おっさん、本でチートスキルを得る

盾乃あに

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大地震

帰路

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 ダンジョン10階層、オークソルジャー、
「無理無理無理無理無理無理!」
「いけ!今のお前なら倒せるから!」
「出来ないですよ!あんなデカいのに!」
「そうか?ステータス見てみな」
ーーー
 貴島誠キジママコト 16歳
 レベル15      職業 剣士
 スキル スラッシュ、パリィ、ダブルスラッシュ
 ユニーク 無し
ーーー
 俺がオークソルジャーを止めてる間に目を輝かせているマコト。
「んじゃいけ!」
「必殺!ダブルスラッシュ!」
 なーにが必殺だよ。
『ブヒィ』
 と霧になってドロップの肉と魔石を落とした。
 宝箱が出てくると、
「た、宝箱が!」
「罠があるから後ろから開けろ」
「はい!」
“ピュンッ”と毒針が飛んで罠はなくなる。
 宝箱には珍しくマジックポーチが入っていた。
「お前運がいいな」
「そ、そうですか?えへへ」
「よし帰るぞ!」
「はい!」
 とモノリスに触って帰る。
 ギルドに向かうと学生から奥様方までたくさんの人が並んでいた。
「おぉ、ネットもバカに出来ないな!」
 並んでるのを見ながらギルドに入ろうとすると、
「あ!誠じゃねーか!お前何横入りしてんだ!」
「あ?こいつはもうモノリスに触ったぞ?」
「な、じゃ、じゃあ、ダンジョンに」
「いったよな?ボスまで倒して来た」
「僕はもう弱虫なんかじゃない!」
 と言ったマコトは大人の顔をしていた。
「けっ!どうせ、その男に倒してもらったんだろ?」
「僕は!僕は何と言われてもいいけど師匠の悪口を言うな!」
 いつ師匠になったんだ?
「だ、黙れこの!」
「やー!」
“ボカッ”と殴るとレベル差があるので吹っ飛んだ男の子。
「あーあ、『ヒール』」
「完全に伸びてるな」
「やり過ぎてしまいました」
「いうね!ハハッ、マコトも頑張れよ?」
「はい!」
 と言って帰って行く。
「私に任せてどこ行ってたのよ!」
 と後ろから声がするので、
「ちょっとな、んじゃ変わるか?」
「いいわよ、もう!勝手にいなくならないでよね?」
「はいはい」
 マコトに殴られた子も触ってステータスを見て喜んでいたが、そっからが大変だからな?

 夜になるとアメリカ人達が帰って来て傷だらけで笑っている。
What are you 何笑ってるの? laughing at?」
 Because it's like ゲームみたいだからさ a game」
「あーね」
「わかるの?」
「これでも多少はね?」
「なんだ」
 と言ってビールを飲むと、
 sell me that beerそのビール売ってくれ
「だってさ!」
「はいはい、並んで買ってねー!」
 とビールは飛ぶ様に売れ、ドル紙幣が貯まってしまう。
 まぁ、ショップで使えるからいいか!

 ここも案外大丈夫そうだな。
「あとは静岡にも行きたいし、行かないといけない場所が多いな」
「そうね、一年で回れる?」
「最悪ロボット使うから大丈夫だ」
「は?ロボット?何言ってんの?」

 ルリは知らないからな、俺のチートはまだまだあるのだからな!

 翌日もアメリカ兵はダンジョンに向かうし、暇な学生や奥様方はモノリスを触りにくる。
 一応ダンジョンのある場所をコピーして渡している。
 んで、ギルド長は昨日の夜追い出した。
新しいギルド長がくるはずだが?
 三日目にようやくギルド長が来たと思ったら、
「お前かよ!」
「悪いか!これでもレベルも上げたんだぞ!」
 と来たのは埼玉のギルド長のバカ息子。
「ちゃんとしろよ?」
「わかってるよ!」
 と引き継ぎも無しにバカ息子に預ける。
「おーい!」
 と呼びにくる。
「なんだ?」
「お前らビールの缶くらい片づけていけよ!」
「最初の仕事だろ?」
「フッざけんな!」
「じゃーなー!」
 と喚いてるバカ息子を置いて次の街を目指す。

 がこれじゃ埒があかないな。
 最終兵器を投入するか?
「いや、まだだな」
『他の国から狙われますよ?』
「だよねー」
 日本全国に訴えかけるなら、
「よし、東京のギルド本部に帰ろう!」
「「「「ええー!」」」」
「だって、あそこが一番楽だろ?」
『そうですね、発信するなら一番いいと思います』
「だろ?」
 シックスからもオッケーが出たので帰ることにする。

 俺も運転疲れたのよ。
 これで北海道まで行くと何年かかるかわからんしな!
 最初から本部で良かった?
「まぁ、いい経験になったな」
『そうですね、私も衛星から見れますし』
「あ……だな」
「とりあえず復興の手伝いでもするかな」
 と走りながらダンジョンがあれば潰していき、途中から歩きになり、ようやく到着するまでに1か月かかった。

「おぉ、更地が増えてる!」
「おぉ!道もできてますよ?」
 とりあえずの道と建物の解体をしているな。
 とギルド本部がある街に入り、またビジネスホテルに入る。
 電気が通ってるのでスマホの充電をする。

 総理が動いてたそうだが知らない。
 だって、テレビがない。

 と言うことでショップでテレビを買ってみると、ようやく全体像が見えて来た。
 やはりシックスの画像は合っていた。
 そして静岡は大変なことになっていた。
 やはり放射線の範囲があり、そこには立ち入れなくなっているし、津波の影響で死者が約30万人、不明者を合わせるともっといくようだ。

 そして五年後のスタンピード……神は何を思っているのか。
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