甘い誘惑

さつらぎ結雛

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夕食を食べ終わり私は洗い物を済ませると
陸翔はリビングのソファーで寝ていた

「もうこんなとこで寝ちゃったら風邪引くよ?」

そう呼び掛けても起きる気配はなくて
しゃがんで陸翔の顔を見つめ

「可愛いな…」

頬にかかった髪をかきあげて
頬を優しく触れる。

「陸翔…」


私は陸翔との行為を思い出す。

本当に陸翔とシちゃったんだ…。 

そう思うと自然に顔が熱くなる。

陸翔は好きって言ってたけど本当なのかな…
そんな素振り今まで無かったのに
ずっと一緒に居て安心する存在だったし
私も陸翔の事は好きだった。

でも幼馴染みだし…って
自分の気持ちを押し凝らしてたのに。
私は幼馴染みとして好きなのか
男として好きなのか…
もちろん中身も優しくていつも傍にいてくれて
それだけで落ち着く…でも…

ちょくられてる?本当に本気にしていいの?

だんだん怖くなってきて視界がぼやけてきて
陸翔の頬に添えた手も震えて…。

ねぇ、本当の事教えて?

.

.



陸『胡桃?』


寝ていた陸翔が私の名前を呼んで優しく頬に触れる。

その瞬間、目を閉じると涙が頬に伝う。

それを見て少し驚いた陸翔は
身体を起こしソファーに座る。

陸『ん?…どした?』

頬に伝う涙を優しく親指で拭ってくれた。 


「うんうん… 」


陸『くる…おいで。』



「ん?」


そう言うと陸翔は優しく私を膝の上に座らせ
包み込むように抱きしめて頭を優しく撫でながら囁く。

陸『どうした?』


「陸翔は私の事…本当に好きなの?」

陸『 当たり前だろ?何年お前を好きで居ると思ってんの。』


「だって…そんなの言ったことないし…陸翔とシちゃったし私だけが舞い上がってるんじゃないかなって夢じゃないかなって…思って…」

陸『んなこと言えねぇじゃん。言ってしまうと胡桃とずっと居れない気がして…でも隠し通すのは無理だった。それぐらい胡桃の事好きなんだよ。』

「そうなの?」

陸『うん。それにお前にずっと嘘ついてんのやだったし。でもいきなりするのはダメだったね…ごめんね…。嫌だった?俺とえっちすんの…』

寂しそうに私の顔を覗き込む陸翔。

「いや、違うくて…逆に嬉しかった//だから嘘じゃないかって…私だけが嬉しいとか思ってんのかなとか…大切で大好きだし一緒に居て当たり前と思ってたから関係が崩れて遠くに行かないかなと思って寂しくなって…泣」

陸『あぁーぁ、もぉー泣くなって。俺が胡桃の事好きな気持ちは本気だよ。俺も大好きな胡桃と出来て嬉しかったよ。』

よしよしと背中をさすりながら
撫でて落ち着かせる。

「胡桃も陸翔の事好き。」


陸『…///俺すげぇ今幸せ。』

ぎゅっと抱きしめた。

「嬉しい…///」

涙を溜めながらにこっと笑う胡桃。

思わずちゅっと唇を重ねる。

今度は胡桃が俺の首元に腕を廻し
キスした後上目遣いで

「んっ///ねぇ、もっと…してほしい」

もうそんなの言われたら止めらんねぇよ

胡桃のその一言で理性が飛んで
胡桃の後頭部に手を廻し再び唇を重ねる。

「んっ///んはっ///ん、///」

次第に深く胡桃の唇を割って舌を使って
犯していくと胡桃も必死に俺の舌に絡めてくる


甘いお互いの吐息が響き渡る。

ふわっと陸翔が私を押し倒せば
いつもより色っぽくてカッコイイ陸翔が
熱っぽい目で見つめてくる。

陸『どうされたい?この続きする?』

私は恥ずかしくて顔を横に向けて
見ないようにするけど
陸真は私の顎をクイッと上げて

陸『ほら、答えて?どうなってもしんねぇよ?』

「して欲しい、、陸翔の好きなようにして?」

陸『…///本当、止めらんねぇからな、』


そう言って陸翔は私の大好きな笑顔を見せたと思えば
ちゅーっと唇を吸って唇を食べるようにキスをして
段々荒っぽくなってお互いの吐息が部屋に響いて
脳内を支配していく。


「んっ///あっ、はぁっ///」

陸『はぁ、 んっ///』
















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