11 / 271
⒈
11
しおりを挟む夕食を食べ終わり私は洗い物を済ませると
陸翔はリビングのソファーで寝ていた
「もうこんなとこで寝ちゃったら風邪引くよ?」
そう呼び掛けても起きる気配はなくて
しゃがんで陸翔の顔を見つめ
「可愛いな…」
頬にかかった髪をかきあげて
頬を優しく触れる。
「陸翔…」
私は陸翔との行為を思い出す。
本当に陸翔とシちゃったんだ…。
そう思うと自然に顔が熱くなる。
陸翔は好きって言ってたけど本当なのかな…
そんな素振り今まで無かったのに
ずっと一緒に居て安心する存在だったし
私も陸翔の事は好きだった。
でも幼馴染みだし…って
自分の気持ちを押し凝らしてたのに。
私は幼馴染みとして好きなのか
男として好きなのか…
もちろん中身も優しくていつも傍にいてくれて
それだけで落ち着く…でも…
ちょくられてる?本当に本気にしていいの?
だんだん怖くなってきて視界がぼやけてきて
陸翔の頬に添えた手も震えて…。
ねぇ、本当の事教えて?
.
.
陸『胡桃?』
寝ていた陸翔が私の名前を呼んで優しく頬に触れる。
その瞬間、目を閉じると涙が頬に伝う。
それを見て少し驚いた陸翔は
身体を起こしソファーに座る。
陸『ん?…どした?』
頬に伝う涙を優しく親指で拭ってくれた。
「うんうん… 」
陸『くる…おいで。』
「ん?」
そう言うと陸翔は優しく私を膝の上に座らせ
包み込むように抱きしめて頭を優しく撫でながら囁く。
陸『どうした?』
「陸翔は私の事…本当に好きなの?」
陸『 当たり前だろ?何年お前を好きで居ると思ってんの。』
「だって…そんなの言ったことないし…陸翔とシちゃったし私だけが舞い上がってるんじゃないかなって夢じゃないかなって…思って…」
陸『んなこと言えねぇじゃん。言ってしまうと胡桃とずっと居れない気がして…でも隠し通すのは無理だった。それぐらい胡桃の事好きなんだよ。』
「そうなの?」
陸『うん。それにお前にずっと嘘ついてんのやだったし。でもいきなりするのはダメだったね…ごめんね…。嫌だった?俺とえっちすんの…』
寂しそうに私の顔を覗き込む陸翔。
「いや、違うくて…逆に嬉しかった//だから嘘じゃないかって…私だけが嬉しいとか思ってんのかなとか…大切で大好きだし一緒に居て当たり前と思ってたから関係が崩れて遠くに行かないかなと思って寂しくなって…泣」
陸『あぁーぁ、もぉー泣くなって。俺が胡桃の事好きな気持ちは本気だよ。俺も大好きな胡桃と出来て嬉しかったよ。』
よしよしと背中をさすりながら
撫でて落ち着かせる。
「胡桃も陸翔の事好き。」
陸『…///俺すげぇ今幸せ。』
ぎゅっと抱きしめた。
「嬉しい…///」
涙を溜めながらにこっと笑う胡桃。
思わずちゅっと唇を重ねる。
今度は胡桃が俺の首元に腕を廻し
キスした後上目遣いで
「んっ///ねぇ、もっと…してほしい」
もうそんなの言われたら止めらんねぇよ
胡桃のその一言で理性が飛んで
胡桃の後頭部に手を廻し再び唇を重ねる。
「んっ///んはっ///ん、///」
次第に深く胡桃の唇を割って舌を使って
犯していくと胡桃も必死に俺の舌に絡めてくる
甘いお互いの吐息が響き渡る。
ふわっと陸翔が私を押し倒せば
いつもより色っぽくてカッコイイ陸翔が
熱っぽい目で見つめてくる。
陸『どうされたい?この続きする?』
私は恥ずかしくて顔を横に向けて
見ないようにするけど
陸真は私の顎をクイッと上げて
陸『ほら、答えて?どうなってもしんねぇよ?』
「して欲しい、、陸翔の好きなようにして?」
陸『…///本当、止めらんねぇからな、』
そう言って陸翔は私の大好きな笑顔を見せたと思えば
ちゅーっと唇を吸って唇を食べるようにキスをして
段々荒っぽくなってお互いの吐息が部屋に響いて
脳内を支配していく。
「んっ///あっ、はぁっ///」
陸『はぁ、 んっ///』
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる