おっさん、本でチートスキルを得る

盾乃あに

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大地震

模倣

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 やはり都市の復興に力を入れてる総理のおかげで東京は新しく生まれ変わって来ている。
 こちらもルリがビルを丸々一棟買ったのでそこにクランを建てることにした。

 クラン名は『ソード・クラン』。
 ヴァルキリーモチーフのマークに剣が合体しているマークだ。
 もちろんトップはルリ、俺は入らなかった。

 ギルドに行くとルリが待っていて、
「何で入ってくれないのよ!」
「べつに俺は俺でやることがある!」
 そんな組織に入ったらやれないことが多くなる。
「トップやらせてあげるって言ってるでしょ!」
「別にいらない」
「んじゃ、顧問でいいわよ!名前貸しなさい!」
「んー、それならいいかな」
 顧問かぁ。
「よし!ソードクラン顧問ね!」
「はいはい」
「えー、トキトさんはいらないんですか?」
「私はトキトさんがトップだって言ったから」
「辞める」
 と三人娘が言うが、
「ストーップ!あんたらもう、うちのクランなんだから辞められちゃ困るのよ!」
「そうだぞ?一回入ったんだから辞めるのは無しだ」
「騙された」
「そんなぁ」
「お前たちには下を育ててほしいからな」
 サオリ達だったら下を育てていけるだろう。
 まぁ、物資関係は俺がいるから困らないだろうしな。

「日本一のクランにしてみせるわよ!」

「ならトキト必要」
「まぁ、顧問はするからな」
「わかった」
 と渋々納得するダイヤ。

 今やクランは乱立している。
 小さいクランから大きいクランまで、だが街ごとにあるような感じだな。
 やはり1人では難しいことをクランならできるからだな。
 クラン内でパーティーを組んでレベルアップもできるし、パーティーリーダーになればそれなりの地位なわけだ。
 三人はもちろんパーティーリーダーだからこれから忙しくなるだろう。

「兄貴!俺らも入れてもらいました!」
「だれ?」
「ひ、酷いっすよ!剣と防具くれたじゃないですか!」
「そうっす!俺らブラザーズってパーティーっす!」
「あぁ、酒やったやつらか!頑張ってるみたいだな!」
「はいっす!」
 とギルド本部にいるほとんどがソードクランに入っている。

 宿に帰ると、
「よし、俺1人なら何でもできるな!」
『私もいます』
「お、そうだったな!シックス、今から大量に武器防具を買うぞ」
『はい』
 ソードクランの売店に置いておくためにそこそこいいものを買っていく。
 クランのメンバーのやる気になればと、買い揃えて行く。

 値段は高めに設定しておく。
 あまり安いとありがたみがなくなるからな。
 それをルリに渡しておけば仕事は終わりだ。
「さて、俺らもレベル上げするか!」
『はい!』
 富士ダンジョンに向かい一気に駆け降りて行く。

 ようやく350階層、ここはもう歯応えのあるモンスターになって来たな!
 さすがに、1人じゃキツいが、シックスもいるので何とかなっている。
『アグっ』
「おらぁ!シックス無事か?」
『はい、これくらいなら自己再生でいけます!』
 ボスはドラグナーというドラゴンの人型のような装備をしているモンスターが出てくる。
「くそ、一気に行くぞ!『ライトニングバースト』」
「トールハンマー!」
 2人で一体を倒して行くのがやっとだ!

 これくらいなきゃ俺のレベルも上がらないからな!
「何とかなったな」
『これが外に出て来たら最悪ですね』
「だから俺らが片付けないとな」
 ドロップは皮とドラグナーの防具、宝箱からは金貨700枚が出て来た。

 さすが350階層、宝箱も豪華になってるな。
 流石に潜って1か月以上経ってるのでここらで一回帰る。

 街に戻るとまただいぶ復興が進んでるな。

 またビジネスホテルに泊まるために行くと、今度はお金だったので普通に払って二部屋取る。
 久しぶりのシャワーを浴びて、缶ビールで1人乾杯をする。

「はぁ、疲れたなぁ」
 結局何階層まであるんだ?
 350階層であの強さだろ?もし1000階層まであるとしたら……
 まだまだレベルアップが必要だな。
 本を読むと、『僕は複製コピーで商売繁盛』と言う本があったので『発現』する。

 試しに鉄の剣をコピー100本したら最後の方はおかしくなってしまった。
 やはりコピーのコピーはどんどん雑になって行くらしい。

 他にも本を読んだが『バズった』とかのやつはなかなか『発現』が難しいのでやりやすそうなのを読んでいるが、『俺は運でガチャを引くー美少女軍団で世界一に』
 なんかはガチャから人が出てくるのか?
 ちょっと怖いのでパスだな。
 まぁ、複製コピーで沢山武器を増産してギルドに置いてくかな。

 翌日ギルドに行くと、
「あんた1か月もどこにいってたのよ!」
「いや、ダンジョン探索だが」
「武器防具が足りないのよ!」
「へいへい」
 と大量の武器防具を出して行く。
 
「こ、こんなに?」
「まぁな、いるだろ?」
「ありがとう、でもやっぱり」
「やだよ、俺はトップをやりたくない」
「……そう、けっこう大変なのよ?」
「だからだよ」
 とルリと喋っていると、
「あ、トキト」
「おう、ダイヤ。元気してたか」
「ううん、元気ないトキトいないから」
 また可愛いことを言ってくる。
「あートキトさんがいる!」
「ホントっすか!俺は」
「トキトさーん」
 あはは、俺はいつの間にこんな人気者になったんだ?

 それとダイヤ達のシリーズ装備も模倣させてもらった。
 いつか役に立つだろ。
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