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第三話 変態紳士は幼女がお好き?
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「海人ね、あらためて礼を言うわ。ありがとう」
「あっと、どういたしまして?」
「なんで疑問形なのよ、おかしなやつね」
クスクスと笑われて思わず顔が赤くなる。
「お嬢様、お待たせしました」
「うおわぁあっ!?」
突然背後から聞こえてきた野太い声に思わず飛び上がる。
慌てて後ろを振り向いた先を見て再び飛び上がりそうになった。
目の前には2メートルはありそうな黒いタキシード姿の巨漢が直立不動でこちらを見下ろしていた。
「ぬ? この不審な男は何者ですかな?」
(あなたの方がよっぽど不審ですよっ!!)
「排除いたしますか?」
「は? ちょっ!?」
服の後ろえりを掴まれ、軽々と持ち上げられる。
「やめなさい高津、彼は私の恩人よ」
「む、左様ですか。失礼いたしました」
「っとと」
スッ、と地面に下ろされ、転ばないようにバランスをとる。
改めて向き直るとその威圧感に圧倒される。
なんというか、こう、歴戦の軍人的なオーラが出ていた。
「申し遅れました。吾輩、『美幼女を愛でる会』会長の#高津_たかつ_# #国茂_くにしげ_#と申します」
一瞬でオーラが霧散した。
「あー……、えっと」
うん、聞き間違いだ。そのはずだ。
「すいません、もう一度」
「『美幼女を愛でる会』会長の高津 国茂です。以後、お見知りおきを」
そう言って老紳士は何のつもりか、あどけない笑顔を浮かべる少女の写真を差し出すと口元をにやりと歪ませた。
「………」
ガシャッ、ピッ、ピッ、ピッ。トゥルルルル。
「すいません、警察ですか? 目の前に変質者が……」
「わあーわあーっ!! ちょっと待ってっ!! 変態だけど悪い奴じゃないからっ!!」
「はぁ、まぁ、そう言うなら」
玖炎さんに言われて、間違いだったと告げてコンビニ前の公衆電話を切った。
「国茂もっ!! いったい何考えてるのよっ!!」
「うぬぅ……。彼ならば理解できると思ったのですが……」
「何度も言ってるでしょうっ!! 初対面の相手にその自己紹介はやめなさいっ!!」
歴戦の戦士のような大男の顔が苦渋に歪む。
「やはり、時代は美幼女ではなく美少女の方を求めていたということでしょうか」
「問題はそこじゃないわよ」
「むむ、ふふん、知らないのですかな? 美幼女と美少女とでは多大なる違いが……」
「興味ないし聞きたくないわ」
なんで得意げなんだこいつと玖炎さんの顔が語っていた。
僕も美幼女と美少女の違いを説明されても変態度が増すだけだと思う。
「ごめんなさい、本当に悪い奴じゃないのよ? 仕事もできるし」
「いや、その、まぁ」
返事に困って言葉を濁す。
悪い人かはともかく、変態ではありそうだった。
とりあえず緋辻海人です、と軽く自己紹介だけ済ませる。
「お嬢様、そろそろお屋敷の方へお戻りにならないと説教が長くなりますぞ」
「あ、そうね。……って、国茂が変なこと言うから余計な時間を食ったんじゃない」
「も、申し訳ございません……」
「海人が風邪でも引いたら大変だわ。早く帰るわよ」
「彼も屋敷にお連れになるのですか?」
少し驚いたように高津さんが言う。
というか僕も初耳だ。
「そうよ、詳しい説明は帰ってからにするわ。四月でもびしょ濡れのまま夜風にあたっていたら体に障るもの」
「承知しました。それではお乗りください」
玖炎さんはエスコート慣れした様子で車へと乗り込む。
「さぁ、乗って」
そう言って彼女は車の中から手を差し出した。
「いや、でも……」
「? どうしたの?」
「こんな泥だらけの格好じゃ車が………」
「そんなことを気にしていたの?」
驚いたように言わないでほしい。
だっていつの間にか目の前に横付けされていた車、縦長ですよ? 黒塗りペッカペカですよ? っていうかこれべ○ツじゃないの?
「別に汚れるくらいどうっていうことはないわ。それより恩人をそんなことで放り出すことのほうがもっと問題よ」
「そんなこと言ったって……」
「いいから乗りなさい、本当に風邪を引いちゃうじゃない」
「わわっ!?」
強引に手を引かれ、車の中へと引きずり込まれる。
「あ、あー……」
高そうなシートに泥のシミがつく。
「出して頂戴」
「かしこまりました」
ブロロロッ、とエンジンが鳴った。
車はそのままスッ、と加速していく。
「車なら五分ぐらいで着くわ、少し気持ち悪いでしょうけど家に着くまでは我慢してもらえ………、どうしたの?」
体を傾けて変なポーズをとっていた僕に怪訝な顔をする。
「あ、いや、少しでも汚れが広がらないようにって思って」
「ふ~ん、本当に変な奴ね。そんなこと気にしなくてもいいのに」
「あ、あはは………」
―――五分後。
「さぁ、着いたわよ」
車の扉が開き、外に出て目の前の建物を見上げる。
なんかこう、バン!! バンッ!! ババンッ!! って効果音が聞こえてきたような気がした。
「うわぁ~……」
大きな門、綺麗に整えられた庭園、品のいい外観。
わかりやすくお金持ち的に立派なお屋敷だった。日本にこんなお屋敷あったのか。
「それではお嬢様、吾輩は車を戻してきますので」
「わかったわ」
高津さんはぺこりと一礼すると再び車に乗り込んで車を走らせていく。
「なにをしてるの? 早く中に入りましょ」
「え、あ、はい」
一瞬呆けていたのを慌てて頭を振って玖炎さんについて行く。
「ただいま~」
「えと、お邪魔します」
屋敷の中は外見に違わずかなり豪華だった。
洋風作りの部屋に大きなシャンデリア。
花瓶には生花が活けられ、壁には額縁に入った絵画が飾られている。
床一面に敷かれた真紅の絨毯は毛羽立ちのひとつも見つからない。
「ただいまではありませんっ!! 何を勝手に出歩いているんですか」
と、玄関の先で待っていたメイドさんが声をかけてきた。
(えっと、和装メイド?)
思わずそんな言葉が頭に浮かぶ。
着物を基調にした、フリルの少ない落ち着いた感じのメイド服に身を包んだ女性は厳しい顔を浮かべてこちらを見ていた。
「うっ、瑞江……」
「何がうっ、ですか、黙って出かけるのはお辞めくださいとあれほど……」
「ま、まぁ、とにかくお説教はあとにして、お客様も来てることだし。………そしてできれば説教のことは忘れて頂戴」
「あら、そちらの方は?」
忘れたりはしませんが、と釘を刺したメイドさんがこちらを向く。
「あ、えっと」
「………ふむ、いいですね、ストライクゾーンより多少高めですが、童顔なのでアリです」
「はい?」
「品定めするのはやめなさいっ!!」
玖炎さんが怒りマークを飛ばしながら叫んだ。
「私の恩人よ。とりあえずお風呂に連れていってあげて」
「かしこまりました、ではこちらに」
「あ、はい」
僕の姿を見てメイドさんはいろいろと察したらしく、詳しい話は聞かずに屋敷の中を前を歩いて先導する。
「こちらになります」
「おおー……」
案内されたのは予想にたがわず絢爛豪華な浴室だった。
イメージしていた銭湯のような広さではなく、アパートの一室程度の広さの浴室はテンプレよろしくライオンを象った金の噴水口からお湯が出ている。
「あ、あのー……」
と声を掛けようとして相手の名前がわからないことに気づく。
「これは申し遅れました。わたくし、当家でメイド長を勤めさせていただいている#神原_かんばら_# #瑞江_みずえ_#と申します」
「あ、緋辻 海人です」
礼儀正しくお辞儀をされて少し戸惑いながらも返事を返す。
「あの、それで僕、着替えとか持ってないんですけど……」
「それはこちらでご用意させていただきます。後ほどお持ちいたしますので」
何かあったら浴室に備え付けられている内線をご利用ください、とだけ言って瑞江さんはもう一度頭を下げると脱衣所から出て行った。
「あっと、どういたしまして?」
「なんで疑問形なのよ、おかしなやつね」
クスクスと笑われて思わず顔が赤くなる。
「お嬢様、お待たせしました」
「うおわぁあっ!?」
突然背後から聞こえてきた野太い声に思わず飛び上がる。
慌てて後ろを振り向いた先を見て再び飛び上がりそうになった。
目の前には2メートルはありそうな黒いタキシード姿の巨漢が直立不動でこちらを見下ろしていた。
「ぬ? この不審な男は何者ですかな?」
(あなたの方がよっぽど不審ですよっ!!)
「排除いたしますか?」
「は? ちょっ!?」
服の後ろえりを掴まれ、軽々と持ち上げられる。
「やめなさい高津、彼は私の恩人よ」
「む、左様ですか。失礼いたしました」
「っとと」
スッ、と地面に下ろされ、転ばないようにバランスをとる。
改めて向き直るとその威圧感に圧倒される。
なんというか、こう、歴戦の軍人的なオーラが出ていた。
「申し遅れました。吾輩、『美幼女を愛でる会』会長の#高津_たかつ_# #国茂_くにしげ_#と申します」
一瞬でオーラが霧散した。
「あー……、えっと」
うん、聞き間違いだ。そのはずだ。
「すいません、もう一度」
「『美幼女を愛でる会』会長の高津 国茂です。以後、お見知りおきを」
そう言って老紳士は何のつもりか、あどけない笑顔を浮かべる少女の写真を差し出すと口元をにやりと歪ませた。
「………」
ガシャッ、ピッ、ピッ、ピッ。トゥルルルル。
「すいません、警察ですか? 目の前に変質者が……」
「わあーわあーっ!! ちょっと待ってっ!! 変態だけど悪い奴じゃないからっ!!」
「はぁ、まぁ、そう言うなら」
玖炎さんに言われて、間違いだったと告げてコンビニ前の公衆電話を切った。
「国茂もっ!! いったい何考えてるのよっ!!」
「うぬぅ……。彼ならば理解できると思ったのですが……」
「何度も言ってるでしょうっ!! 初対面の相手にその自己紹介はやめなさいっ!!」
歴戦の戦士のような大男の顔が苦渋に歪む。
「やはり、時代は美幼女ではなく美少女の方を求めていたということでしょうか」
「問題はそこじゃないわよ」
「むむ、ふふん、知らないのですかな? 美幼女と美少女とでは多大なる違いが……」
「興味ないし聞きたくないわ」
なんで得意げなんだこいつと玖炎さんの顔が語っていた。
僕も美幼女と美少女の違いを説明されても変態度が増すだけだと思う。
「ごめんなさい、本当に悪い奴じゃないのよ? 仕事もできるし」
「いや、その、まぁ」
返事に困って言葉を濁す。
悪い人かはともかく、変態ではありそうだった。
とりあえず緋辻海人です、と軽く自己紹介だけ済ませる。
「お嬢様、そろそろお屋敷の方へお戻りにならないと説教が長くなりますぞ」
「あ、そうね。……って、国茂が変なこと言うから余計な時間を食ったんじゃない」
「も、申し訳ございません……」
「海人が風邪でも引いたら大変だわ。早く帰るわよ」
「彼も屋敷にお連れになるのですか?」
少し驚いたように高津さんが言う。
というか僕も初耳だ。
「そうよ、詳しい説明は帰ってからにするわ。四月でもびしょ濡れのまま夜風にあたっていたら体に障るもの」
「承知しました。それではお乗りください」
玖炎さんはエスコート慣れした様子で車へと乗り込む。
「さぁ、乗って」
そう言って彼女は車の中から手を差し出した。
「いや、でも……」
「? どうしたの?」
「こんな泥だらけの格好じゃ車が………」
「そんなことを気にしていたの?」
驚いたように言わないでほしい。
だっていつの間にか目の前に横付けされていた車、縦長ですよ? 黒塗りペッカペカですよ? っていうかこれべ○ツじゃないの?
「別に汚れるくらいどうっていうことはないわ。それより恩人をそんなことで放り出すことのほうがもっと問題よ」
「そんなこと言ったって……」
「いいから乗りなさい、本当に風邪を引いちゃうじゃない」
「わわっ!?」
強引に手を引かれ、車の中へと引きずり込まれる。
「あ、あー……」
高そうなシートに泥のシミがつく。
「出して頂戴」
「かしこまりました」
ブロロロッ、とエンジンが鳴った。
車はそのままスッ、と加速していく。
「車なら五分ぐらいで着くわ、少し気持ち悪いでしょうけど家に着くまでは我慢してもらえ………、どうしたの?」
体を傾けて変なポーズをとっていた僕に怪訝な顔をする。
「あ、いや、少しでも汚れが広がらないようにって思って」
「ふ~ん、本当に変な奴ね。そんなこと気にしなくてもいいのに」
「あ、あはは………」
―――五分後。
「さぁ、着いたわよ」
車の扉が開き、外に出て目の前の建物を見上げる。
なんかこう、バン!! バンッ!! ババンッ!! って効果音が聞こえてきたような気がした。
「うわぁ~……」
大きな門、綺麗に整えられた庭園、品のいい外観。
わかりやすくお金持ち的に立派なお屋敷だった。日本にこんなお屋敷あったのか。
「それではお嬢様、吾輩は車を戻してきますので」
「わかったわ」
高津さんはぺこりと一礼すると再び車に乗り込んで車を走らせていく。
「なにをしてるの? 早く中に入りましょ」
「え、あ、はい」
一瞬呆けていたのを慌てて頭を振って玖炎さんについて行く。
「ただいま~」
「えと、お邪魔します」
屋敷の中は外見に違わずかなり豪華だった。
洋風作りの部屋に大きなシャンデリア。
花瓶には生花が活けられ、壁には額縁に入った絵画が飾られている。
床一面に敷かれた真紅の絨毯は毛羽立ちのひとつも見つからない。
「ただいまではありませんっ!! 何を勝手に出歩いているんですか」
と、玄関の先で待っていたメイドさんが声をかけてきた。
(えっと、和装メイド?)
思わずそんな言葉が頭に浮かぶ。
着物を基調にした、フリルの少ない落ち着いた感じのメイド服に身を包んだ女性は厳しい顔を浮かべてこちらを見ていた。
「うっ、瑞江……」
「何がうっ、ですか、黙って出かけるのはお辞めくださいとあれほど……」
「ま、まぁ、とにかくお説教はあとにして、お客様も来てることだし。………そしてできれば説教のことは忘れて頂戴」
「あら、そちらの方は?」
忘れたりはしませんが、と釘を刺したメイドさんがこちらを向く。
「あ、えっと」
「………ふむ、いいですね、ストライクゾーンより多少高めですが、童顔なのでアリです」
「はい?」
「品定めするのはやめなさいっ!!」
玖炎さんが怒りマークを飛ばしながら叫んだ。
「私の恩人よ。とりあえずお風呂に連れていってあげて」
「かしこまりました、ではこちらに」
「あ、はい」
僕の姿を見てメイドさんはいろいろと察したらしく、詳しい話は聞かずに屋敷の中を前を歩いて先導する。
「こちらになります」
「おおー……」
案内されたのは予想にたがわず絢爛豪華な浴室だった。
イメージしていた銭湯のような広さではなく、アパートの一室程度の広さの浴室はテンプレよろしくライオンを象った金の噴水口からお湯が出ている。
「あ、あのー……」
と声を掛けようとして相手の名前がわからないことに気づく。
「これは申し遅れました。わたくし、当家でメイド長を勤めさせていただいている#神原_かんばら_# #瑞江_みずえ_#と申します」
「あ、緋辻 海人です」
礼儀正しくお辞儀をされて少し戸惑いながらも返事を返す。
「あの、それで僕、着替えとか持ってないんですけど……」
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