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〜幼少期編〜
第10話 公爵令嬢として守るべきもの
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アルベルトと修練場で会ってから半年が経った。
子供の成長力というのは案外凄いものでグングンと背が伸びていく。
新しい服を新調するさいに私はパンツタイプの服を要望した。
別にこの世界には女性の騎士だっている。
公爵家の人間としてフリフリのドレスばかり着ているわけにもいかないだろう。
これなら動きやすいし、王子だって女性の魅力を感じない私からすぐに離れてくれるさっ!
ある程度魔法も扱えるようになり、剣の修練も誰かに教わらなければ。
私がやっていたのって日本の剣道だから、ここの世界で通じるような剣術を身につけないといけないのよね。
お父様にお話しないとな、、、
お母様は、、側室の一件から女性に対して更に敏感に感じるようになってしまった。
密かにお母様にはメイドを近づけないように頑張ってはいるが一切関わりを持たせないというのは無理な話であるから心臓に悪い。
「お嬢様っ!」
あぁ、メアリーの焦った声が聞こえる。
いつになったら良い知らせをメアリーから聞くことが出来るのか、、、
「どうした?」
「その、奥様が。」
今度はなんだって言うんだ、、、
お母様の部屋に向かいながらメアリーに話を聞くと半年ほど前に誕生日パーティの準備が気に入らないと怒鳴られていたマーサを呼びつけ、お父様と関係を持っているのではと疑ってかかっているそうだ。
これを危惧していたんだよ。
まぁいつかはこうなると思ってはいたけど。
「お嬢様の指示通りマーサから目を離さぬようにして参りましたがマーサが旦那様の部屋から出たとこを見たことがございません!」
「落ち着いてメアリー。」
そりゃあ半年も共にいれば情も湧く、、、か。
お母様の部屋の前に着くと怒号と物の割れる音、そして恐らくマーサの許しを乞う怯えた声が絶えず聞こえる。
そんな様子にメアリーもいてもたってもいられないといった様子であった。
「メアリー、執事たちを呼びなさい。そしてしばらくメイドはここには近付かないように伝えなさい。いえ、メイドだけではなく女性の使用人すべて。いいね?」
「か、かしこまりました!」
「さて、、、と。コホンっ」
お母様のドアを軽くノックし、お母様に話しかける。
「お母様、わたくしです。ダリアです。」
声をかけながらドアを開けると想像以上に荒れている部屋の有様を見て思わず眉をひそめてしまった。
お母様は開ききった瞳孔で怯え震えているマーサを見下ろしていた。
「お母様、お話は伺っております。ですが見張り役として付けていたわたくしのメイドもお父様の部屋から出た者を見ていないと申しております。」
狂気に満ちた瞳をギョロりと向けられて私は思わず背筋を凍らせてしまったがここで引いてはマーサも私でさえも危うい。
「その見張り役も同じメイドでしょう?そんな女の言葉を信じるの?この女は若さを利用してあの方に近付いたのよ!あぁ!いやらしい、いやらしい!いやらしい!!!いやらしいぃ!!!!この屋敷からすぐに出ていきなさい!!!」
「奥様っわたくしは何もしておりません!旦那様とも何もございません!どうかっどうかおゆるしを!」
ダメだ、、、会話にならない。
「、、、、では、わたくしの言葉はいかがでしょう?」
「ダリア、、、ちゃんの?」
「このメイドをわたくしの専属メイドに致します。わたくしの傍にいればお母様も安心でしょう。」
お母様を落ち着かせた私は承諾を得てマーサを私の部屋に連れていった。
所々に切り傷がありとても痛ましい姿であったが何より心の傷の方が大きいだろう。
「メアリーが戻ったら手当てをしてもらおう。その間に私は風呂の支度をするか。」
「あ、あの!お嬢様っ」
「ん?」
「何故、、、このような待遇。わたくしは疑いをかけられている身です。それなのに何故優しくしていただけるのですか?」
今にも泣きそうなマーサに私は改めて自覚をした。
「お父様とは何も無いんだろう?」
「も、勿論でございます!命にかけてそのような!」
「じゃあ私はその言葉を信じるよ。」
私には守るべきものがあるのだと。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
子供の成長力というのは案外凄いものでグングンと背が伸びていく。
新しい服を新調するさいに私はパンツタイプの服を要望した。
別にこの世界には女性の騎士だっている。
公爵家の人間としてフリフリのドレスばかり着ているわけにもいかないだろう。
これなら動きやすいし、王子だって女性の魅力を感じない私からすぐに離れてくれるさっ!
ある程度魔法も扱えるようになり、剣の修練も誰かに教わらなければ。
私がやっていたのって日本の剣道だから、ここの世界で通じるような剣術を身につけないといけないのよね。
お父様にお話しないとな、、、
お母様は、、側室の一件から女性に対して更に敏感に感じるようになってしまった。
密かにお母様にはメイドを近づけないように頑張ってはいるが一切関わりを持たせないというのは無理な話であるから心臓に悪い。
「お嬢様っ!」
あぁ、メアリーの焦った声が聞こえる。
いつになったら良い知らせをメアリーから聞くことが出来るのか、、、
「どうした?」
「その、奥様が。」
今度はなんだって言うんだ、、、
お母様の部屋に向かいながらメアリーに話を聞くと半年ほど前に誕生日パーティの準備が気に入らないと怒鳴られていたマーサを呼びつけ、お父様と関係を持っているのではと疑ってかかっているそうだ。
これを危惧していたんだよ。
まぁいつかはこうなると思ってはいたけど。
「お嬢様の指示通りマーサから目を離さぬようにして参りましたがマーサが旦那様の部屋から出たとこを見たことがございません!」
「落ち着いてメアリー。」
そりゃあ半年も共にいれば情も湧く、、、か。
お母様の部屋の前に着くと怒号と物の割れる音、そして恐らくマーサの許しを乞う怯えた声が絶えず聞こえる。
そんな様子にメアリーもいてもたってもいられないといった様子であった。
「メアリー、執事たちを呼びなさい。そしてしばらくメイドはここには近付かないように伝えなさい。いえ、メイドだけではなく女性の使用人すべて。いいね?」
「か、かしこまりました!」
「さて、、、と。コホンっ」
お母様のドアを軽くノックし、お母様に話しかける。
「お母様、わたくしです。ダリアです。」
声をかけながらドアを開けると想像以上に荒れている部屋の有様を見て思わず眉をひそめてしまった。
お母様は開ききった瞳孔で怯え震えているマーサを見下ろしていた。
「お母様、お話は伺っております。ですが見張り役として付けていたわたくしのメイドもお父様の部屋から出た者を見ていないと申しております。」
狂気に満ちた瞳をギョロりと向けられて私は思わず背筋を凍らせてしまったがここで引いてはマーサも私でさえも危うい。
「その見張り役も同じメイドでしょう?そんな女の言葉を信じるの?この女は若さを利用してあの方に近付いたのよ!あぁ!いやらしい、いやらしい!いやらしい!!!いやらしいぃ!!!!この屋敷からすぐに出ていきなさい!!!」
「奥様っわたくしは何もしておりません!旦那様とも何もございません!どうかっどうかおゆるしを!」
ダメだ、、、会話にならない。
「、、、、では、わたくしの言葉はいかがでしょう?」
「ダリア、、、ちゃんの?」
「このメイドをわたくしの専属メイドに致します。わたくしの傍にいればお母様も安心でしょう。」
お母様を落ち着かせた私は承諾を得てマーサを私の部屋に連れていった。
所々に切り傷がありとても痛ましい姿であったが何より心の傷の方が大きいだろう。
「メアリーが戻ったら手当てをしてもらおう。その間に私は風呂の支度をするか。」
「あ、あの!お嬢様っ」
「ん?」
「何故、、、このような待遇。わたくしは疑いをかけられている身です。それなのに何故優しくしていただけるのですか?」
今にも泣きそうなマーサに私は改めて自覚をした。
「お父様とは何も無いんだろう?」
「も、勿論でございます!命にかけてそのような!」
「じゃあ私はその言葉を信じるよ。」
私には守るべきものがあるのだと。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
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