10 / 11
陰謀
しおりを挟む
数日後。
今日は神殿で奉公の予定だったので、城の入り口で馬車に乗ろうとしたとき、ちょうど来客とすれ違った。
その人は旧サルサン国の貴族だ。名前は思い出せない。敗戦したあと、降伏はしたが領地をかなり減らされたはずだ。
「どうしましたか?」
「こちらにいらっしゃるエミリーヌ王女殿下にお会いしに来たのだ。一年後に捨てられる夫人が私に何の御用だ? もしかして私の妾でも狙っているのか?」
彼は好色な顔つきで品定めするように私をじろじろと見ていた。
「いいえ」
私がはっきりと拒否すると、彼は鼻息を荒くして、不機嫌そうに去っていった。
「行きましょう」
護衛に声をかけると、彼は用意した馬車に私を案内して乗車を手伝ってくれる。
彼はメイアス様の計らいで私に付き添っている。
神殿にいつものルートで進んでいると、途中の路上で他の馬車が立ち塞がるように止まっていた。脇を通り抜けるには道が細くて無理だったようで、私の馬車まで止まる羽目になった。
「どうしたのですか?」
護衛に声を掛ける。
「どうやら脱輪したようで、修理しているようです。迂回されますか?」
「いいえ、人手があったほうがいいから手伝いましょう。もし領主の馬車が困っている人を見捨てたと悪評が立ったらメイアス様にご迷惑がかかるかもしれないわ」
馬車には侯爵家の紋章が掲げられている。
私の返答に護衛は驚いたように目を瞬き、嬉しそうに微笑んだ。
「奥様はご主人様のことを大事に思われているのですね。美しいだけではなく、お優しい奥様を当家にお迎えできて、仕える身として誇らしいです」
「まぁ……ありがとう」
好意的に受け止められてありがたいはずなのに、護衛の称賛を素直に受け取れなかった。胸の奥がじんわりと痛む。
メイアス様と夜を過ごすたびに彼の優しさに触れ、どんどん彼に惹かれていた。
でも、それはレイを裏切ることだ。彼との思い出が過去になっていくほど、彼に対して申し訳なくなっていく。
メイアス様がレイだったらどんなに良かったことか。でも、そんな風に考えるだけで、今度は彼に申し訳なくなる。
二人への想いに私自身が押し潰されそうになる。
「奥様は中でお待ちください。私どもがやりますので」
「では、よろしくお願いします」
私も腰を上げて手伝おうとしていたけど、察した護衛に止められた。
馬車の中で一人きりとなった。
すると、突然馬車の扉がノックされた。
「聖女様、お助けください」
鍵を開けるなと言われていたが、助けを求めてきた国民を無下にはできない。
様子を窺うために扉を少し開けると、見知らぬ男が手を割り込ませて無理やりこじ開けて入り込んできた。
何をするの。そう叫ぼうとしたら、男は素早い動きで私の口元を何か布で押さえつける。
叫ぶ間もなかった。鳩尾に当身をくらった途端に意識が遠ざかり、私はあっさりと気を失った。
寒気がして目が覚めた。寝て起きたら、見知らぬ場所にいた。
どこかの納屋のようで、古びた道具や箱が部屋の隅に置かれている。
床に寝かされていた。両手を後ろで縛られた状態で。
身の危険を感じて、血の気が引いてくる。
「よう、目覚めたか」
知らない声が聞こえたので、慌てて視線を向ける。最後に見た男ともう一人別の男が立っていた。
「あんたには恨みはないが、依頼されてね。思ったより目覚めが遅くて焦ったが、ちょうどよかった」
二人とも、いやらしい目つきで、舐めまわすように私の体をじっくりと見下ろしている。
生理的な嫌悪感が襲ってきた。
「依頼主って誰なの?」
誰かが自分をひどく恨んでいる。その事実はとても私を苦しめる。
「言えるわけないだろう? 時間稼ぎか? ここが見つかるわけないって。まぁ、抵抗しなきゃ気持ちよくさせてやってもいいぜ」
下卑た笑いを浮かべながら男たちが近寄ってくる。
「いや、来ないで!」
恐怖のあまりに目を瞑って思いっきり叫んだときだ。
「うわ! なんだこれは!」
「やめろ! くるな!」
男たちが半狂乱な様子で慌てだした。
何が起こったのかと見れば、小さな生き物が彼らの体に噛みついていた。
それはネズミだ。何匹ものネズミが足元をものすごい勢いで走り回り、男たちに飛びかかっている。
噛まれた男たちは、私を襲うどころではなかった。
私はこの隙に立ち上がり、出入り口に向かって走り出す。引き戸だったので、後ろを向いて取っ手に触れ、器用に戸を開けて建物から脱出できた。
途端にけたたましい鳴き声が頭上から聞こえた。
空を黒く覆い尽くすほどのカラスが、空で舞うように飛んでいた。何羽いるのか分からないくらい大量だ。
異様な光景に唖然としていたら、後ろから男たちがネズミに襲われながらも私を追いかけてくる。
「来ないで!」
私が叫んだとたん、今度はカラスが一斉に急下降してきて男たちに襲い掛かっていた。
男たちの阿鼻叫喚が聞こえるけど、全然同情できなかった。
きっとこれは、神様の加護のおかげだろう。以前も助けてもらったことがあるから、そう思えた。
「奥様!」
声がして振り向けば、侯爵家に仕える人たちが血相を変えて走り寄ってきた。
「大丈夫ですか!?」
ジンだ。メイアス様に仕えている男だ。彼は私に慌てて駆け寄り、両手を拘束していた紐をすぐに切ってくれる。
他にも侯爵家に仕える騎士たちが集合し、男たちを素早く捕獲していた。
「やっぱりここにいらしたんですね」
「どうして分かったの?」
あの男たちの口ぶりは、見つかりっこないとかなり自信を持っていた。だから、これほど早く助けに来てくれるとは思ってもみなかった。
「メイアス様が空にカラスが集まっていると気づいて、そこへ行くように指示されたのです」
「そうだったの……」
私はそれからメイアス様が待つ城に無事に戻ることができた。
「ルミネラ、すまない。私が不甲斐ないばかりにあなたを危険な目に遭わせてしまった」
ぎゅっと抱きしめてくれるメイアス様の変わらぬ愛情のおかげで、私はようやく強張っていた体から力が抜けていくのを感じた。
「ありがとうございます、メイアス様。あなたのおかげで助かったんですよ」
言いながら、目から涙が次から次へと流れていく。
そんな私を落ち着くまで彼はいつまでも優しく抱きしめてくれた。
今日は神殿で奉公の予定だったので、城の入り口で馬車に乗ろうとしたとき、ちょうど来客とすれ違った。
その人は旧サルサン国の貴族だ。名前は思い出せない。敗戦したあと、降伏はしたが領地をかなり減らされたはずだ。
「どうしましたか?」
「こちらにいらっしゃるエミリーヌ王女殿下にお会いしに来たのだ。一年後に捨てられる夫人が私に何の御用だ? もしかして私の妾でも狙っているのか?」
彼は好色な顔つきで品定めするように私をじろじろと見ていた。
「いいえ」
私がはっきりと拒否すると、彼は鼻息を荒くして、不機嫌そうに去っていった。
「行きましょう」
護衛に声をかけると、彼は用意した馬車に私を案内して乗車を手伝ってくれる。
彼はメイアス様の計らいで私に付き添っている。
神殿にいつものルートで進んでいると、途中の路上で他の馬車が立ち塞がるように止まっていた。脇を通り抜けるには道が細くて無理だったようで、私の馬車まで止まる羽目になった。
「どうしたのですか?」
護衛に声を掛ける。
「どうやら脱輪したようで、修理しているようです。迂回されますか?」
「いいえ、人手があったほうがいいから手伝いましょう。もし領主の馬車が困っている人を見捨てたと悪評が立ったらメイアス様にご迷惑がかかるかもしれないわ」
馬車には侯爵家の紋章が掲げられている。
私の返答に護衛は驚いたように目を瞬き、嬉しそうに微笑んだ。
「奥様はご主人様のことを大事に思われているのですね。美しいだけではなく、お優しい奥様を当家にお迎えできて、仕える身として誇らしいです」
「まぁ……ありがとう」
好意的に受け止められてありがたいはずなのに、護衛の称賛を素直に受け取れなかった。胸の奥がじんわりと痛む。
メイアス様と夜を過ごすたびに彼の優しさに触れ、どんどん彼に惹かれていた。
でも、それはレイを裏切ることだ。彼との思い出が過去になっていくほど、彼に対して申し訳なくなっていく。
メイアス様がレイだったらどんなに良かったことか。でも、そんな風に考えるだけで、今度は彼に申し訳なくなる。
二人への想いに私自身が押し潰されそうになる。
「奥様は中でお待ちください。私どもがやりますので」
「では、よろしくお願いします」
私も腰を上げて手伝おうとしていたけど、察した護衛に止められた。
馬車の中で一人きりとなった。
すると、突然馬車の扉がノックされた。
「聖女様、お助けください」
鍵を開けるなと言われていたが、助けを求めてきた国民を無下にはできない。
様子を窺うために扉を少し開けると、見知らぬ男が手を割り込ませて無理やりこじ開けて入り込んできた。
何をするの。そう叫ぼうとしたら、男は素早い動きで私の口元を何か布で押さえつける。
叫ぶ間もなかった。鳩尾に当身をくらった途端に意識が遠ざかり、私はあっさりと気を失った。
寒気がして目が覚めた。寝て起きたら、見知らぬ場所にいた。
どこかの納屋のようで、古びた道具や箱が部屋の隅に置かれている。
床に寝かされていた。両手を後ろで縛られた状態で。
身の危険を感じて、血の気が引いてくる。
「よう、目覚めたか」
知らない声が聞こえたので、慌てて視線を向ける。最後に見た男ともう一人別の男が立っていた。
「あんたには恨みはないが、依頼されてね。思ったより目覚めが遅くて焦ったが、ちょうどよかった」
二人とも、いやらしい目つきで、舐めまわすように私の体をじっくりと見下ろしている。
生理的な嫌悪感が襲ってきた。
「依頼主って誰なの?」
誰かが自分をひどく恨んでいる。その事実はとても私を苦しめる。
「言えるわけないだろう? 時間稼ぎか? ここが見つかるわけないって。まぁ、抵抗しなきゃ気持ちよくさせてやってもいいぜ」
下卑た笑いを浮かべながら男たちが近寄ってくる。
「いや、来ないで!」
恐怖のあまりに目を瞑って思いっきり叫んだときだ。
「うわ! なんだこれは!」
「やめろ! くるな!」
男たちが半狂乱な様子で慌てだした。
何が起こったのかと見れば、小さな生き物が彼らの体に噛みついていた。
それはネズミだ。何匹ものネズミが足元をものすごい勢いで走り回り、男たちに飛びかかっている。
噛まれた男たちは、私を襲うどころではなかった。
私はこの隙に立ち上がり、出入り口に向かって走り出す。引き戸だったので、後ろを向いて取っ手に触れ、器用に戸を開けて建物から脱出できた。
途端にけたたましい鳴き声が頭上から聞こえた。
空を黒く覆い尽くすほどのカラスが、空で舞うように飛んでいた。何羽いるのか分からないくらい大量だ。
異様な光景に唖然としていたら、後ろから男たちがネズミに襲われながらも私を追いかけてくる。
「来ないで!」
私が叫んだとたん、今度はカラスが一斉に急下降してきて男たちに襲い掛かっていた。
男たちの阿鼻叫喚が聞こえるけど、全然同情できなかった。
きっとこれは、神様の加護のおかげだろう。以前も助けてもらったことがあるから、そう思えた。
「奥様!」
声がして振り向けば、侯爵家に仕える人たちが血相を変えて走り寄ってきた。
「大丈夫ですか!?」
ジンだ。メイアス様に仕えている男だ。彼は私に慌てて駆け寄り、両手を拘束していた紐をすぐに切ってくれる。
他にも侯爵家に仕える騎士たちが集合し、男たちを素早く捕獲していた。
「やっぱりここにいらしたんですね」
「どうして分かったの?」
あの男たちの口ぶりは、見つかりっこないとかなり自信を持っていた。だから、これほど早く助けに来てくれるとは思ってもみなかった。
「メイアス様が空にカラスが集まっていると気づいて、そこへ行くように指示されたのです」
「そうだったの……」
私はそれからメイアス様が待つ城に無事に戻ることができた。
「ルミネラ、すまない。私が不甲斐ないばかりにあなたを危険な目に遭わせてしまった」
ぎゅっと抱きしめてくれるメイアス様の変わらぬ愛情のおかげで、私はようやく強張っていた体から力が抜けていくのを感じた。
「ありがとうございます、メイアス様。あなたのおかげで助かったんですよ」
言いながら、目から涙が次から次へと流れていく。
そんな私を落ち着くまで彼はいつまでも優しく抱きしめてくれた。
81
あなたにおすすめの小説
現聖女ですが、王太子妃様が聖女になりたいというので、故郷に戻って結婚しようと思います。
和泉鷹央
恋愛
聖女は十年しか生きられない。
この悲しい運命を変えるため、ライラは聖女になるときに精霊王と二つの契約をした。
それは期間満了後に始まる約束だったけど――
一つ……一度、死んだあと蘇生し、王太子の側室として本来の寿命で死ぬまで尽くすこと。
二つ……王太子が国王となったとき、国民が苦しむ政治をしないように側で支えること。
ライラはこの契約を承諾する。
十年後。
あと半月でライラの寿命が尽きるという頃、王太子妃ハンナが聖女になりたいと言い出した。
そして、王太子は聖女が農民出身で王族に相応しくないから、婚約破棄をすると言う。
こんな王族の為に、死ぬのは嫌だな……王太子妃様にあとを任せて、村に戻り幼馴染の彼と結婚しよう。
そう思い、ライラは聖女をやめることにした。
他の投稿サイトでも掲載しています。
妹に裏切られた聖女は娼館で競りにかけられてハーレムに迎えられる~あれ? ハーレムの主人って妹が執心してた相手じゃね?~
サイコちゃん
恋愛
妹に裏切られたアナベルは聖女として娼館で競りにかけられていた。聖女に恨みがある男達は殺気立った様子で競り続ける。そんな中、謎の美青年が驚くべき値段でアナベルを身請けした。彼はアナベルをハーレムへ迎えると言い、船に乗せて隣国へと運んだ。そこで出会ったのは妹が執心してた隣国の王子――彼がこのハーレムの主人だったのだ。外交と称して、隣国の王子を落とそうとやってきた妹は彼の寵姫となった姉を見て、気も狂わんばかりに怒り散らす……それを見詰める王子の目に軽蔑の色が浮かんでいることに気付かぬまま――
【完結】妹ばかり愛され追い出された姉ですが、無口な夫と暮らす日々が幸せすぎます
コトミ
恋愛
セラフィナは、実の親と、妹によって、家から追い出されることとなった。セラフィナがまだ幼い頃、両親は病弱なカタリナのため設備環境が良い王都に移り住んだ。姉のセラフィナは元々両親とともに住んでいた田舎に使用人のマーサの二人きりで暮らすこととなった。お金のない子爵家な上にカタリナのためお金を稼がなくてはならないため、子供二人を王都で暮らすには無理があるとセラフィナだけ残されたのだ。そしてセラフィナが19歳の時、3人が家へ戻ってきた。その理由はカタリナの婚約が上手くいかず王宮にいずらくなったためだ。やっと家族で暮らせると心待ちにしていたセラフィナは帰宅した父に思いがけないことを告げられる。
「お前はジェラール・モンフォール伯爵と結婚することになった。すぐに荷物をまとめるんだ。一週間後には結婚式だ」
困惑するセラフィナに対して、冷酷にも時間は進み続け、結婚生活が始まる。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
偽物と断罪された令嬢が精霊に溺愛されていたら
影茸
恋愛
公爵令嬢マレシアは偽聖女として、一方的に断罪された。
あらゆる罪を着せられ、一切の弁明も許されずに。
けれど、断罪したもの達は知らない。
彼女は偽物であれ、無力ではなく。
──彼女こそ真の聖女と、多くのものが認めていたことを。
(書きたいネタが出てきてしまったゆえの、衝動的短編です)
(少しだけタイトル変えました)
婚約破棄の上に家を追放された直後に聖女としての力に目覚めました。
三葉 空
恋愛
ユリナはバラノン伯爵家の長女であり、公爵子息のブリックス・オメルダと婚約していた。しかし、ブリックスは身勝手な理由で彼女に婚約破棄を言い渡す。さらに、元から妹ばかり可愛がっていた両親にも愛想を尽かされ、家から追放されてしまう。ユリナは全てを失いショックを受けるが、直後に聖女としての力に目覚める。そして、神殿の神職たちだけでなく、王家からも丁重に扱われる。さらに、お祈りをするだけでたんまりと給料をもらえるチート職業、それが聖女。さらに、イケメン王子のレオルドに見初められて求愛を受ける。どん底から一転、一気に幸せを掴み取った。その事実を知った元婚約者と元家族は……
「帰ったら、結婚しよう」と言った幼馴染みの勇者は、私ではなく王女と結婚するようです
しーしび
恋愛
「結婚しよう」
アリーチェにそう約束したアリーチェの幼馴染みで勇者のルッツ。
しかし、彼は旅の途中、激しい戦闘の中でアリーチェの記憶を失ってしまう。
それでも、アリーチェはルッツに会いたくて魔王討伐を果たした彼の帰還を祝う席に忍び込むも、そこでは彼と王女の婚約が発表されていた・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる