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第3章 グレタ攻防戦
第16話 少年の決意
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グレタ攻防戦は終了した。
町への被害はほとんど無かった。城壁の一部と東門が破損したぐらいだろうか。
それは門のすぐ内側の大通りで冒険者たちが魔軍を迎え撃ったからであり、あそこが突破されたら奴らは町中に散らばって暴れ回っただろう。
だが、そんな比較的無事に済んだ町中とは打ってかわって、外は地獄絵図の様相を呈していた。
小鬼、大鬼、巨人などの魔族、各種の魔獣の死骸、そして守備側の平人の亡骸が戦場を埋め尽くし、流れ出る血が川となり池を作っていた。
領主マルコス伯爵麾下の騎士、一般兵、守備隊の屍の中、聖堂騎士団の亡骸も目立っていた。
何せ、騎士団の箇条として『魔族から退くこと能わず』などというモノがあるために、彼らは率先して魔族と戦わなければならない。
その結果、クリント支部団長他、幹部とも言える指揮官クラスの上級騎士が軒並み殉教 (戦死)したのだ。
* * *
最初の内は聖堂騎士団有利に進んでいた戦場だが、上空で呑気に観戦していたリーズの同僚が降りてきたことで戦況は一変する。
小鬼や魔獣などを剣の錆にしていい気になっていた一般の聖堂騎士を、闇の騎士たちはいとも容易く蹴散らし蹂躙し始めたのだ。
狂騒状態にあった聖堂騎士たちが我に返り、己よりも遥かに強い魔族の出現に恐れをなして逃げ惑う。
揺るぎなき狂信的とすら言える信仰心を持つ上級騎士ならともかく、一般の騎士団員には上位魔族など恐怖の対象でしかなく、立ち向かう勇気も無く逃げるしかない。
しかも闇の騎士たちの参戦により、聖域の波動で弱体化し士気も下がっていた下位の魔族や魔獣が勢いを盛り返したのだ。
これで戦況はひっくり返る。
次々と倒される聖堂騎士やマルコス伯爵領の騎士たち。
押され始めた戦況を打開せんと、クリントと八人の上級騎士が指揮官たる闇の騎士に戦いを挑んだ。
聖堂騎士九人、魔族の騎士三名と、数の上では聖堂騎士有利だが、上位魔族の力は人を遥かに上回る。
壮絶な戦いの末、クリント以外の上級騎士は殉教したが、三人の黒騎士を葬り冥界へと送ることに成功した。
一人残ったクリント、かなりの重傷を負っていたが、それを推して味方を鼓舞せんと勝利の声を上げる。
「魔族の指揮官、討ち取ったり! さあ、残るは雑魚だ! 皆、気合いを入れろ!」
クリントの鬨の声に呼応し、士気の上がる守備側。
だが、そこへ場違いな少女の声が。
「あら~? 何々? やられちゃってるじゃない」
突如として戦場のど真ん中に出現した漆黒のドレスの少女。外見は貴族の令嬢のようではあるが、額の一本角と口から発せられる魔族語が、魔族だと言うことを主張している。
「だらしないわねぇ。ホント、リーズ様以外、役に立たないんだから」
聖堂騎士に打ち倒された黒騎士たちを見ながら冷たい笑みを浮かべる少女見て、クリントは恐怖を感じていた。
『この娘、黒騎士たちよりも強い』
そう、長年戦い続けてきた戦士としての勘が、目の前の少女の実力を感じ取ったのだ。
そんな冷や汗をかくクリントを余所に、薄笑いを浮かべた少女は黒騎士の骸を蹴りつける。
「役に立たない奴らは死んで当然。さあてと、リーズ様は何処にいるのかしら? と脳筋レグも見当たらないわね」
当たりを見回した魔少女は、目に付いた小鬼呪術師に声を掛ける。
「そこの! 聞きたいことがあるんだけど?」
明らかに格が上の少女に声を掛けられ、ビビりまくる小鬼呪術師。
「は、はい! 何でございましょうか?」
「あと一人、黒騎士がいたはずなんだけど知らない? 偉そうな態度の大鬼も」
魔少女の問いにしばし考え込む小鬼呪術師。
その普通の小鬼よりはマシな脳細胞をフル回転させて、目の前の上位魔族の必要としている情報を思い出そうとする。
何せ相手の機嫌を損ねたら、『切り捨て御免』とばかりに理不尽に殺されるのだ。必死である。
「あ、思い出しました! 黒騎士様の一人が町の方へと飛んで行ったような……鎧を着た偉そうな大鬼も何人かお供引き連れて町へ行きました」
やっとこさ思い出し、魔少女の機嫌を損ねるのを回避した小鬼呪術師。安堵の表情である。
そんな彼にニッコリと笑いかけ、
「ありがと」
と礼を言う少女。
「リーズ様もレグも町か」
そう呟き町の方を向いた少女の前に、クリントが立ち塞がる。
「町へ行く気か? 行かせはせん!」
クリントは支部を任されているだけあって、多少ではあるが魔族語を理解できた。
その為、少女が町へと行こうとしていると判断して阻止しようと立ち塞がったのだ。
「何、邪魔する気? ウザいわね」
不機嫌な表情になり、共通語でクリントに言い放つ魔少女。
平人、それも太陽神を奉ずる聖堂騎士団。
それが自分の行動を邪魔しようとしている、不愉快極まりない。
「お前のような危険な奴を町へと行かせられるか!」
そう言って、傷だらけの体で辛うじて立ちながら、片手半剣と方形の盾を構えるクリント。
「ウザい。弱っちい平人のくせに」
魔少女は心底不愉快そうに呟き、右手を突き出す。
詠唱破棄の単言術。
「火葬」
業火に包まれ、人間松明と化すクリント。
「おあああ!」
悲鳴を上げたその口にも火は入り込み、口内、そして喉・肺を焼いていく。
万全の状態ならば、詠唱破棄のために心持ち弱い術の炎を神聖術で打ち消すことも可能ではあった。
しかし黒騎士たちとの死闘で傷を負った今の状態ではそれも儘ならず、クリントは生きたまま焼かれて地面を転げ回った。
その様を邪悪な笑みを浮かべて見ながら、町の方へと術による探索の目を向ける。
「リーズ様、レグも見いつけた。何、レグの奴、両腕切られて追い込まれてんじゃない」
遠隔視の術により、町中の知己の二人を確認した少女。
「しょうがない、助けに行くとしましょうか。あんなんでも、幼馴染みだし」
そう言って、転移の術の詠唱に入る。
少女パメラが転移した後に残ったのは、黒焦げになったクリントの亡骸だった。
* * *
攻めてきた魔族側、守備の平人側、双方に多大な被害を出して、グレタ攻防戦は終わった。
聖堂騎士団グレイズ支部、マルコス伯爵共に戦力のほとんどを失い、今後の立て直しに長い時間が掛かるだろう。
たった一つの救いは、冒頭で言ったとおり町中には被害が無く、非戦闘員の死者は出ていない、と言うことか。
この戦いの戦死者は太陽神の教団から殉教者として扱われ、大聖堂において合同葬儀が行われた。
ロウドの兄・リチャードもその一人である。
ロウドは、兄の持っていた太陽神の聖印を形見として貰い受けることを希望し、それは聞き入れられた。
「リチャード兄さん。僕、強くなります。この聖印を通じて見ていてください」
葬儀を終え大聖堂から出てきたロウドに、ヴァルが声を掛ける。
「で、ロウド。お前さん、これからどうすんだ?」
ヴァルの問いにしばし考え込んだロウドだが、首飾りにした形見の聖印を握り締めて言った。
「兄に強くなると約束しました……お願いがあります」
顔を上げ真っ正面からこちらを向く少年を見ながら、
「何だ、言ってみな。借金以外は聞いてやってもいい」
と気さくに聞く。
もはや、何を言おうとしてるかは分かっているが。
「僕を〈自由なる翼〉に入れてください。足手まといになるかも知れませんが、強くなりたいんです。お願いします、僕を鍛えてください」
頭を下げるロウド。
予想通りの答えに微笑を浮かべるヴァル。
「いいぜ、ついてこい。ビシビシ行くからな、覚悟しとけ。取りあえず、ホレ」
承諾を貰い、嬉しそうに顔を上げたロウドに革袋を投げるヴァル。
慌ててそれを受け取り、ロウドが中を見ると、金貨が二十枚ほど入っている。
「これは?」
「冒険者組合ってゆうか、マルコス伯爵からの報奨金だ。生き残った冒険者パーティに白金貨一枚ずつ支払われた。五等分して、お前の取り分だよ」
白金貨一枚は金貨百枚であるので、〈自由なる翼〉はロウドを入れて五人パーティだから、一人二十枚ということだ。
「お前さん、剣も盾も鎧も壊されちまったからな。装備、新調しなきゃな」
そう、リーズ及びパメラにより、ロウドの装備は全て破壊された。
新しい装備を手に入れないと。
「と言うわけで、装備の新調及び実戦の経験を積むためにマッセウへ行くぞ」
ヴァルの言葉に?マークを浮かべるロウド。
「マッセウ、ですか?」
「そうだ。俺たちのホームグラウンド、迷宮都市マッセウ。グレイズ最大の迷宮〈底無しの迷宮〉が町外れにある町だ。迷宮攻略のために多くの冒険者が集い、それを目当てにした商人や鍛冶屋が店を構えている。そこでお前の装備を整えて〈底無しの迷宮〉で経験を積んで貰う。いいな?」
ヴァルの言葉に頷き、まだ見ぬ迷宮へと思いを馳せるロウド。
「〈底無しの迷宮〉……そこで、僕は強くなる!」
少年の決意 終了
町への被害はほとんど無かった。城壁の一部と東門が破損したぐらいだろうか。
それは門のすぐ内側の大通りで冒険者たちが魔軍を迎え撃ったからであり、あそこが突破されたら奴らは町中に散らばって暴れ回っただろう。
だが、そんな比較的無事に済んだ町中とは打ってかわって、外は地獄絵図の様相を呈していた。
小鬼、大鬼、巨人などの魔族、各種の魔獣の死骸、そして守備側の平人の亡骸が戦場を埋め尽くし、流れ出る血が川となり池を作っていた。
領主マルコス伯爵麾下の騎士、一般兵、守備隊の屍の中、聖堂騎士団の亡骸も目立っていた。
何せ、騎士団の箇条として『魔族から退くこと能わず』などというモノがあるために、彼らは率先して魔族と戦わなければならない。
その結果、クリント支部団長他、幹部とも言える指揮官クラスの上級騎士が軒並み殉教 (戦死)したのだ。
* * *
最初の内は聖堂騎士団有利に進んでいた戦場だが、上空で呑気に観戦していたリーズの同僚が降りてきたことで戦況は一変する。
小鬼や魔獣などを剣の錆にしていい気になっていた一般の聖堂騎士を、闇の騎士たちはいとも容易く蹴散らし蹂躙し始めたのだ。
狂騒状態にあった聖堂騎士たちが我に返り、己よりも遥かに強い魔族の出現に恐れをなして逃げ惑う。
揺るぎなき狂信的とすら言える信仰心を持つ上級騎士ならともかく、一般の騎士団員には上位魔族など恐怖の対象でしかなく、立ち向かう勇気も無く逃げるしかない。
しかも闇の騎士たちの参戦により、聖域の波動で弱体化し士気も下がっていた下位の魔族や魔獣が勢いを盛り返したのだ。
これで戦況はひっくり返る。
次々と倒される聖堂騎士やマルコス伯爵領の騎士たち。
押され始めた戦況を打開せんと、クリントと八人の上級騎士が指揮官たる闇の騎士に戦いを挑んだ。
聖堂騎士九人、魔族の騎士三名と、数の上では聖堂騎士有利だが、上位魔族の力は人を遥かに上回る。
壮絶な戦いの末、クリント以外の上級騎士は殉教したが、三人の黒騎士を葬り冥界へと送ることに成功した。
一人残ったクリント、かなりの重傷を負っていたが、それを推して味方を鼓舞せんと勝利の声を上げる。
「魔族の指揮官、討ち取ったり! さあ、残るは雑魚だ! 皆、気合いを入れろ!」
クリントの鬨の声に呼応し、士気の上がる守備側。
だが、そこへ場違いな少女の声が。
「あら~? 何々? やられちゃってるじゃない」
突如として戦場のど真ん中に出現した漆黒のドレスの少女。外見は貴族の令嬢のようではあるが、額の一本角と口から発せられる魔族語が、魔族だと言うことを主張している。
「だらしないわねぇ。ホント、リーズ様以外、役に立たないんだから」
聖堂騎士に打ち倒された黒騎士たちを見ながら冷たい笑みを浮かべる少女見て、クリントは恐怖を感じていた。
『この娘、黒騎士たちよりも強い』
そう、長年戦い続けてきた戦士としての勘が、目の前の少女の実力を感じ取ったのだ。
そんな冷や汗をかくクリントを余所に、薄笑いを浮かべた少女は黒騎士の骸を蹴りつける。
「役に立たない奴らは死んで当然。さあてと、リーズ様は何処にいるのかしら? と脳筋レグも見当たらないわね」
当たりを見回した魔少女は、目に付いた小鬼呪術師に声を掛ける。
「そこの! 聞きたいことがあるんだけど?」
明らかに格が上の少女に声を掛けられ、ビビりまくる小鬼呪術師。
「は、はい! 何でございましょうか?」
「あと一人、黒騎士がいたはずなんだけど知らない? 偉そうな態度の大鬼も」
魔少女の問いにしばし考え込む小鬼呪術師。
その普通の小鬼よりはマシな脳細胞をフル回転させて、目の前の上位魔族の必要としている情報を思い出そうとする。
何せ相手の機嫌を損ねたら、『切り捨て御免』とばかりに理不尽に殺されるのだ。必死である。
「あ、思い出しました! 黒騎士様の一人が町の方へと飛んで行ったような……鎧を着た偉そうな大鬼も何人かお供引き連れて町へ行きました」
やっとこさ思い出し、魔少女の機嫌を損ねるのを回避した小鬼呪術師。安堵の表情である。
そんな彼にニッコリと笑いかけ、
「ありがと」
と礼を言う少女。
「リーズ様もレグも町か」
そう呟き町の方を向いた少女の前に、クリントが立ち塞がる。
「町へ行く気か? 行かせはせん!」
クリントは支部を任されているだけあって、多少ではあるが魔族語を理解できた。
その為、少女が町へと行こうとしていると判断して阻止しようと立ち塞がったのだ。
「何、邪魔する気? ウザいわね」
不機嫌な表情になり、共通語でクリントに言い放つ魔少女。
平人、それも太陽神を奉ずる聖堂騎士団。
それが自分の行動を邪魔しようとしている、不愉快極まりない。
「お前のような危険な奴を町へと行かせられるか!」
そう言って、傷だらけの体で辛うじて立ちながら、片手半剣と方形の盾を構えるクリント。
「ウザい。弱っちい平人のくせに」
魔少女は心底不愉快そうに呟き、右手を突き出す。
詠唱破棄の単言術。
「火葬」
業火に包まれ、人間松明と化すクリント。
「おあああ!」
悲鳴を上げたその口にも火は入り込み、口内、そして喉・肺を焼いていく。
万全の状態ならば、詠唱破棄のために心持ち弱い術の炎を神聖術で打ち消すことも可能ではあった。
しかし黒騎士たちとの死闘で傷を負った今の状態ではそれも儘ならず、クリントは生きたまま焼かれて地面を転げ回った。
その様を邪悪な笑みを浮かべて見ながら、町の方へと術による探索の目を向ける。
「リーズ様、レグも見いつけた。何、レグの奴、両腕切られて追い込まれてんじゃない」
遠隔視の術により、町中の知己の二人を確認した少女。
「しょうがない、助けに行くとしましょうか。あんなんでも、幼馴染みだし」
そう言って、転移の術の詠唱に入る。
少女パメラが転移した後に残ったのは、黒焦げになったクリントの亡骸だった。
* * *
攻めてきた魔族側、守備の平人側、双方に多大な被害を出して、グレタ攻防戦は終わった。
聖堂騎士団グレイズ支部、マルコス伯爵共に戦力のほとんどを失い、今後の立て直しに長い時間が掛かるだろう。
たった一つの救いは、冒頭で言ったとおり町中には被害が無く、非戦闘員の死者は出ていない、と言うことか。
この戦いの戦死者は太陽神の教団から殉教者として扱われ、大聖堂において合同葬儀が行われた。
ロウドの兄・リチャードもその一人である。
ロウドは、兄の持っていた太陽神の聖印を形見として貰い受けることを希望し、それは聞き入れられた。
「リチャード兄さん。僕、強くなります。この聖印を通じて見ていてください」
葬儀を終え大聖堂から出てきたロウドに、ヴァルが声を掛ける。
「で、ロウド。お前さん、これからどうすんだ?」
ヴァルの問いにしばし考え込んだロウドだが、首飾りにした形見の聖印を握り締めて言った。
「兄に強くなると約束しました……お願いがあります」
顔を上げ真っ正面からこちらを向く少年を見ながら、
「何だ、言ってみな。借金以外は聞いてやってもいい」
と気さくに聞く。
もはや、何を言おうとしてるかは分かっているが。
「僕を〈自由なる翼〉に入れてください。足手まといになるかも知れませんが、強くなりたいんです。お願いします、僕を鍛えてください」
頭を下げるロウド。
予想通りの答えに微笑を浮かべるヴァル。
「いいぜ、ついてこい。ビシビシ行くからな、覚悟しとけ。取りあえず、ホレ」
承諾を貰い、嬉しそうに顔を上げたロウドに革袋を投げるヴァル。
慌ててそれを受け取り、ロウドが中を見ると、金貨が二十枚ほど入っている。
「これは?」
「冒険者組合ってゆうか、マルコス伯爵からの報奨金だ。生き残った冒険者パーティに白金貨一枚ずつ支払われた。五等分して、お前の取り分だよ」
白金貨一枚は金貨百枚であるので、〈自由なる翼〉はロウドを入れて五人パーティだから、一人二十枚ということだ。
「お前さん、剣も盾も鎧も壊されちまったからな。装備、新調しなきゃな」
そう、リーズ及びパメラにより、ロウドの装備は全て破壊された。
新しい装備を手に入れないと。
「と言うわけで、装備の新調及び実戦の経験を積むためにマッセウへ行くぞ」
ヴァルの言葉に?マークを浮かべるロウド。
「マッセウ、ですか?」
「そうだ。俺たちのホームグラウンド、迷宮都市マッセウ。グレイズ最大の迷宮〈底無しの迷宮〉が町外れにある町だ。迷宮攻略のために多くの冒険者が集い、それを目当てにした商人や鍛冶屋が店を構えている。そこでお前の装備を整えて〈底無しの迷宮〉で経験を積んで貰う。いいな?」
ヴァルの言葉に頷き、まだ見ぬ迷宮へと思いを馳せるロウド。
「〈底無しの迷宮〉……そこで、僕は強くなる!」
少年の決意 終了
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