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開花
61.赤い唇 Psychotria poeppigiana
カランコエ・トメントーサ・チョコレート・ソルジャー伯爵令息、スパイク・ウィンターヘイゼル公爵令息。そして、ドラセナ・ドラコ侯爵令息。
ヴィーナスの前には、かつて彼女が「攻略対象」と呼んでいた青年が三人揃っていた。
「また自白剤を使うが、良いだろうか?」
ヴィーナスのもとを訪れたカランコエは話の前にそう切り出した。先程の尋問の際もそうだった。問答無用で使用すれば良いところを、彼は律儀にヴィーナスの了承を得てそうする。ヴィーナスが承諾すればドラセナ・ドラコが呼ばれ慎重に計測された量が水に溶かされた。それをゆっくりと口に含む。恐れはあるが、今ここで殺されても文句を言えない立場としては彼らを信頼するしかない。
ほどなくしてヴィーナスの思考は薄れ始め、問われたことに答えることにのみ意識が集中するのがわかった。
「聖女の任命式について、何をやらされるのか聞いているか?」
尋問はカランコエによって行われた。答えるヴィーナスをスパイクがじっと見ている。ドラセナ・ドラコは薬によってヴィーナスの体調に変化がないかを見守るためにこの場に居るらしい。時々脈拍や瞳孔を確認している。
儀式について、ヴィーナスはおおよそ把握している。何せほんの3日前までは自分が聖女となるための式典だと思っていたのだ。衣装にも袖を通していたし、教皇から宝珠を受け取って光魔法を披露する練習もしていた。教皇本人ではなく代役を相手に、宝珠も代用品であったが。
今となってはそれも、シャギー・ソルジャーをピンクスターへとおびき寄せるため、ヴィーナス・フライトラップが聖女に任命されるという話に真実味を持たせるための演出であったのだと思われた。
ただ聞かれるがまま知っていることを答えていく。それとは切り離された思考の片隅で、ヴィーナスは目の前の三人を観察する。よく知っていると、そう思い込んでいたのはゲームの中で散々彼らを見てきたからで、実際には何も知らないのだと改めて感じた。攻略通りに交わしてきた会話が噛み合わなかったのも、現実の彼らはきっとそれぞれ運命に抗い乗り越えてきたからで、シャギー・ソルジャーはきっとそんな彼らと正面から向き合ってきたのだろう。
自分には無理だったと、ヴィーナスは今さらながらの敗北感を味わっていた。きちんと人と向き合って、相手のために出来ることを真剣に、全力で考えて、力を尽くして。そんなのは到底、一人の人間にできることではないとそう思う。だから自分はヒロインにはなれなかった。
そしてシャギーは不可能に思えることを根性でやってのけたからこそ、本来は噛ませの悪役令嬢だったはずの彼女のストーリーが成立した。
せっかく力を持って生まれたのなら、もう少し真剣に生きればよかった。そう思うと、不意に涙がこぼれてきて止まらなくなった。
「──あらかた話は聞けた。終了しよう」
ぼろぼろと涙を流し続けるヴィーナスを見て、カランコエがドラセナに伝える。中和剤が作られ差し出されるが、それを受け取ることもなくヴィーナスは後悔の涙を落とした。
「ごめんなさい」
言葉は自然と転がり出ていた。謝罪は許しを得るためのものではなく、ただただ、それを言わずには居られなかっただけだ。
少女を哀れだとは思うが今すぐに許すことは難しく、カランコエは黙って席を立つ。ドラセナが受け取られなかった薬をテーブルに置き、「体調に異変があれば呼んでくれ」と言い置いてその後を追った。
「君も教会に利用されただけだというのは、わかってる」
カランコエ、ドラセナに続いて立ち去ろうとしたスパイクが、振り返ってそう告げる。自分の境遇と似たものを感じたのだ。
「ごめんなさい……」
そして繰り返すヴィーナスを今度は振り返ることなく、部屋を後にした。
◆
淑女の、と言うには些か節の太い戦士の指から華奢なティーカップが滑り落ちる。
陶器の割れる儚い音が響いて、ヴィオラセはゆっくりと立ち上がった。向かいに座ってお茶を飲んでいた少女に優雅な足取りで近づくと、その足元からカップの破片を拾い上げる。
「聖女様、どうなさいました?」
若葉色の瞳を覗き込み優しく微笑みかけるが返事はなく、瞳は輝きを失っている。
「少し、効きすぎましたかね」
破片から滴る液体を満足気に眺めて、ヴィオラセは呟く。
「なに、を、のませた……?」
「気分が良くなるだけですから、心配ありませんよ」
ヴィオラセが憐れみを含んだ目で座ったままのシャギー・ソルジャーを見る。熱に浮かされたようなぼうっとした視線がヴィオラセの姿を追うが、体を動かそうとする意志や、何かを判断しようとする知性が感じられない。
シャギーが口にした茶は、秘密裏に教会で栽培されるハーブを使用したハーブティー。少量であれば高揚感を高めてくれるというだけのものだ。悪い点とすれば依存性が高く、成分が体内に蓄積することで貧血を起こしやすくなる。教会派貴族の子女からゆるやかに流行り始めた茶葉は教会の資金源にもなり、茶葉を欲する貴族たちは少しずつ教会へ近い立場へと導く。
だが本来はもっと強烈な使い方をされていた。このハーブは煎じ方、量によって、強い陶酔感や幻覚作用を引き起こす。信仰心が足りないカルミア教徒に服用させて従順にさせる目的で、ミサや儀式の際に用いられてきたものだ。
「ご気分は? 聖女様」
シャギーに訊ねながらヴィオラセは心の中でヴィーナス・フライトラップを嘲る。聖女になりたいという意欲だけは高かった愚かなヴィーナスはこのハーブの存在そのものはもちろん、学園に蔓延るハーブティーに教会が関わることも知らされていなかった。彼女はなぜかこのハーブティーの流通にシャギー・ソルジャーが関わっているなどと世迷言を言っていたからだ。それを告発するのだとヒッポリテ大司教に漏らしたことで、ヴィーナスがこのハーブの存在に気付くことの無いよう警戒された。
当のシャギー・ソルジャーはアイリス・サングイネアとともにドラセナ・ドラコに協力し、ハーブティーの依存作用や貧血症状を緩和する薬の治験を進めようとしていたようだが。
「とぉっても、いい気分よ」
警戒していたはずのそのハーブを今、自らが口にしていることに気が付いているのかどうか。ゆるく笑うシャギー・ソルジャーに、いつもの敵対心は見られない。しっかりとハーブの効き目が出ているようだ。
精霊殺しによって治癒魔法が封じられている今、食事などは警戒をしていたようだが水分までも断つことは難しい。ヴィオラセが目の前で同じポットからの茶を飲んでみせたこと、そして教会が今さら聖女候補のシャギーを殺すメリットがないという判断から口にしたのだろう。残念ながら教会の暗部であるヴィオラセにはハーブへの耐性ができている。
「儀式が楽しみですね、聖女様」
「ええ」
ヴィオラセが微笑みかければ、シャギーは素直に頷いた。
「とっても」
ふわふわと微笑む、祭服を纏ったシャギーを眩しそうに見てヴィオラセは手を差し出した。
「さあ、いらしてください聖女様。カルミア様に会いに行きましょう」
◆
ハリネズミのように全身から出していた棘を引っ込めて、ヴィオラセに手を引かれるがまま歩むシャギーは天使のように清らかに見えた。結われていない金色のウェーブヘアがステンドグラスの色彩を弾いてキラキラと光りを溢し、すらりと伸びた体に纏う純白の祭服が動く度に揺らいで美しいドレープを生み出す。
任命式を控えてレッドクラウン大聖堂は今、信徒達も立ち入りができない。聖職者は準備のために式典の行われる広場へと集まっているため、大聖堂にはシャギーとヴィオラセの他に人影はない。二人は誰も居ない内陣を進み、聖女カルミアの不朽体が安置されているという大天蓋の下へやって来た。
「足元にお気をつけて」
不朽体の収められた棺は階段を数段上がった高さの祭壇にある。四方が階段になった祭壇へ登る前にヴィオラセがシャギーを気遣って声を掛けた。シャギーは優雅に、取られていない方の手で長い祭服を踏まないようにつまんで階段へ足をかける。
祭壇へと上がり、閉じられていた棺の蓋をヴィオラセがゆっくりと持ち上げる。現れた遺体にシャギーは小さく息を呑んだ。
「これが、聖女カルミア様?」
シャギーがヴィオラセを仰ぎ見ると、彼は目を細めて頷いた。棺の中には石楠花の花が敷き詰められ、一人の中年女性が眠るように横たわっていた。確かに、聖女の体は腐ることも干からびることもなくそこにあった。没したときの年齢を感じさせる細かなシワや、被せられたショールからはみ出した茶色の髪の一筋まで、まるで生きているかのように瑞々しい。閉ざされた目蓋に生え揃ったまつげは、今にも震えてゆっくりと開きそうな繊細さだ。カルミア教によれば死後千年とのことだが、腐らないだけでなく年月による劣化が一切見られない。
「カルミア様は、この世界に生まれた最初の聖女なのです」
ヴィオラセが静かに語り始める。大天蓋の窓から差し込む陽が光の柱のように聖女の不朽体を囲んでいた。シャギーは黙ったままその声に耳を傾ける。
「“女神の欠片”という呼び名を知っていますね?」
司教に問われて、少女はこくりと頷く。
「光魔法は精霊魔法とは違い、神の力を持つ神聖な魔法です。その光魔法を持って生まれた聖女とは至上の存在であり、人類最初の聖女であるカルミア様こそ女神なのです」
その内容はシャギーとフォールスが行き着いた研究や女神の言葉とは随分異なるものであるが、シャギーが異論を述べることはない。ぼんやりとした目でヴィオラセを見上げて、うっとりとその話に聞き入っている。
「カルミア様が誕生してから聖女と呼ばれる存在は何人か生まれましたが、カルミア様ほどの力を持つものは生まれていません。人類はすべてカルミア様の下僕として生まれるのですから、同じ聖女と言えど神と人では比べるべくもありませんが」
シャギーはゆっくりと首を傾けた。
「ヴィーナスも?」
「彼女もまた光魔法を持って生まれましたが、カルミア様は彼女は聖女ではないとおっしゃっていました。ヴィーナスの光魔法は弱々しく、そしてあなたやカルミア様のような清らかさも持たないためか力の強まる気配もない」
聖女カルミアの言葉とは、代弁者たる教皇の言葉だろうか。ヴィーナスが切り捨てられたのは教皇の意思ということになるのか。亡きヒッポリテは教皇の地位を狙えるほどの力をつけていた。そのヒッポリテが聖女だと見出したのがヴィーナス・フライトラップである。カルミア教内部での教皇派、王都派の派閥争いも関係あるのかもしれない。
「聖女様、これをお持ちください」
シャギーに差し出されたヴィオラセの手のひらには胡桃ほどの大きさの聖女の宝珠が乗せられている。以前のシャギーなら怒りにカッとなったであろう、宝珠。シャギーはそれを言われるがまま持ち上げた。ヴィオラセが宝珠を持った手首を掴み、聖女カルミアの不朽体へと誘導する。
「カルミア様の奇跡をご覧ください」
そうヴィオラセが告げた瞬間、閉ざされていた遺体の唇がぱかりと開いた。シャギーが目を瞠り、その指先から宝珠が滑り落ちる。
生きているように瑞々しく赤い唇に、赤い石がからりと落ちた。再び唇が閉ざされ、ゆっくりと石を咀嚼する。飴玉を噛み砕くような音が大天蓋のドーム状の屋根に反響した。シャギーの顔色は真っ青で、倒れそうなその体をヴィオラセが支えている。
「驚いたでしょう? ──カルミア様は今も生きているのです」
その耳元で恐ろしく甘く、秘密は囁かれた。
【植物メモ】
和名:アカイクチビル[赤い唇]
英名:ホット・リップス[Hot Lips]
学名:サイコトリア・ペピギアナ[Psychotria poeppigiana]
アカネ科/ボチョウジ属
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