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ある日、義姉は「婚約者のいる人を奪う方法を考えている」と言ったが、それは無理だろう。
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「義姉上。難しい顔をして、どうされたんですか」
「婚約者のいる人を奪う方法を考えているの」
何言ってんだ、こいつ、という目で義弟に睨まれた。
さもありなん。貴族令嬢としてアウトだ。
でも理由はある。
私は10年前に王子の婚約者になったけど、最近、王子の浮気で婚約破棄されてしまっていた。
婚約破棄については、公爵家から王家に苦情を入れて、王子有責の婚約破棄となり、王子は王位継承権を剥奪されて臣籍降下する事になったので、貴族令嬢としての瑕疵は最小限に抑えられたけれど、18歳にもなって婚約者がいないというのは、貴族令嬢として大分危ない。
周りを見ても、条件のいい相手は結婚しているか婚約者がいて、婚約者がいない人は評判が悪いか家格が低い相手になる。
私は家格が低くても人柄がよければいいと思うんだけれど、公爵家の男達は許してくれない。
さらに悪い事に、このまま婚約者が見つからないと、多分義弟と結婚する事になってしまう。義弟には想い合う婚約者がいるのに。
私は公爵家の一人娘なので、本来なら後継ぎになってもおかしくなかった。でも王子との婚約が決まったため、後継ぎが必要になり親戚から養子を取ったのが義弟だ。
私の婚約がなくなったとしても、10年も公爵家の後継者として育てられた義弟を放り出すわけにもいかず、いまのところは私が嫁に行く前提で婚約者を探しているけれど、王家との縁談がなくなったのなら、直系の私が婿を取って後継者になればいいという意見も出ている。
もちろん義弟を放り出すのは如何なものかという意見もあり、なら二人を結婚させればいいんじゃないか、という話が出たのが今日の事。
私の婚約破棄が原因でいままで頑張ってきた義弟に迷惑をかけたくないので、こうなったら婚約者がいても構わないから相手を捕まえてしまおうかしら、と思っているのだけれど、義弟にため息を吐かれてしまった。
「公爵家の評判に関わるからやめてください。相手が見つからなければ、俺でいいじゃないですか」
「貴方には想い合っている婚約者がいるでしょう」
「あいつも俺も、公爵家に忠誠を誓っています。貴女をつまらない男に渡すような真似はさせません」
「すごい自信ね」
「これでも公爵家の後継者として育てられてきましたから」
義弟を見ると、優しく微笑まれた。
普段は冷たい印象のある義弟にそんな風に微笑まれると、ギャップにやられて顔が赤くなってしまう。
当然、裏のない笑顔なんかではない。私を落とすよう言われているのだろう。
「分かったわ。略奪愛は諦める。でも家格が低い相手に嫁ぐのは許して貰えないかしら。従兄弟のスティーブンなら婚約者に迎えてくれると思うの」
従兄弟のスティーブンは、伯爵家の嫡男だ。家格が少し低いが、低すぎるという事はないと思う。年も二つ上で評判もいい。
ただスティーブンの家は公爵家の一族だから、政略的な旨味はないのよね。贅沢は言えないけれど。
「ダメです。スティーブンは俺に劣ります。一族の男を選ぶなら、最高の男でないと納得出来ません」
言うまでもないけれど、一族の中で最も優秀な男子は義弟だ。
「義姉上。貴女は公爵家の至宝だ。王家に奪われかけた宝でもある。やっと公爵家に戻ってきたのだから、つまらない男に渡すわけにはいきません」
義弟は私の髪を一房手に取って恭しく口づけた。
「俺に貴女の隣に立つ栄誉をいただけませんか」
流れるように自然に求婚してくるな、義弟。
うっかり赤くなってしまうと、本当に結婚させられてしまうかもしれない。
「貴方と結婚すると、貰い手がなくて引き取ってもらったみたいだから嫌だわ」
「誰にもそんな事は言わせませんよ」
義弟が言うならそうなのだろう。でも心情的に、10年も弟として接してきた相手はちょっと。それに義弟のこういう押しの強いところ苦手だし。
私はもっと穏やかな人と結婚して、のんびりとした暮らしを送りたいのよね。
スティーブンならちょうどいいと思ったんだけれど、彼に義弟を押し退けろというのは無理な相談ね。
それに公爵家の包囲網も徹底している。
夕食が終わり湯浴みもすませ後は寝るだけというこの時間帯に、私と義弟を二人きりにするんだから。
いくら義姉弟といっても、未婚の男女なんだから二人きりはダメでしょう。
いつも控えている使用人の姿が消えていて、公爵家の本気が怖いんだけれど。
「私は繊細なの。婚約破棄されたばかりで次の事なんか考えられないわ」
婚約者のいる相手を狙っておいてなんだけど。そういう事にしよう。このまま押し込まれたくない。
「それもそうですね。部屋まで送りますよ、義姉上」
引き際もいい。空気が変わったのでほっとした。
義弟とはこれくらいの温度感がいい。
「すぐ近くだからいいわよ」
「義姉上を一人にする訳にはいきませんから」
手を引かれてしまったので、仕方なくついていく。義弟はそれ以上は口説かず、部屋まで送ってくれた。
俺の義姉は、だいぶうっかりした人だ。
夕飯の後の夜の執務を終え、部屋に戻ろうとする途中、2階にある広間の前に従僕がいたので話を聞くと、義姉が一人でぼんやりと夜空を眺めていると教えられた。
部屋に入るとたしかに、灯りもつけずに義姉が窓辺から空を見上げていた。
月明かりに照らし出されたその姿は女神のように美しい。
しばらく義姉を鑑賞してから、声をかけた。
物憂げな瞳がなにを思っているのかと思ったら。
「婚約者のいる人を奪う方法を考えているの」
と。
なんだそれは。
まだ婚約破棄の傷が癒えていないのではないかと遠慮していたが、他の男の事を考えているなら早めに手を打とう。
義姉を口説き落とし、公爵夫人にする。
これは公爵家一族の悲願だ。
女公爵になってくれてもいいのだが、10年も王家に振り回されてきた義姉を矢面に立たせるのは本意ではない。彼女には休息が必要だ。
一週間前、義姉は婚約者である王子に婚約破棄を突きつけられた。
王家から請われて、仕方なく婚約したのに、浮気して婚約破棄を突きつけるとはどういう了見だと殺気立った公爵家一門から迫られた王家は、問題の王子から継承権を取り上げ王子有責の婚約破棄として慰謝料を払い誠意をみせた。
対応を間違えたら王派だった公爵家一門26家が丸ごと反王室派になったかもしれないので、王家は即日に王子を切り捨て謝意を表明した。
それでも大分反感をかったのだが、あまり騒ぎ立てて『姫』の傷になってはいけないと自重した一族は、婚約破棄が決まってから降るように舞い込んだ釣書に丁寧な断りを入れ
全部燃やした。縁起が悪いからな。
そして俺に義姉を口説く許可が与えられた。
いまのところ義姉を守り公爵家にとどめるために一番適任なのが、次期公爵として育てられた俺だからだ。
もちろん義姉に好きな相手がいればその気持ちは尊重するつもりだが、いない事は確かめてある。
「貴方には想い合っている婚約者がいるでしょう」
義姉にアプローチしたら、おかしな答えが返ってきた。
確かに俺には婚約者がいるが、彼女は王妃となる義姉を社交界で支えるために一族から選ばれた女だ。
当然、彼女にとっても最優先なのは義姉。義姉が想い合う婚約者同士を気遣っていると聞けば、病死を装い婚約をなくした後で顔を変え、侍女として義姉の側仕えになるだろう。
婚約者は義姉の忠実な部下になるため、人生の大半を費やして来たのだから。
義姉に会うときは猫をかぶっているので、義姉は知らないが。
もし俺がフラれて万が一義姉が他家に嫁ぐような事になれば、婚約者に殺される。
もちろん逃す気はないし、そんな甘い教育は受けていない。
「俺に貴女の隣に立つ栄誉をいただけませんか」
本人隠したつもりだろうが、動揺が滲み出ている。
あまり追い詰めても逃げられてしまうので手を緩めたが、義姉を溺愛する準備は出来ている。
義姉弟という関係に安心させながら、愛情で絡め取ってしまおう。
「婚約者のいる人を奪う方法を考えているの」
何言ってんだ、こいつ、という目で義弟に睨まれた。
さもありなん。貴族令嬢としてアウトだ。
でも理由はある。
私は10年前に王子の婚約者になったけど、最近、王子の浮気で婚約破棄されてしまっていた。
婚約破棄については、公爵家から王家に苦情を入れて、王子有責の婚約破棄となり、王子は王位継承権を剥奪されて臣籍降下する事になったので、貴族令嬢としての瑕疵は最小限に抑えられたけれど、18歳にもなって婚約者がいないというのは、貴族令嬢として大分危ない。
周りを見ても、条件のいい相手は結婚しているか婚約者がいて、婚約者がいない人は評判が悪いか家格が低い相手になる。
私は家格が低くても人柄がよければいいと思うんだけれど、公爵家の男達は許してくれない。
さらに悪い事に、このまま婚約者が見つからないと、多分義弟と結婚する事になってしまう。義弟には想い合う婚約者がいるのに。
私は公爵家の一人娘なので、本来なら後継ぎになってもおかしくなかった。でも王子との婚約が決まったため、後継ぎが必要になり親戚から養子を取ったのが義弟だ。
私の婚約がなくなったとしても、10年も公爵家の後継者として育てられた義弟を放り出すわけにもいかず、いまのところは私が嫁に行く前提で婚約者を探しているけれど、王家との縁談がなくなったのなら、直系の私が婿を取って後継者になればいいという意見も出ている。
もちろん義弟を放り出すのは如何なものかという意見もあり、なら二人を結婚させればいいんじゃないか、という話が出たのが今日の事。
私の婚約破棄が原因でいままで頑張ってきた義弟に迷惑をかけたくないので、こうなったら婚約者がいても構わないから相手を捕まえてしまおうかしら、と思っているのだけれど、義弟にため息を吐かれてしまった。
「公爵家の評判に関わるからやめてください。相手が見つからなければ、俺でいいじゃないですか」
「貴方には想い合っている婚約者がいるでしょう」
「あいつも俺も、公爵家に忠誠を誓っています。貴女をつまらない男に渡すような真似はさせません」
「すごい自信ね」
「これでも公爵家の後継者として育てられてきましたから」
義弟を見ると、優しく微笑まれた。
普段は冷たい印象のある義弟にそんな風に微笑まれると、ギャップにやられて顔が赤くなってしまう。
当然、裏のない笑顔なんかではない。私を落とすよう言われているのだろう。
「分かったわ。略奪愛は諦める。でも家格が低い相手に嫁ぐのは許して貰えないかしら。従兄弟のスティーブンなら婚約者に迎えてくれると思うの」
従兄弟のスティーブンは、伯爵家の嫡男だ。家格が少し低いが、低すぎるという事はないと思う。年も二つ上で評判もいい。
ただスティーブンの家は公爵家の一族だから、政略的な旨味はないのよね。贅沢は言えないけれど。
「ダメです。スティーブンは俺に劣ります。一族の男を選ぶなら、最高の男でないと納得出来ません」
言うまでもないけれど、一族の中で最も優秀な男子は義弟だ。
「義姉上。貴女は公爵家の至宝だ。王家に奪われかけた宝でもある。やっと公爵家に戻ってきたのだから、つまらない男に渡すわけにはいきません」
義弟は私の髪を一房手に取って恭しく口づけた。
「俺に貴女の隣に立つ栄誉をいただけませんか」
流れるように自然に求婚してくるな、義弟。
うっかり赤くなってしまうと、本当に結婚させられてしまうかもしれない。
「貴方と結婚すると、貰い手がなくて引き取ってもらったみたいだから嫌だわ」
「誰にもそんな事は言わせませんよ」
義弟が言うならそうなのだろう。でも心情的に、10年も弟として接してきた相手はちょっと。それに義弟のこういう押しの強いところ苦手だし。
私はもっと穏やかな人と結婚して、のんびりとした暮らしを送りたいのよね。
スティーブンならちょうどいいと思ったんだけれど、彼に義弟を押し退けろというのは無理な相談ね。
それに公爵家の包囲網も徹底している。
夕食が終わり湯浴みもすませ後は寝るだけというこの時間帯に、私と義弟を二人きりにするんだから。
いくら義姉弟といっても、未婚の男女なんだから二人きりはダメでしょう。
いつも控えている使用人の姿が消えていて、公爵家の本気が怖いんだけれど。
「私は繊細なの。婚約破棄されたばかりで次の事なんか考えられないわ」
婚約者のいる相手を狙っておいてなんだけど。そういう事にしよう。このまま押し込まれたくない。
「それもそうですね。部屋まで送りますよ、義姉上」
引き際もいい。空気が変わったのでほっとした。
義弟とはこれくらいの温度感がいい。
「すぐ近くだからいいわよ」
「義姉上を一人にする訳にはいきませんから」
手を引かれてしまったので、仕方なくついていく。義弟はそれ以上は口説かず、部屋まで送ってくれた。
俺の義姉は、だいぶうっかりした人だ。
夕飯の後の夜の執務を終え、部屋に戻ろうとする途中、2階にある広間の前に従僕がいたので話を聞くと、義姉が一人でぼんやりと夜空を眺めていると教えられた。
部屋に入るとたしかに、灯りもつけずに義姉が窓辺から空を見上げていた。
月明かりに照らし出されたその姿は女神のように美しい。
しばらく義姉を鑑賞してから、声をかけた。
物憂げな瞳がなにを思っているのかと思ったら。
「婚約者のいる人を奪う方法を考えているの」
と。
なんだそれは。
まだ婚約破棄の傷が癒えていないのではないかと遠慮していたが、他の男の事を考えているなら早めに手を打とう。
義姉を口説き落とし、公爵夫人にする。
これは公爵家一族の悲願だ。
女公爵になってくれてもいいのだが、10年も王家に振り回されてきた義姉を矢面に立たせるのは本意ではない。彼女には休息が必要だ。
一週間前、義姉は婚約者である王子に婚約破棄を突きつけられた。
王家から請われて、仕方なく婚約したのに、浮気して婚約破棄を突きつけるとはどういう了見だと殺気立った公爵家一門から迫られた王家は、問題の王子から継承権を取り上げ王子有責の婚約破棄として慰謝料を払い誠意をみせた。
対応を間違えたら王派だった公爵家一門26家が丸ごと反王室派になったかもしれないので、王家は即日に王子を切り捨て謝意を表明した。
それでも大分反感をかったのだが、あまり騒ぎ立てて『姫』の傷になってはいけないと自重した一族は、婚約破棄が決まってから降るように舞い込んだ釣書に丁寧な断りを入れ
全部燃やした。縁起が悪いからな。
そして俺に義姉を口説く許可が与えられた。
いまのところ義姉を守り公爵家にとどめるために一番適任なのが、次期公爵として育てられた俺だからだ。
もちろん義姉に好きな相手がいればその気持ちは尊重するつもりだが、いない事は確かめてある。
「貴方には想い合っている婚約者がいるでしょう」
義姉にアプローチしたら、おかしな答えが返ってきた。
確かに俺には婚約者がいるが、彼女は王妃となる義姉を社交界で支えるために一族から選ばれた女だ。
当然、彼女にとっても最優先なのは義姉。義姉が想い合う婚約者同士を気遣っていると聞けば、病死を装い婚約をなくした後で顔を変え、侍女として義姉の側仕えになるだろう。
婚約者は義姉の忠実な部下になるため、人生の大半を費やして来たのだから。
義姉に会うときは猫をかぶっているので、義姉は知らないが。
もし俺がフラれて万が一義姉が他家に嫁ぐような事になれば、婚約者に殺される。
もちろん逃す気はないし、そんな甘い教育は受けていない。
「俺に貴女の隣に立つ栄誉をいただけませんか」
本人隠したつもりだろうが、動揺が滲み出ている。
あまり追い詰めても逃げられてしまうので手を緩めたが、義姉を溺愛する準備は出来ている。
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