夢じゃなかった!?

Rin’

文字の大きさ
144 / 599
エスリアール王城 出会い

腹ごなしは歌で2

しおりを挟む
いきなり本番は無理なので、最初は少し時間ください。

発声練習と違う歌を一曲歌ってから麒麟様用の歌にします。」

「時間のことはあまり気にしなくて大丈夫ですよ。ブルーローズに多少遅れても怒られはしないでしょう。ああ、でも…

もし、城に門限迄に帰らなかったらデュカーレ君に一緒に怒られましょうね。」

「えっ?!」

「さあ、森に着きましたよ。降りましょう。」

嫌だ!お兄ちゃんに怒られたくない。お兄ちゃんの説教は怖いのだ!

口調は丁寧で静かだけど、怒ってるのがヒシヒシわかるし、微笑みながらだから更に怖い。
絶対に門限迄にお城に帰らなきゃ。



ズシーン・・・

「ここも緑が深くて広い森。」

スティールはここに待機させておきます。少し離れた場所に移動しましょう。」

「わかりました。」

「では、降りましょう。掴まってください。」

「は、はい。」

また、近い~。わ、わわ。


サリアンに掴まった綾子だが、スティールの鞍から降りるには足場が悪くサリアンに横抱きにされて降りた。

「スティール、しばらくここで待っていてください。」

「待っててね。」

ステイ、待てね~。ふふ、竜に待てか(笑)


グウワルゥ~


「では、アーヤさん足元に気をつけてとりあえず向こうに行ってみましょう。」

「はい。」


サリアンさんの横を歩きながら考える。


発声練習して大地讃頌だいちさんしょうの前に何を歌おうか。う~ん。わざと讃美歌とか試してみる?でも歌詞スマホで見ながらじゃないといきなりは無理だし。

できれば歌詞をきちんと覚え直ししてからがいい。アメージンググレイスとかいいなぁ。英語でマスターしたい。

う~ん、今回は何にしよう。


森の中を歩きながら考える。できればポジティブに前向きになれるイメージの歌がいいなぁ。リズムいい系か、のびのび系か。

よし、リズムいい系でいこう。となりの○○○のさんぽにしようかな。
楽しい感じになれそうだし、森の中でちょうどいいかも。

「少し開けた場所に出ましたね。この辺はどうですか?」

「いいですね。ここにしましょう。」

「あの、サリアンさんは落ち着きそうな場所でどうぞ休んでいてください。座るには…服が汚れちゃいますか。木に寄り掛かっててもいいですし。」

「そうですね。では、私の好きな所で聴かせてて頂いてよろしいですか?」

「はい。」

「せっかくなので、アーヤさんの邪魔にならないようにしますからなるべく近く、この辺りに座ります。」

「えっ?!座ったら汚れちゃいませんか?」

「大丈夫です。クリーン魔法で汚れは取れますから。」

「へぇー、便利でいいですね。」

うっ、私の斜め横で超美形イケメンが本当に地べたに座ってる…。

座るポーズも何でただ座るだけなのに、様になるんだろう?モデルさんみたいな?気品が漂うのは何故?羨ましい。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。 最強主人公はイケメンでハーレム。 脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。 落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。 =主人公は男でも女でも顔が良い。 そして、ハンパなく強い。 そんな常識いりませんっ。 私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。   【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。

千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。 気付いたら、異世界に転生していた。 なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!? 物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です! ※この話は小説家になろう様へも掲載しています

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~

枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。 同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。 仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。 ───────────── ※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。 ※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。 ※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。

処理中です...