選ばれた者 おっさんの気ままな冒険

盾乃あに

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第4章 動くおっさん

無人島ダンジョン

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リンリンside

仕方がないか、あの無人島は別にほっとけばよかったのに見つけてしまったらしょーがないか。
まぁ今回は見逃そう、でないと壱番君の心が死んでしまう、チリツカは別にどうでもいいが・・・いや、あいつも必要か

くそ!どうして上手くいかないんだ

カズトside

「だーかーらー!なんで私まで一緒なんですかー?」
四ツ谷が叫んでるが
「あ?」
「この野郎!後で覚えとけよ!」
聞こえないふりも大変だ
今俺達、チリツカと四ツ谷、俺は無人島ダンジョンに向かってクルーザーで海の上だ
流石にまだ寒い季節に極寒の海!
クルーザーは波飛沫を上げながら爆走中!
景色は綺麗かもしれないが観てる余裕はない。
しかしチリツカが運転出来るとは、なんでも出来るなこいつ・・・モテる奴だ!男の敵だ!四ツ谷もチリツカに喰いつけばいいのに、ってチリツカが迷惑か!

近くまで来たみたいで減速したのでマップを確認するが、島中真っ赤!何回スタンピードがあったんだ?
「どーします?引き返します?」
聞いてくるチリツカに
「んなわけないっしょ!耳塞いどいて!思いっきりね!」
二人が塞いだのを確認したらまずは上陸地点の確保に
サウンドブレイク
魔法で鼓膜破けて倒れていくモンスター
「いいぞー」
と肩を叩くと
口パクでなんか言ってる
ヒールをかけてやると
「耳塞いでてもやられたわよ!何よあれ!」
「流石に私もクラクラしますよ・・・」
けっこう遠いから強めにやったのが不味かったか。
「悪い!でも上陸は出来るぞ!」
と指刺すとモンスターは倒れて動けない

上陸したらクルーザーを倉庫に入れる、浜辺に大量の蠢く緑色、トドメを刺していき解体はしない、何故ならゴブリンばっかり。
多分DPの節約だろう、早く行ってやらねば
しかし無人島だけあって森が凄い!砂浜以外全て木だ!
景色を堪能する前に片付けなきゃならないな!
「俺はこっちから、四ツ谷とチリツカはそっちから回って敵を掃除してくれ!」
するとチリツカも四ツ谷も不満そうに
「一緒に回ればいいじゃないですか!」
「そうですよ、時間はあるんですから」
と二対一で負けて一緒に回ることに
「何匹ゴブリンいるんだよ!」
「放置ダンジョンですから分かりません」
「にしてもゴブリンばっかり」
臭くて鼻が曲がりそうだ
そんなに大きな島ではないので小一時間で回れるはずが四時間かかった
「ほら、やっぱり別れた方が良かっただろ?」
「まさかこんなにいるとは」
「ゴブリンの魔石でもこんだけあると凄いですね」
倉庫から一回出してみたら山が出来そうなほどの魔石、とりあえずしまっといて
「ダンジョンの場所はさっき見たとこだよな?」
「そうですよ、あの洞窟になりますね」
「ヌメヌメしてて気持ち悪そうだったけど」
気持ちのいいダンジョンなんてダンジョンハウスくらいだろ
「んじゃいこーか!」
「「うーい」」
チリツカも馴染んだな

一層から十層までは普通のダンジョンでゴブリンのみ、十一からは水!海中か?透明度が高くて助かるけど
「これ食べると呼吸出来ますよ」
とチリツカが出して来たのは水中ガム、これあったな
「持ってるぞ、これどれくらい持つ?」
「大体一時間程ですね、新しいの噛めばまた息ができますから」
不思議ガムだな!
「四ツ谷電気系統のは使うなよ!」
「分かってますよ!前、中級ダンジョンで滑ってボブが痺れてましたし」
まじか!見たかった!
「惜しいことをした」
「カズトさん、なんか武器貸してくださいよ、炎の武器じゃここからキツイですよ」
あー、そーだな水系か風系かノーマルだな
適当に出して選ばせる
「あ、軽いコレ!コレでいいです!」
ウインドソードか、まぁ無難なとこだろ
「斬るとき風の刃がでるから方向だけ注意してけよ」
チリツカは魔法で行くらしい、俺も猫丸だけ
「んじゃいきますか!」
と海の中へ、ガムを噛むと息が出来てて苦しくない!すげー不思議体験、身体の動きを調整してから指で行こうと突くと四ツ谷が暴れて危ない!一旦陸へ
「なんだよ?どうかしたか?」
「脇腹はやめて下さい!死ぬかと思いました」
こっちが斬られるかと思ったよ!こいつ弱いのか、危ないから肩にしておこう
進んでいくが敵がほとんど居ない。
いてもウミヘビか亀、亀はガ◯ラの様に回ってくるが猫丸で斬れるので問題ない、ウミヘビもマップに映ってるからすぐわかり対処する。
三十層まで海が続いて三十一層からは岩の道に海のダンジョン、敵はサハギン、半魚人だな、が銛を持ってやってくるがランクEだしね。

四十九層、ここまでサハギンのみ、どんだけDP足りてないの?心配だよおっさんは!

五十層が最下層見たいでマスターは長くて青い髪の人魚!のばあちゃん。
「大丈夫か?」
「・・・腹減った」
とりあえず食い物出してやるとガツガツ食ってる、胃が受け付けなくて戻すと思うけど
「誰も取らないからゆっくり食べな」
「ありがとう、死ぬかと思った」
ばあちゃんかと思ったら干からびてただけだった、でもヤバかったんだろうな
「ここも一月十万DPか?」
「そうよ、でもゴブリンだけでも出さないといけないし誰もこないからゴブリンすぐ出て行って一月に半分以上持ってかれるの!」
おー、人魚!つーか、なんで戻れるの?まーここも不思議生物という事ですね。でも小柄な少女で金色の瞳の可愛い人魚だ
「チリツカ、どーしたもんかな?ここにギルドつくるか?でも遠いか」
チリツカも難しい顔をして
「一応日本海域ですから管理はしないと行けませんが難しいですね」
「ダンジョンって移せないんだよな?」
「ですね、地球が出してますから」
スタンピードのスピードって違うのかな?
「モンスターの種類でスタンピードの時間は変わるか?」
チリツカはいい顔で
「それですね!溜めない程度に駆除するならスライムにすれば一月に一度、十層まで駆除すれば二月いけるくらいは出来るかも!」
さすがチリツカ!
「だそうだ!あ、俺は千社 数人、こっちがチリツカでそっちが四ツ谷、でお前は?」
俺は自己紹介して
「私は人魚で名前は有りません、気づいたらここに居たので」
来て良かった、こんな可哀想な子が居たんだから
「チリツカ、来て良かったな!」
「ですね!」
と二人で笑い合う
「人魚が可愛いからって鼻の下伸びすぎですよーだ」
本当に四ツ谷は
「あはは!こいつを助けに来れたんだ良かっただろ?」
「その為に来たんですか?お人好し過ぎますよ」
怒ったフリをしている四ツ谷、こういうとこは可愛いのにな、残念な奴だ。
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