人妻の口唇に酔いしれて~甘い密事のキラー・クイーン~

邪代夜叉(ヤシロヤシャ)

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欲求不満な叔母の口唇に 4

【2】

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大きなあくびをしながら、サトルはベッドから起き上がった。

部屋を出て台所へ向かい、冷蔵庫を開ける。取り出した牛乳の残りは一気に飲み干せる程度だったので、そのままラッパ飲みをしようと注ぎ口に口を付ける。


「ちょっと! ルリが真似したらどうするの。ちゃんとコップに入れて飲みなさいよ!」


ヒカリが呆れた声で注意する。


「ヘイヘイ‥‥」


気の抜けた返事をしながらサトルは周囲を見渡した。いつもいるはずの家族(母親たち)の気配がなかった。


「そういえば、母さんたちは?」

「ああ、姉さんたちなら隣町のショッピングセンターに出かけてるわよ」

「ふーん。だったらヒカリさんも行けばよかったのに」

「行くならルリを連れていかないといけないでしょ? 小さい子を連れての遠出は疲れるのよ。それに、家で留守番してる方が気楽だし」

「ルリちゃんの子守くらい、俺がしてあげるのに」

「じゃあ、もっと早く起きてくれてたら頼めたのにね」

「うっ、ごめん‥‥」


話題を変えるようにヒカリが言った。

「そうだ。サトルは就職とかどうするの? 来年はもう大学卒業でしょ。そろそろ決めておかないといけない頃なんじゃない? まあ、こっちに戻ってきたって就職先は少ないし、下手するとウチの旦那みたいに単身赴任になるわよ。それに、もしサトルが実家に戻ってきたら、私たちが出て行かないといけないんだから。早めに決めてくれたら、それはそれで助かるわ」


「う、うん。善処するよ‥‥」


「うかうかしていると、あっという間に時間は過ぎていくからね。バイトとか遊ぶのも程々にね。私が言うのもアレだけど、そうやって気がついたら三十路を超えて、慌てて婚活することになるんだからね」


都会で残るべきか。それとも地元に帰るべきか――。
考えれば考えるほど面倒くさくなる。目の前の牛乳パックが空になったのと同じくらい、自分の中の決断力も空っぽだと感じて、ため息が漏れた。
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