おっさん、本でチートスキルを得る

盾乃あに

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大地震

一年後

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 あれから一年が経った。

 まぁレベルも上げつつ復興にも取り組んで何とか街も広がっていく。
 ギルドは大きなビルに姿を変えた。
 4年後のスタンピードに備えて国民全員がモノリスに触り、ステータスを取ることを義務付けることにした総理だが、退任してすぐまた総理が関係各国に打診してステータスを取らせて4年後のスタンピードに軍で立ち向かうと言う大胆な行動に出る。

 ギルドは冒険者の溜まり場になっていた。

「軍がやるんでしょ?あーしらがやることないじゃん」
「まーな、それが一番いいかもな」
 と話す若者を見ていると蹴飛ばしたくなるが、グッと我慢して、
“ガンッ”
「グェッ!」
「ほんならそこはお前の席ちゃうわ!アホンダラ」
 とオトが怒って蹴ると逃げて行く。
「俺だって我慢したんだぞ?」
「なんや、文句でっか?」
「はぁ、そうイライラすんなって」
 とオトに言い、復興した街を見ると本当に平和になった様な感覚に陥る。

 まぁ、自衛隊や支援のおかげで早く復興したのだが、まだ爪痕は深く残っている。

 そして軍が富士のダンジョンを押さえてしまったので、俺もやることがなくなってしまった。
 まぁ、『俺のダンジョン』には潜ってレベル上げをしているが、軍が富士のダンジョンを攻略して潰してくれるならそれでいい。

『このままだと90%の確率で軍が負け日本は壊滅します』
「はぁ、じゃあどうすんだよ?」
『その為のチートじゃないんですか?』
「……い、言う様になったじゃん」
『お陰様で』
 とシックスに言われちゃしょうがないか。

「はぁ、『テレポート』でいくかね」
 『瞬間移動テレポートで僕は精霊の国に行き来する』と言う本を読んで『発現』したユニークだ。

『座標を出します』
「富士ダンジョン行く奴いるぅ?」
 そう聞くと、
「「「「おー」」」」
 と三人娘とルリはテンション低めだな。
「何そのやる気ないテンション?行けるんでっか?」
「まぁね!行く?」
 どうせならオトとガイにも経験させるのもありか。
「行きまっせ!」
「俺も行く!」
 とガイも行くらしい。

「んじゃ『テレポート』」


「っと、ここは?」
『富士ダンジョンの10階層です』
「ボス部屋じゃん!」
「うおっと!」
 キラーベアーが腕を振り上げている。
「シッ!」
「『ライトニング』」
 といち早く反応したサヤカとダイヤが倒してしまった。
 ドロップは毛皮と肉と魔石。
 宝箱は罠無しで鉄の剣だ。
「さすがですな!」
「俺もクラクラしてた」
 とオトとガイが言う。
「まぁ、倍は違うと思うから頑張りなよ?」
「「へ?」」
 と惚けた声を出すオトとガイ。
「いや、レベルのことだよ?こいつら100はとっくに超えてるから」
「えへへ」
「ウッソやろ!そんな暇ありました?」
「まぁね」
 と2人ともピースをしているのでオトとガイにも頑張ってもらいますか!

 それから下の階層へ降りて行く。
 オトとガイが2人で倒しているので楽だな。
「ほんま納得いきませんわ」
「俺らの倍……」
 とレベル上げをしながら降りて行く。

「でも軍がここ占拠してからだいぶ経つよな?」
「だね、まさか10階層で止まってるとかじゃないよね?」
 まぁ、途中でかち合うことになるのはしょうがないか。

 20階層、オークウォーリアー、
「ほないきまっせ!『風纏い』おらぁ」
『プギャア……』
「まぁここら辺はな」
 オトのユニークらしい『纏い』でオークウォーリアーを撃破。
 ドロップは肉と魔石で、宝箱は風の弓。

 28階層、安全地帯。
「『纏い』使うの早いんじゃないか?」
「いいんです。さっさと倒せたやろ?」
 とガイとオトが喋ってると、ルリが、
「まぁね、とりあえずここで休憩ね」
「はぁ、早く下に行きたいですね」
 とサオリが言うが、
「『テレポート』は?」
 階層の高さがわからんからな、外に出る時しか使えないだろうな。
「階層間は使えない」
「なーんや、地道に行きましょ」
「コーラ」
 ルリに怒られるオト。
「ほい!」
 ってか、こいつらのレベル上げをしながら行かないといけないからな。
ーーー
 氷室緒都ヒムロオト 28歳
 レベル68      職業 纏い士
 スキル 風魔法 火魔法 氷魔法 雷魔法
 ユニーク 纏い
ーーー
 神田甲斐カンダガイ 27歳
 レベル69       職業 ブレイバー
 スキル チャージ ブレイク ストライク パリィ ガードブレイク
 ユニーク フルパワー
ーーー
 まぁ、まだまだ伸び代はあるしな。
 だが、一年でギルドの仕事しながらレベル上げるのは辛かっただろうな。

 経験値2倍があるからすぐに追いつくと思うけどなあ。
 とりあえずここで今日は寝ることにする。
 まぁ交代でだが、問題はないだろ。
「あ!それまだ食ってへん」
「早い者勝ちだ」
「あー!ガイが食べた」
「早い者勝ちだ」
 と焼肉するとこんな感じだ。
 安全地帯があればこんなこともできるが、無い階層もあるので見極めが大事になってくる。

「なぁ、あんさん、レベルはいくつですの?」
「ん。372だ」
「は?あんさんだけでこのダンジョン攻略するつもりでっか?」
「俺だけじゃ無理だろ、みんなにも頑張ってもらわないとな」

ーーー
 本願寺時人ホンガンジトキト 36歳
 レベル372    職業 読者
 スキル 発現 料理 鑑定 隠蔽 全魔法 全戦術 話術 マップ 錬金術 テレポート
 ユニーク 本 収納 ダンジョン ヒューマノイド  経験値2倍 ショップ 異世界ショップ
ーーー
 シックス(typeSS)
 レベル360
 スキル 自動回復 ビームソードS バルカンS  追尾ミサイルS
 ユニーク 自爆(封印中)
ーーー
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