちなみに……最長でどれくらいかかりますかね?』
『そうですね……あまり踊りが得意でない方だと一年くらいは……』
一年という単語に面食らってしまいます……。
私は踊りの経験なんてこれっぽっちもないんですけど……。 場合によっては依頼を断らないといけないかもしれませんね……。
『というか。 私たちロクに踊ったことがないんですが……サロメさん達が教えに行くってのはどうですかね? 私たちがあっちに帰ってもう一回教えるのって二度手間ですし』
『……? ええと……校長さんからは!アリスさん達が創立祭で踊りをやると聞いているのですが……』
『……マジですかそれ。 初耳なんですけど』
『はい。 ほらこの紙に……』
『……本当だ』
サロメさんに手渡された契約内容の紙を見るとそこには「やってくる二人に伝統舞踊を伝授し、それを創立祭で行わせる」と書いてありました。
くそぅ……校長さんめ、まんまと嵌められましたよコノヤロー。
『それではこの契約通り、伝統舞踊を教えていこうと思うんですけど……経験ないんですよね?』
『……はい。 セシリアは?』
『私は……少しあるね。 幼少期は舞踏会に向けて少し練習していたよ。まぁ今はほとんど忘れているだろうけど……』
あぁ……そういえばセシリアは良家のお嬢様でしたね。
まぁ幼少期のことなんて覚えてもいないでしょうし、結局ゼロからのスタートになるんでしょうけど。
『分かりました。 それではまず配役から決めましょうか。 この舞踊は男役と女役の二人で行うのですけど……どちらがいいですか?』
『……どっちが楽ですかね?』
サロメさんの言葉に反射で聞き返す私。
人生楽な方を選んだもん勝ちですから!
『そうですね……正直な話どちらも大差ないと思いますけど……若干女役の方が難しいかな……』
『じゃあ私が男役を……』
『ふむ。 それじゃあ私が男役をやるとしよう』
『……はいっ!?』
まさかまさかの予想外。
セシリアが手を挙げていたのです。 しかも……私が取ろうと思った男役の方を!?
『セシリア……! 楽な方を取ろうだなんて……!!!!』
『ふふっ。 そう睨まないでくれよ。 私は煌びやかなドレスよりもピシッと決めたスーツの方がしょうに合っていてね』
『む……むぅ。 言われてみれば確かに』
鬼のような形相でセシリアを睨みつけましたが上手く説得されてしまいました。
確かにセシリアはどちらかと言えば「可愛い」よりも「美しい」方なので男役の方が似合っているかもしれません。
『じゃあ配役も決まったことですし! 練習を初めて行きましょうか!』
『『はーい』』
そんな一悶着を経ながら練習が開始したのでした。
そう……私にとって地獄の練習が。
『うん。 エルフ族はこんなに美味しい料理を毎日食べているんだね』
『ふふっ。 お粗末さまでした。 喜んでいただけて恐縮です!』
美味しい食事を食べ終えた私たちに眩しいばかりの笑顔を向けるサロメさん。
腹も落ち着いた私たちの話は、次第に依頼の方へと向いていきました。
『ええと……あなた達エルフに伝わる舞踊について指導して欲しいんですけど……』
『ええ勿論。 校長さんから聞いておりますからその準備はできております。 しかし……大丈夫ですか? 正直な話、一朝一夕で身につくようなものでは無いと思うのですが……』
『……え? マジですか。 ちなみに……最長でどれくらいかかりますかね?』
『そうですね……あまり踊りが得意でない方だと一年くらいは……』
一年という単語に面食らってしまいます……。
私は踊りの経験なんてこれっぽっちもないんですけど……。 場合によっては依頼を断らないといけないかもしれませんね……。
『というか。 私たちロクに踊ったことがないんですが……サロメさん達が教えに行くってのはどうですかね? 私たちがあっちに帰ってもう一回教えるのって二度手間ですし』
『……? ええと……校長さんからは!アリスさん達が創立祭で踊りをやると聞いているのですが……』
『……マジですかそれ。 初耳なんですけど』
『はい。 ほらこの紙に……』
『……本当だ』
サロメさんに手渡された契約内容の紙を見るとそこには「やってくる二人に伝統舞踊を伝授し、それを創立祭で行わせる」と書いてありました。
くそぅ……校長さんめ、まんまと嵌められましたよコノヤロー。
『それではこの契約通り、伝統舞踊を教えていこうと思うんですけど……経験ないんですよね?』
『……はい。 セシリアは?』
『私は……少しあるね。 幼少期は舞踏会に向けて少し練習していたよ。まぁ今はほとんど忘れているだろうけど……』
あぁ……そういえばセシリアは良家のお嬢様でしたね。
まぁ幼少期のことなんて覚えてもいないでしょうし、結局ゼロからのスタートになるんでしょうけど。
『分かりました。 それではまず配役から決めましょうか。 この舞踊は男役と女役の二人で行うのですけど……どちらがいいですか?』
『……どっちが楽ですかね?』
サロメさんの言葉に反射で聞き返す私。
人生楽な方を選んだもん勝ちですから!
『そうですね……正直な話どちらも大差ないと思いますけど……若干女役の方が難しいかな……』
『じゃあ私が男役を……』
『ふむ。 それじゃあ私が男役をやるとしよう』
『……はいっ!?』
まさかまさかの予想外。
セシリアが手を挙げていたのです。 しかも……私が取ろうと思った男役の方を!?
『セシリア……! 楽な方を取ろうだなんて……!!!!』
『ふふっ。 そう睨まないでくれよ。 私は煌びやかなドレスよりもピシッと決めたスーツの方がしょうに合っていてね』
『む……むぅ。 言われてみれば確かに』
鬼のような形相でセシリアを睨みつけましたが上手く説得されてしまいました。
確かにセシリアはどちらかと言えば「可愛い」よりも「美しい」方なので男役の方が似合っているかもしれません。
『じゃあ配役も決まったことですし! 練習を初めて行きましょうか!』
『『はーい』』
そんな一悶着を経ながら練習が開始したのでした。
そう……私にとって地獄の練習が。
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