冷血公爵は呪われし美女を溺愛する

ナナスケ

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二人の関係

第十三話

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「フラックスか、、、」

優しい目で見つめていると、レオがコホンと咳払いをする。

「本当に奥様は奥ゆかしい方ですね。とても子爵令嬢とは、、、」

レオの言葉にリアムは眉をぴくりと潜める。

「今は公爵夫人・・・・だ。」

「失礼いたしました。それにしても貴族が草花の花言葉をご存知とは。」

リアムは静かに花を置くとメイドを呼んだ。

「これを押し花にして栞を作れ。綺麗にな。」

「かしこまりました。」

「初めてローズからの贈り物だ。」

そういうと[花の事典]と書かれたシンプルな赤い本を手に取って読み始めていた。

「この本をブラン城で2人で読んだのだ。」

そういってまるで写真のアルバムを見ているかのように丁寧にめくっていく。

「花なんぞ、ただの女の飾りだと思っていたが、、、」

そう言って静かに目を閉じた。



その夜、少しだけ食卓がほんのり甘い雰囲気に包まれていたとか。




ヴェルグラ城に住み始めてから3ヶ月が経とうとしていた。
過ごしていくうちにローズはひとつの事を気がかりとしていた。

それは、リアムが月に1度部屋に引こもることがある事だ。

食事も、寝る時も。一切部屋を出ない。
それに、いつもの自室ではなく城の離れの塔に閉じこもっているのだ。
ローズも呪いの薔薇と共によく部屋に閉じこもっていた。
謎の親近感と言い知れぬ不安をローズは胸に抱いていたのだ。
自分に固執するがそこにあるのでないかと、、、

いつものように図書室で本を読んでいると後ろから優しくリアムが抱きしめる。

「何を読んでいるのだ?」

「世界にいる獣について書かれている本を、、、」

そういっていつものようにリアムに差し出すと眉をひそめ、目を逸らした。

「そうか、、、」

不思議に思いながらもローズはリアムに問いただす。

「あの、、、たまに塔に行かれますが具合でも悪いのでしょうか?なにか持病でも?」

不安そうにリアムを見つめるローズに彼は少し驚いていた。
まさかローズが自分に対して興味を示すとは思わなかったからだ。

「いや、、、なんでもないんだ。時折古傷が痛む時があってな。」

「そう、、、ですか。」

「お前が俺の身を案じてくれるとはな。嬉しい限りだ。」

そういってローズの頭にキスを落とす。

「、、、」

「だが、念の為に塔に近づくんじゃないぞ?お前に何かあったら俺は、、、」

リアムの言葉にローズはなぜ?と問う。

「いいから、、、」




次回につづく


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