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騎龍鍛冶場
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入団したてはまだ任務に行かせて貰えない。なので、いつも通りステラが休みの時だけ一緒に特訓に励んだ。入団したことをステラに知らせると、とても喜んでくれたのを覚えてる。イーサンは嫌な顔してたけど。困ったことは、イーサンの嫌がらせが増えてきたくらいか。そして一番驚いたのが、ステラが……重傷を負ったという報告だった。すぐに見舞いに行ったが、見張りは僕が一般部隊ということで合わせてくれなかった。さすがにこれ以上会いに行けない。というのも、僕みたいな一般部隊がステラと既に関わっていたことがバレるとまずい。見舞いに行きたい気持ちをグッと抑えて我慢するしかない。
そんなある日のこと、リーブに案内されて、武器庫にやってきた。
「ほい、ここが騎龍人専用の鍛冶場だな。」
「えっと……鍛冶場?」
「武具庫にしか見えませんけど。」
「まぁまぁ、見てて。」
リーブはそのまま突き進んで、壁際に向かってリズム良くノックした。すると、煉瓦が隣の煉瓦に吸い込まれながら入口が現れた。
「わぁ。」
「さ、おいで。」
中に入ると、モワッと熱を感じた。
「シャンク!一般部隊に新入りだ!」
ギギギーっと武器を研磨する音が聞こえる。奥に進むと、人影があった。煤で身体中黒く汚れている。
「武器か。」
「新入りのフリッグとサンドラだ。」
シャンクは、僕のことをじっと見つめた。僕の顔に何か付いてる?
「シャンクだ。騎龍武器専門でやらせてもらってる。お前たち、騎龍武器について知ってるか?」
「いえ。」
「だろうな。いいか、騎龍武器というものは普通の武器とは違う。自分で作った武器に自分の魔力を込めるんだ。そうすれば、その武器は自分にしか扱えない唯一無二の物となる。」
「武器を自分で作るの?」
「作ると言っても、研磨するだけだ。」
ふとシャンクの手元を見ると、手首に透明な菱形の石が埋め込まれていた。騎龍晶?だろうか。
「あの、それって騎龍晶ですか?」
「あぁ。」
「透明なのもあるんですね。」
「いや、透明なのは無いよ。」
リーブが割って言った。
「そうなんですか?」
「相棒の力が無くなると、こうして透明になる。レガーレも扱えない。」
「?あなたのドラゴンは?」
「シャンク、話していいのかい?」
「隠す必要も無いだろう。俺の相棒は……死んだ。昔、俺を庇って邪龍に殺された。あいつが殺されてから、武器の制作が続かなくなった。さすがに迷惑かけると思って弟子をとったんだ。何もかも順調だったさ。ドラゴンがいなくてもなんとか続けることができた。あのクソ弟子が裏切らなければな。」
そう言うと、僕を睨んだ。
「えっと……?」
「……話を戻すと、あの弟子は俺を裏切って、騎龍武器の技術を盗んだ。ライダーによってはオリジナルでデザインする奴もいる。それらも全て盗まれた。全く気づかなかった。俺の弟子が、信じていた弟子が厭世部隊の1人だったとはな。」
「そんな。」
「そいつ、多くの仲間や民を殺した。なんとか追い詰めてさ。でも、そいつにも家族がいたんだよ。奥さんとまだ赤子のガキ。乱戦に巻き込まれたのか、その2人も怪我してたな。あいつら、命乞いをした。」
「多くの民を殺しておいて命乞いって……自分勝手過ぎるよ。」
「お前はまともみたいだな。……話が長くなるからこの辺にしておこう。」
さっきから話が噛み合わない。なんだろう?
シャンクは幾つか武器を手に取ると、台に置いた。
「選べ。」
「え?」
「自分が扱いたい武器だ。どれも気に入らないなら自分でデザインしろ。」
そう言うと、シャンクは奥の部屋に行き、何か準備を始めた。
「僕、無難に剣にしようかな。木剣で慣れちゃったから。」
「なんだろうあれ。シャンク、あの斧みたいな物は?」
サンドラは台に置かれていた武器では無く、壁に架けられていた斧のような武器を指差す。
「そいつはハルバードだ。斬ることもできるし、刺すこともできる。これの使い分けが出来ない奴が最近多くてな。おすすめはしない。」
「あれ?でもステラってハルバード?」
「ステラか。あいつが女って分かった時は驚いたもんだな。どう見ても男にしか見えねぇ。で、あいつの武器もハルバードだ。あいつは自分の相棒の尻尾と同じ形にしたんだ。そん時はまだ子供だったからなのか、武器に名前付けちゃってさ。まぁ可愛げのある奴だった。今じゃ血に飢えた戦闘狂みたいになってるが。」
ステラと出会った時に厭世部隊が襲撃してきたことを思い出した。確かにあの時、楽しんでたな。
「ところでお前、なんでステラの武器を知ってる。」
「え……特訓してるところを見かけて。」
危ない、またやってしまった。
「そうか。あいつ、石附の方はナイフにしてくれってさ。それ脳みそと体追いつくんかと思ったが、ちゃんと使いこなすんだよ。これが。ほんとにあいつは変わった奴だよ。で、決まったか?」
「僕は無難に剣で。」
「オイラ、ハルバード使ってみるよ。」
「ハルバードに限らず長身武器はおすすめしないが、了解した。次は素材だ。金属にも種類がある。軽くて弱いものもあれば、重くて強いものもある。斬撃武器は軽い方がおすすめだな。」
「じゃあシャンクのおすすめで。」
シャンクは台に置いていた武器を退かすと、鉄板を置いた。
「お前達、防具服着とけ。」
「あ、はい。」
そして、手で僕達の身長を測ると、鉄板に印を付けていった。ぶつぶつと専門用語を喋りながら、作業を続けている。鉄板を切り、熱し、叩く。どんどん形になっていく。
「よし、刀身の原型はできた。ここから研磨して斬れるようにする。ここでお前達の番だ。」
「え?僕達?」
「念じながら、武器を研磨しろ。俺の補佐ありだから心配する必要は無い。最初に誰がやる。」
「フリッグ、オイラ自信無いから、先にやってみて欲しいな。」
「分かった。」
シャンクから教わりながら、僕は刀身を研ぎはじめた。
「念じるって何を念じるの?」
「なんでも。些細なことでもな。とにかく、騎龍晶が光り始めたら成功だ。」
僕は……理不尽な地位の優劣が無くなるように願った。一般部隊と精鋭部隊とでは実績が違うため、待遇に差を付けるのは当然だが、あまりにも理不尽な所は直して欲しいと感じたことは何度かあった……見習い生の時点で。
僕の騎龍晶が薄紫色に光り輝く。刀身もそれに共鳴するかのように光った。そして、仕上げはシャンクが行って武器が完成した。
「よし、フリッグは完成だ。魔力が込められたお前だけの武器だ。次はサンドラだな。」
サンドラも同じようにして、武器が完成した。
「それ、振ったら魔法で小さくまとめられるから上手く活用してくれ。武器にしたい時も振ればなる。」
試しに振ってみた。すると、ステラやイーサンが持っていたあの筒になった。
「シャンク、ありがとうございます!」
「ありがとうございます。」
「おいおい、まだだぞ。一番重要なもんが残ってる。」
「え?」
「じっとしてろ。」
シャンクは、手や腕を使って、僕のウエストや脚といった部位を測り、メモを取り始めた。サンドラにも同じようにした。
「よし、完成したら支給するから、それまで気長に待っていてくれ。」
「えーっと?」
「鎧だ。鎧がなきゃ任務に出させてくれないぞ。」
「鎧は時間かかるからね~。部隊によって色が違うんだ。」
「バッジがあるから問題は無いと思うが、一応確認するぞ。フリッグが紫龍部隊。サンドラが茶龍部隊。合ってるか?」
「「はい!」」
「ま、1、2週間程度で完成させる予定だ。」
「え、早くない?」
「彼は鍛冶のプロだからね。」
僕達はシャンクにお礼を言い、鍛冶場を出た。
「あ、そうそう。勘違いが起きないためにも、バッジにつけてあるリボンは外しておいてね。」
「分かりました。」
魔法で取れないと聞いたものの、引っ張るとすんなり取れた。多分、僕らが入隊したからだろう。
「これで全部かな。まぁあとは鎧が届くまで任務無いから、特訓とか読書とか自由にしてて。」
「色々とありがとうございます。」
「いえいえー。」
そう言うとリーブは行ってしまった。
「ねぇフリッグ。図書室行かない?」
「え?どうして?」
「本が好きで読書する仲間ってそんなにいなくて。この前新刊が出たんだ。司令官ステラ著作だよ。」
ステラが……ちょっと気になるな。
「本か~。歴史以外はちょっと苦手だけど、いいよ。」
「ほんと?ありがとう!」
そんなある日のこと、リーブに案内されて、武器庫にやってきた。
「ほい、ここが騎龍人専用の鍛冶場だな。」
「えっと……鍛冶場?」
「武具庫にしか見えませんけど。」
「まぁまぁ、見てて。」
リーブはそのまま突き進んで、壁際に向かってリズム良くノックした。すると、煉瓦が隣の煉瓦に吸い込まれながら入口が現れた。
「わぁ。」
「さ、おいで。」
中に入ると、モワッと熱を感じた。
「シャンク!一般部隊に新入りだ!」
ギギギーっと武器を研磨する音が聞こえる。奥に進むと、人影があった。煤で身体中黒く汚れている。
「武器か。」
「新入りのフリッグとサンドラだ。」
シャンクは、僕のことをじっと見つめた。僕の顔に何か付いてる?
「シャンクだ。騎龍武器専門でやらせてもらってる。お前たち、騎龍武器について知ってるか?」
「いえ。」
「だろうな。いいか、騎龍武器というものは普通の武器とは違う。自分で作った武器に自分の魔力を込めるんだ。そうすれば、その武器は自分にしか扱えない唯一無二の物となる。」
「武器を自分で作るの?」
「作ると言っても、研磨するだけだ。」
ふとシャンクの手元を見ると、手首に透明な菱形の石が埋め込まれていた。騎龍晶?だろうか。
「あの、それって騎龍晶ですか?」
「あぁ。」
「透明なのもあるんですね。」
「いや、透明なのは無いよ。」
リーブが割って言った。
「そうなんですか?」
「相棒の力が無くなると、こうして透明になる。レガーレも扱えない。」
「?あなたのドラゴンは?」
「シャンク、話していいのかい?」
「隠す必要も無いだろう。俺の相棒は……死んだ。昔、俺を庇って邪龍に殺された。あいつが殺されてから、武器の制作が続かなくなった。さすがに迷惑かけると思って弟子をとったんだ。何もかも順調だったさ。ドラゴンがいなくてもなんとか続けることができた。あのクソ弟子が裏切らなければな。」
そう言うと、僕を睨んだ。
「えっと……?」
「……話を戻すと、あの弟子は俺を裏切って、騎龍武器の技術を盗んだ。ライダーによってはオリジナルでデザインする奴もいる。それらも全て盗まれた。全く気づかなかった。俺の弟子が、信じていた弟子が厭世部隊の1人だったとはな。」
「そんな。」
「そいつ、多くの仲間や民を殺した。なんとか追い詰めてさ。でも、そいつにも家族がいたんだよ。奥さんとまだ赤子のガキ。乱戦に巻き込まれたのか、その2人も怪我してたな。あいつら、命乞いをした。」
「多くの民を殺しておいて命乞いって……自分勝手過ぎるよ。」
「お前はまともみたいだな。……話が長くなるからこの辺にしておこう。」
さっきから話が噛み合わない。なんだろう?
シャンクは幾つか武器を手に取ると、台に置いた。
「選べ。」
「え?」
「自分が扱いたい武器だ。どれも気に入らないなら自分でデザインしろ。」
そう言うと、シャンクは奥の部屋に行き、何か準備を始めた。
「僕、無難に剣にしようかな。木剣で慣れちゃったから。」
「なんだろうあれ。シャンク、あの斧みたいな物は?」
サンドラは台に置かれていた武器では無く、壁に架けられていた斧のような武器を指差す。
「そいつはハルバードだ。斬ることもできるし、刺すこともできる。これの使い分けが出来ない奴が最近多くてな。おすすめはしない。」
「あれ?でもステラってハルバード?」
「ステラか。あいつが女って分かった時は驚いたもんだな。どう見ても男にしか見えねぇ。で、あいつの武器もハルバードだ。あいつは自分の相棒の尻尾と同じ形にしたんだ。そん時はまだ子供だったからなのか、武器に名前付けちゃってさ。まぁ可愛げのある奴だった。今じゃ血に飢えた戦闘狂みたいになってるが。」
ステラと出会った時に厭世部隊が襲撃してきたことを思い出した。確かにあの時、楽しんでたな。
「ところでお前、なんでステラの武器を知ってる。」
「え……特訓してるところを見かけて。」
危ない、またやってしまった。
「そうか。あいつ、石附の方はナイフにしてくれってさ。それ脳みそと体追いつくんかと思ったが、ちゃんと使いこなすんだよ。これが。ほんとにあいつは変わった奴だよ。で、決まったか?」
「僕は無難に剣で。」
「オイラ、ハルバード使ってみるよ。」
「ハルバードに限らず長身武器はおすすめしないが、了解した。次は素材だ。金属にも種類がある。軽くて弱いものもあれば、重くて強いものもある。斬撃武器は軽い方がおすすめだな。」
「じゃあシャンクのおすすめで。」
シャンクは台に置いていた武器を退かすと、鉄板を置いた。
「お前達、防具服着とけ。」
「あ、はい。」
そして、手で僕達の身長を測ると、鉄板に印を付けていった。ぶつぶつと専門用語を喋りながら、作業を続けている。鉄板を切り、熱し、叩く。どんどん形になっていく。
「よし、刀身の原型はできた。ここから研磨して斬れるようにする。ここでお前達の番だ。」
「え?僕達?」
「念じながら、武器を研磨しろ。俺の補佐ありだから心配する必要は無い。最初に誰がやる。」
「フリッグ、オイラ自信無いから、先にやってみて欲しいな。」
「分かった。」
シャンクから教わりながら、僕は刀身を研ぎはじめた。
「念じるって何を念じるの?」
「なんでも。些細なことでもな。とにかく、騎龍晶が光り始めたら成功だ。」
僕は……理不尽な地位の優劣が無くなるように願った。一般部隊と精鋭部隊とでは実績が違うため、待遇に差を付けるのは当然だが、あまりにも理不尽な所は直して欲しいと感じたことは何度かあった……見習い生の時点で。
僕の騎龍晶が薄紫色に光り輝く。刀身もそれに共鳴するかのように光った。そして、仕上げはシャンクが行って武器が完成した。
「よし、フリッグは完成だ。魔力が込められたお前だけの武器だ。次はサンドラだな。」
サンドラも同じようにして、武器が完成した。
「それ、振ったら魔法で小さくまとめられるから上手く活用してくれ。武器にしたい時も振ればなる。」
試しに振ってみた。すると、ステラやイーサンが持っていたあの筒になった。
「シャンク、ありがとうございます!」
「ありがとうございます。」
「おいおい、まだだぞ。一番重要なもんが残ってる。」
「え?」
「じっとしてろ。」
シャンクは、手や腕を使って、僕のウエストや脚といった部位を測り、メモを取り始めた。サンドラにも同じようにした。
「よし、完成したら支給するから、それまで気長に待っていてくれ。」
「えーっと?」
「鎧だ。鎧がなきゃ任務に出させてくれないぞ。」
「鎧は時間かかるからね~。部隊によって色が違うんだ。」
「バッジがあるから問題は無いと思うが、一応確認するぞ。フリッグが紫龍部隊。サンドラが茶龍部隊。合ってるか?」
「「はい!」」
「ま、1、2週間程度で完成させる予定だ。」
「え、早くない?」
「彼は鍛冶のプロだからね。」
僕達はシャンクにお礼を言い、鍛冶場を出た。
「あ、そうそう。勘違いが起きないためにも、バッジにつけてあるリボンは外しておいてね。」
「分かりました。」
魔法で取れないと聞いたものの、引っ張るとすんなり取れた。多分、僕らが入隊したからだろう。
「これで全部かな。まぁあとは鎧が届くまで任務無いから、特訓とか読書とか自由にしてて。」
「色々とありがとうございます。」
「いえいえー。」
そう言うとリーブは行ってしまった。
「ねぇフリッグ。図書室行かない?」
「え?どうして?」
「本が好きで読書する仲間ってそんなにいなくて。この前新刊が出たんだ。司令官ステラ著作だよ。」
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