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第4章 迷宮探索(ダンジョン・アタック)
第17話 迷宮の町マッセウ
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街道を馬で走るロウドの目に、高い城壁に覆われた町が見えてきた。
「おう、見えてきた。アレがマッセウだ」
魔動車の御者台のヴァルが、目を輝かせているロウドに言う。
その町は小さな丘の南に存在し、西門がグレイズの南北に伸びる縦断街道に面していた。
グレイズには、国土のほぼ中央に位置する王都ローデンを交差点として、北のガイセン辺境伯領と南の港町バルトを結ぶ縦断街道、東のビルス辺境伯領と西のラーマ辺境伯領を結ぶ横断街道と言う二つの大街道が存在する。
一行はグレタを出た後に南下して横断街道に出たあと西進二日、王都に入るのかと思いきや、何故かそれを迂回して縦断街道に入った。
そして、それを南下すること二日経って見えてきたのが、マッセウである。
「そう言えば、何で王都に入らずに迂回したんですか?」
王都の城壁の上から覗いていた、白亜の王城、そしてグレタの物よりも荘厳で立派な太陽神の中央大聖堂の尖塔を思い出しながら、ヴァルに聞く。
王都を見てみたかった、というのがロウドの偽らざる気持ちであった。
「あ、ああ。それは、だな……」
言い淀むヴァル。思いっ切り、言いたくなさそうな面倒臭そうな顔をしている。
「王都に行くと、カッシュさんに絡まれるからよ」
魔動車の窓から顔を出したミスティファーが、口篭もるヴァルの代わりに理由を言う。
鉄壁の騎士カッシュ・グラモン。
ヴァルの両親であるヴォーラスとリリアナ、キャサリンの父のアベルと共に、魔神・牢獄のパッサカリアを倒し魔神殺しを成し遂げた四英雄の最後の一人だ。
国王に請われて、王立騎士団に入団して冒険者を引退、今では騎士団長の地位にある。
没交渉の太陽の申し子アベルとは違い、それなりに付き合いがあり、ヴァルは何度か騎士団への入団を迫られていた。
今回、王都を迂回したのも、王都に入ると門の守備隊員から連絡が行き、カッシュがやって来るという始末だからである。
「成る程。しかし凄いですね、あのカッシュ団長直々に入団の誘いなんて」
迂回した理由を聞いたロウドは得心して笑い、無邪気に言う。
そんな少年の無邪気な笑顔から目を背けながら、
「あのオッサン、暑苦しいんだよ。入らないって言ってんのに、しつこく誘ってきやがって」
心底ウザそうに呟くヴァル。
父母の戦友であり、小さな頃には稽古をつけて貰ったこともあるため邪険にもできず、できるだけ会わないように避けるしかないグレイズ最強の騎士を思い出して、渋面になる。
力を買ってくれているのは分かる、正直嬉しいとは思うのだが、どうしても王立騎士団などという格式張ったモノに入る気にはなれないのだ。
自由気ままにやっていきたい。それがヴァルの本音であった。
そんなヴァルの自由人としての気持ちが理解できないロウドは、
『勿体ないなぁ。王立騎士団の誘いなんて、僕だったら、二つ返事でOKしちゃうけど』
と心の中で思っていた。
そんな話を丘を左手に見ながらしていると、マッセウが間近に見えてきた。
「大きい……」
ロウドの口から呟きが漏れる。
グレタもロウドからすれば大規模な町だったのだが、迷宮都市マッセウは更に大きかった。
目に見える城壁は、グレタよりも遥かに大きな範囲を囲っているように見えるし、高さもグレタの壁よりも高かった。
「ふわ~!」
思わず変な声が漏れる。
遠目に見るだけだった王都には叶わないまでも、かなりの規模の町であることは想像できる。
期待の膨らむロウド。
『これなら、いい武器や防具も揃えることができそう』
そう、グレタでの戦いで破損した装備一式の代わりを揃えないとならない。
父から贈られた板金鎧や、長年使ってきた剣や盾などが壊れたのは悲しいが、極論消耗品であり、いつかは壊れるのは分かっていた。
それが早まっただけである。と自分を納得させ、ロウドは新しい装備をどうするか、どんな物を選ぼうか。と少しワクワクしていた。
マッセウの西門に着いた。
ヴァルが衛兵と二言三言喋ると許可が出たらしく、魔動車が
進み始める。
慌てて愛馬を歩かせながら、
「あの~、通行料は?」
とヴァルに聞く。
グレタの門を通るときに通行料を払ったのを思い出したのだ。
「あ? ああ、マッセウは通行料無しなんだよ。基本的に迷宮に挑む冒険者のための町だからな。そんなもん取ってらんねえのさ」
ヴァルのそんな返事に、道中で聞いたマッセウの説明を思い出す。
マッセウは、丘の裾野に口を開けた迷宮の攻略を目的として集まった冒険者たちが作った簡素な村が大元である。
迷宮が遥かに巨大で〈底無しの迷宮〉と呼ばれてからは、グレイスのみならず国外からも冒険者が訪れるようになり、それらの落とす金を目当てに商人や職人が集まり、いつしか宿屋、酒場などが建つようになる。
村を通り越した規模になったとき、住人はマッセウとここを名付けた。
金の卵となったマッセウを一番近くの領主が接収しようとしたが、冒険者たちの実力行使を含めた反対により、それは頓挫する。
そう、国や貴族の助けなど借りずに自分たちのみでここまで大きくなったのだ。何故、今さら傘下にならなければならない。
住人たちは支配下におこうとする王国側に反発した。
そして、冒険者組合とグレイズ王国とが話しあった結果、マッセウは税金を国に収めるという条件で自治権を与えられたのである。
マッセウを統治しているのは、冒険者・商人・職人の各組合から出された代表者による自治議会。
ちなみに冒険者組合から出された代表者は、ヴァルの母リリアナである。
* * *
迷宮というのは不思議な物だ。
魔獣や魔族が無限に湧き出るのも不可思議なのだが、最も頭を傾げる事象が一つ。
まるで冒険者を誘うかのように各部屋に宝箱が置かれているのだ。
中には、金銀財宝の他、魔力の篭められた武具などが入っている。
この部屋の宝箱は、誰かが中身を持っていったとしても、いつの間にか補充されているのだ。
そしてこの現象は、迷宮最深部の守護者に守られた漆黒の球体・迷宮核を破壊されるまで継続される。
学者の中には、迷宮核が魔神の一種であり、餌に釣られてやって来て死んだ冒険者の魂を食らっているのだ、と主張する者もいた。
いつか、その説が証明される日が来るかどうか分からないが、冒険者は迷宮に挑み続ける。
* * *
門を抜けると、そこは別世界だった。
西門から中央広場へと続く大通り、そこを往来する人々は、ロウドにとって初めて見る人の群れだった。
領地の村の人口よりも多い人が大通りを行き来しているのだ。
グレタの町の大通りを見たときは日暮れ前だったせいか、あまり人がいなかったから気にならなかったが、今は日中なので人出も盛況であり、ロウドはひたすら圧倒されていた。
グレタの時と同様、キョロキョロと見回すロウドに、
「後で幾らでも案内してやるから、取りあえず来い」
と声を掛け、引きずるように中央広場へと連れて行く。
中央広場には、各組合の建物の他に、一際大きな建物があった。
おそらく、それが自治議会の建物であろう。
ヴァルは、冒険者組合に向かい、建物前に魔動車を停める。
ロウドに愛馬を建物脇の厩に預けさせ、皆で建物に入る。
一階受付ホールは閑散としていた。
ほとんどの者は迷宮に入っているのだろう。
残っていた数少ない冒険者がこちらを見てヒソヒソ話をするのを無視して、受付カウンターへ向かう一行。
「こんにちは! 〈自由なる翼〉の皆さん!」
カウンターに座っていた、赤毛でソバカスの娘が元気な声で挨拶してくる。
「こんにちは、サンディ。新規登録と加入手続き、いいかな?」
赤毛の受付嬢サンディに挨拶し、要件を告げるヴァル。
「加入って〈自由なる翼〉に誰か入るんですか?」
驚くサンディ。
その声を聞いたホールの冒険者も、こちらに目を向ける。
見たことがない奴がいるんだから、当然加入者はソイツのはず、というわけで、グレタの時と同じように注目されるロウド。
「ああ、コイツを冒険者登録して、俺たちのパーティに加入させる」
そう言って、後ろのロウドを親指で指し示す。
前に出て、サンディに挨拶するロウド。
「初めまして。ロウド・ファグナーと言います。冒険者登録をお願いします」
そう、ロウドはまだ冒険者として登録をしていなかったのである。
〈自由なる翼〉に加入させようにも冒険者として登録をしていなければ、不可能である。
「は、はい。少々、お待ちください!」
金髪碧眼の育ちの良さそうな少年の丁寧な物腰に赤面しながら、慌てて用意をするサンディ。
何せ、荒くれ者の冒険者どもを相手にしているため、こんな丁寧な言い方をされた事がそうそう無いのだ。
『な、なんか可愛い子だな』
年下の貴公子然とした少年に懸想めいた思いを抱くサンディだった。
登録手続きと加入手続きは、あっという間に済んだ。
冒険者としての証明とも言える七色に光る石のペンダントを貰い、首に下げるロウド。
これで、ロウドの首には兄の形見の聖印と、この七色の石の二つが下がっていることになる。
「これで、お前も冒険者だ。冒険者ランクは最低の石級だから、さっさと実績上げて銅級にしないとな」
ヴァルがロウドの肩に手を置いて言った。
「さあ、次は装備を買いに行くぞ」
迷宮の町マッセウ 終了
「おう、見えてきた。アレがマッセウだ」
魔動車の御者台のヴァルが、目を輝かせているロウドに言う。
その町は小さな丘の南に存在し、西門がグレイズの南北に伸びる縦断街道に面していた。
グレイズには、国土のほぼ中央に位置する王都ローデンを交差点として、北のガイセン辺境伯領と南の港町バルトを結ぶ縦断街道、東のビルス辺境伯領と西のラーマ辺境伯領を結ぶ横断街道と言う二つの大街道が存在する。
一行はグレタを出た後に南下して横断街道に出たあと西進二日、王都に入るのかと思いきや、何故かそれを迂回して縦断街道に入った。
そして、それを南下すること二日経って見えてきたのが、マッセウである。
「そう言えば、何で王都に入らずに迂回したんですか?」
王都の城壁の上から覗いていた、白亜の王城、そしてグレタの物よりも荘厳で立派な太陽神の中央大聖堂の尖塔を思い出しながら、ヴァルに聞く。
王都を見てみたかった、というのがロウドの偽らざる気持ちであった。
「あ、ああ。それは、だな……」
言い淀むヴァル。思いっ切り、言いたくなさそうな面倒臭そうな顔をしている。
「王都に行くと、カッシュさんに絡まれるからよ」
魔動車の窓から顔を出したミスティファーが、口篭もるヴァルの代わりに理由を言う。
鉄壁の騎士カッシュ・グラモン。
ヴァルの両親であるヴォーラスとリリアナ、キャサリンの父のアベルと共に、魔神・牢獄のパッサカリアを倒し魔神殺しを成し遂げた四英雄の最後の一人だ。
国王に請われて、王立騎士団に入団して冒険者を引退、今では騎士団長の地位にある。
没交渉の太陽の申し子アベルとは違い、それなりに付き合いがあり、ヴァルは何度か騎士団への入団を迫られていた。
今回、王都を迂回したのも、王都に入ると門の守備隊員から連絡が行き、カッシュがやって来るという始末だからである。
「成る程。しかし凄いですね、あのカッシュ団長直々に入団の誘いなんて」
迂回した理由を聞いたロウドは得心して笑い、無邪気に言う。
そんな少年の無邪気な笑顔から目を背けながら、
「あのオッサン、暑苦しいんだよ。入らないって言ってんのに、しつこく誘ってきやがって」
心底ウザそうに呟くヴァル。
父母の戦友であり、小さな頃には稽古をつけて貰ったこともあるため邪険にもできず、できるだけ会わないように避けるしかないグレイズ最強の騎士を思い出して、渋面になる。
力を買ってくれているのは分かる、正直嬉しいとは思うのだが、どうしても王立騎士団などという格式張ったモノに入る気にはなれないのだ。
自由気ままにやっていきたい。それがヴァルの本音であった。
そんなヴァルの自由人としての気持ちが理解できないロウドは、
『勿体ないなぁ。王立騎士団の誘いなんて、僕だったら、二つ返事でOKしちゃうけど』
と心の中で思っていた。
そんな話を丘を左手に見ながらしていると、マッセウが間近に見えてきた。
「大きい……」
ロウドの口から呟きが漏れる。
グレタもロウドからすれば大規模な町だったのだが、迷宮都市マッセウは更に大きかった。
目に見える城壁は、グレタよりも遥かに大きな範囲を囲っているように見えるし、高さもグレタの壁よりも高かった。
「ふわ~!」
思わず変な声が漏れる。
遠目に見るだけだった王都には叶わないまでも、かなりの規模の町であることは想像できる。
期待の膨らむロウド。
『これなら、いい武器や防具も揃えることができそう』
そう、グレタでの戦いで破損した装備一式の代わりを揃えないとならない。
父から贈られた板金鎧や、長年使ってきた剣や盾などが壊れたのは悲しいが、極論消耗品であり、いつかは壊れるのは分かっていた。
それが早まっただけである。と自分を納得させ、ロウドは新しい装備をどうするか、どんな物を選ぼうか。と少しワクワクしていた。
マッセウの西門に着いた。
ヴァルが衛兵と二言三言喋ると許可が出たらしく、魔動車が
進み始める。
慌てて愛馬を歩かせながら、
「あの~、通行料は?」
とヴァルに聞く。
グレタの門を通るときに通行料を払ったのを思い出したのだ。
「あ? ああ、マッセウは通行料無しなんだよ。基本的に迷宮に挑む冒険者のための町だからな。そんなもん取ってらんねえのさ」
ヴァルのそんな返事に、道中で聞いたマッセウの説明を思い出す。
マッセウは、丘の裾野に口を開けた迷宮の攻略を目的として集まった冒険者たちが作った簡素な村が大元である。
迷宮が遥かに巨大で〈底無しの迷宮〉と呼ばれてからは、グレイスのみならず国外からも冒険者が訪れるようになり、それらの落とす金を目当てに商人や職人が集まり、いつしか宿屋、酒場などが建つようになる。
村を通り越した規模になったとき、住人はマッセウとここを名付けた。
金の卵となったマッセウを一番近くの領主が接収しようとしたが、冒険者たちの実力行使を含めた反対により、それは頓挫する。
そう、国や貴族の助けなど借りずに自分たちのみでここまで大きくなったのだ。何故、今さら傘下にならなければならない。
住人たちは支配下におこうとする王国側に反発した。
そして、冒険者組合とグレイズ王国とが話しあった結果、マッセウは税金を国に収めるという条件で自治権を与えられたのである。
マッセウを統治しているのは、冒険者・商人・職人の各組合から出された代表者による自治議会。
ちなみに冒険者組合から出された代表者は、ヴァルの母リリアナである。
* * *
迷宮というのは不思議な物だ。
魔獣や魔族が無限に湧き出るのも不可思議なのだが、最も頭を傾げる事象が一つ。
まるで冒険者を誘うかのように各部屋に宝箱が置かれているのだ。
中には、金銀財宝の他、魔力の篭められた武具などが入っている。
この部屋の宝箱は、誰かが中身を持っていったとしても、いつの間にか補充されているのだ。
そしてこの現象は、迷宮最深部の守護者に守られた漆黒の球体・迷宮核を破壊されるまで継続される。
学者の中には、迷宮核が魔神の一種であり、餌に釣られてやって来て死んだ冒険者の魂を食らっているのだ、と主張する者もいた。
いつか、その説が証明される日が来るかどうか分からないが、冒険者は迷宮に挑み続ける。
* * *
門を抜けると、そこは別世界だった。
西門から中央広場へと続く大通り、そこを往来する人々は、ロウドにとって初めて見る人の群れだった。
領地の村の人口よりも多い人が大通りを行き来しているのだ。
グレタの町の大通りを見たときは日暮れ前だったせいか、あまり人がいなかったから気にならなかったが、今は日中なので人出も盛況であり、ロウドはひたすら圧倒されていた。
グレタの時と同様、キョロキョロと見回すロウドに、
「後で幾らでも案内してやるから、取りあえず来い」
と声を掛け、引きずるように中央広場へと連れて行く。
中央広場には、各組合の建物の他に、一際大きな建物があった。
おそらく、それが自治議会の建物であろう。
ヴァルは、冒険者組合に向かい、建物前に魔動車を停める。
ロウドに愛馬を建物脇の厩に預けさせ、皆で建物に入る。
一階受付ホールは閑散としていた。
ほとんどの者は迷宮に入っているのだろう。
残っていた数少ない冒険者がこちらを見てヒソヒソ話をするのを無視して、受付カウンターへ向かう一行。
「こんにちは! 〈自由なる翼〉の皆さん!」
カウンターに座っていた、赤毛でソバカスの娘が元気な声で挨拶してくる。
「こんにちは、サンディ。新規登録と加入手続き、いいかな?」
赤毛の受付嬢サンディに挨拶し、要件を告げるヴァル。
「加入って〈自由なる翼〉に誰か入るんですか?」
驚くサンディ。
その声を聞いたホールの冒険者も、こちらに目を向ける。
見たことがない奴がいるんだから、当然加入者はソイツのはず、というわけで、グレタの時と同じように注目されるロウド。
「ああ、コイツを冒険者登録して、俺たちのパーティに加入させる」
そう言って、後ろのロウドを親指で指し示す。
前に出て、サンディに挨拶するロウド。
「初めまして。ロウド・ファグナーと言います。冒険者登録をお願いします」
そう、ロウドはまだ冒険者として登録をしていなかったのである。
〈自由なる翼〉に加入させようにも冒険者として登録をしていなければ、不可能である。
「は、はい。少々、お待ちください!」
金髪碧眼の育ちの良さそうな少年の丁寧な物腰に赤面しながら、慌てて用意をするサンディ。
何せ、荒くれ者の冒険者どもを相手にしているため、こんな丁寧な言い方をされた事がそうそう無いのだ。
『な、なんか可愛い子だな』
年下の貴公子然とした少年に懸想めいた思いを抱くサンディだった。
登録手続きと加入手続きは、あっという間に済んだ。
冒険者としての証明とも言える七色に光る石のペンダントを貰い、首に下げるロウド。
これで、ロウドの首には兄の形見の聖印と、この七色の石の二つが下がっていることになる。
「これで、お前も冒険者だ。冒険者ランクは最低の石級だから、さっさと実績上げて銅級にしないとな」
ヴァルがロウドの肩に手を置いて言った。
「さあ、次は装備を買いに行くぞ」
迷宮の町マッセウ 終了
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