Secret.

さつらぎ結雛

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再会

04

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昨日の事覚えてない

起きるとベットに居て中村が起こしてくれた
寝顔見られたし…
というかその以前に
私が中村に抱きついて寝てたなんて…
恥ずかしすぎる、、最悪だぁ、、、


そんな事を考えながらお風呂に入り
用意してくれていた服に着替えてメイクをして
リビングへ行く

「ふぅー、お風呂ありがとう。服もありがとう。ちょっと大きいけど大丈夫?」


.


.



風呂から出てきた北澤はメイクもヘアセットも
完璧な状態で俺が用意した服をちゃんと着てくれていた

若干、すっぴん見れるかなと淡い気持ちも崩れたが北澤は本当可愛い。

小さい頃から可愛かったけど
大人になり可愛さと色気がより増していた

『いいじゃん、似合ってる。』

「そう?嬉しい!ありがとう♪」

『お、おう。じ、じゃあ、俺も入ってくるわ、』

な、なに今の笑顔、可愛すぎる。


風呂をサッと済ませて出る。

『おまたせ。  じゃあ、行くか。』

「うん!まずは中村開拓するよ!」

『え、何それ(笑)』

「何って、昨日言ってたじゃん。」

『そこは覚えてんのかよ、』

「当たり前!とりあえず美容室行くよ。」

『えー、俺人見知り…』

「はぁ?!何言ってんの。初めて聞いたわ(笑)大丈夫!」

何が大丈夫なのか…汗

.

.

.


美容室に着くなり北澤は常連なのか仲良さげに店員と話してる。

めっちゃ楽しそうじゃん、
しかもあの店員男の俺から見ても遥かにイケメンだし…
なんか腹立つ、、


「じゃあ、光輝くん中村の事宜しくね。」

(任せて、莉緒ちゃん♪)


(光輝です、宜しくお願いします。)

なんだよ、そのホストみたいな自己紹介と嘘くさい笑顔。


『宜しくお願いします。』

(内容は莉緒ちゃんに聞いてるので良いんですよね?)

聞いてねぇよ、そんなの。
勝手に言いやがって、、
どんな指示出してんだよ、怖いなぁー、
まぁ、北澤の言う通りにするか

『は、はい。』

この店員見た目によらず腕は良いみたいだな。
凄い手さばきだ。


(莉緒ちゃんの彼氏さん?)

『いえ、違います。』

(へぇーそうなんだ。中村さんモテそうなのに、)

はぁ?嫌味か?こいつ。
さっき心の中で褒めた言葉返せ。


『…そんな事ないです、』

(でも、莉緒ちゃんの事好きですよね?)

『は、、何言ってるんですか、』

(その動揺は図星ですね?)

『いや、そんなんじゃないです、』

(まぁ…応援してますね。)

何を言ってんだよ、こいつは…
俺が北澤を?そんなわけ、、

.


.


.


(よし、完成しましたよ。)

『あ、ありがとうございます。って…えっ?!』

鏡を見た俺は驚きを隠せない
鏡に映った俺は別人のように短髪で
髪色も金よりの茶髪で雰囲気も全然違う…

「おっ!いいじゃん!かっこいい♪」

なんて俺の髪を触りながら言う

『…っ、そうか?』

(良かったですね、頑張って下さい♪)

なんて俺にコソッと耳打ちしてくる店員に
とりあえず会釈だけして美容室を後にした

.

.

「すごい似合ってるね!やっぱ私見る目あるわー♪」

『自分で言うか?(笑)』

「だって、元がいいのに本当もったいないもん!」

『そう?…ありがとう///』

「ふふ、いいえ♪じゃあ、次は…服買いに行こ!」


.


.

.

北澤が俺に似合う服を選び沢山買ったり
色々お互い見たいものを2人で見て

「沢山買ったね、(笑)」


『そうだな、(笑)そろそろ荷物取りに行く?』

「あっ、そうだね!じゃあ、私の家寄ってくれる?」

『わかった。じゃあ、行くか。』



北澤の家に行くとシンプルだけど大人っぽくて
女の子らしい家だった。

「ちょっと荷物整理してくるね。」

『おう。』

「適当に座っててー。」

『わかった。』

しばらくすると荷造りしてきた北澤

「おまたせ。」

『めっちゃあるな(笑)』

「これでも迷いに迷ったんだよ、」

『まぁいいけど。   貸して』

荷物を持ち車へ運んだ

「ありがとう、」

『いいよ。今日はいっぱい俺にしてくれたしな。』

「ふふ、そう?昨日より中身も明るくなってかっこよくなったよ。」

『あ、ありがとう、』

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