どこへ行っても女勇者は最強であった

シュミー

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学校の日常

剣道部

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 やった~放課後。入学式の次の日。私は学校で高校生とは思えない高度な授業を完遂した。これから剣道部を見学に行くのだ。
 え?授業内容はどんなんだって?それはまあ閑話でお送りします。

「みーちゃんはもう入部届けだしたんだって?」
「うん。経済系はそれしかないし。見学するまでもないよ。」
「みーちゃん、一緒に見学行かない?」
「ごめん、ハーちゃん。私この後バイト入ってて。私の家そんなに裕福じゃないから…。」
「そうなんだ。残念。でも、この学校の学費はどうしたの?免除されるとはいへ結構高かったような気がするんだけど……。」
「それはね。親にお金かしてもらって株をちょちょいと……。この学校にどうしても入りたかったから……。」

 株を操作したのか!!すご!!なんて天才だ。でもそんなに株を操るのがうまいならなんでバイトする必要があるんだろう。

「みーちゃんなんでバイトするの?」
「それはね。株だけ動かしてお金稼ぐってなんかずるみたいで嫌なんだ。身体動かしてお金稼ぐのも割といいし。」
「偉いね~。」

 なんて美しい考えを持っていらっしゃるのだ!もうこれは確定でヒロインだな。こんな汚れてない人がまだこの世界にいたなんて。眩しい。実はゲームから出てきましたって言われても信じちゃうぐらい。

「じゃねハーちゃん。また明日。」
「うん、また明日。」

 癒しが……。そろそろ行かないと遅れるな。行かないと。こっちの世界のプロ級はどれくらいのレベルかな。


####################  道場

「えぇい!!」

  パンッ

 竹刀を打ち合う音が聞こえるな。ウィレスノールだったら鉄と鉄がぶつかり合う甲高い音だったな。木剣の時もあったけど。

「真琴兄さん……」
「ちゃんと構えろ!腕が低くなってるぞ!」

 うおっ。真琴兄さんが怒鳴ってる。でも様になってるな。まだこっちに気づいていないらしい。はかま姿は目の保養。

「また怒鳴られてるな。すげぇ迫力」
「厳しいしな。」

 剣道部員かな?休憩中らしい。声をかけてみようかな。でも少し真琴兄さんの学校での噂聞きたいし……。

「いくつ物賞やトロフィーを獲得してるらしいぜ。」
「ああ。しかもルックスも良い。なんでルックスも良くて、運動もできて、頭もいいんだ。神は不公平すぎないか?何処の乙女ゲーから出てきたんだよ。」

 私と同じ考えを持っていらっしゃる!

「二つ名もあるって知ってるか?」
「え?二つ名なんてあるのか?」
「ああ。っていう二つ名らしい。」

 は!?風の貴公子?氷ならまだしも風!?どういうことだ!

「なんで風?そして貴公子?」

 ことごとく私と同じことを考えているらしい。この人は!

「真琴様は風の様に気まぐれで、滅多に笑わないが、全く笑わないというわけでもない。汗をかいていても、暑苦しさを感じさせず、逆に爽やかに見えるらしい。それと貴公子って呼ばれてる理由は、行動一つ一つ高貴な感じをさせるからだそうだ。」
「へ、へー。そんなにすごいのか。でもお前なんで真琴さんを「様」って読んでるんだ?」

 私の思考を読んでるんじゃないだろうな。この人、私の思った疑問と同じことを疑問に思ってるぞ。

「ばっか!お前!様をつけろを。じゃないと真琴様ファンクラブから鉄槌を下されるぞ!この前真琴様を呼び捨てにした三年がボコボコにされて入院したって話だ。その三年は誰がやったかは言わなかったが、確実に恐怖を植え付けられてたぞ!」
「なんだよそれ!こえぇ!」

 同感だ。なんだそれ怖い。私も「さま」づけしないといけないかな?

「おい!お前ら。休憩時間は終わりだ。戻れ!って白?」

 こっち気づいたー!みんなこっち見てるー!真琴兄さんを見てた女子達の視線も刺さる!どんなタイミングだ!逃げてをけばよかった!

「け、見学に来たよ。ま、真琴様…?」

 怖い!女子達のの目線が怖い!睨んで来てる!ウィレスノールの魔物と戦ってる時より怖い!女子コワイ。

「おう、ってなんで「様」?」
「さっき、「様」をつけなければやばいと聞きまして……」
「いつも通り読んでくれ!そんな他人行儀は嫌だぞ!俺は!」

 肩を掴んで揺らさないでください。もう周りが超びっくり知ってるよ。仕方ないこれはどうだ。

「じゃあ、真琴兄様…。」
「嫌だ!真琴兄さんと!お兄ちゃんでもいいぞ!」

 あっれ~~?真琴兄さんってこんなシスコンだったけー。もういいやなる様になれ。

「わ、わかったよ。真琴兄さん。わかったから揺らさないで。」
「よ、よかった~。白までそんなことを言いはじめるからびっくりしたよ。はは」

 この時、この道場と真琴を見ていた人たちが止まった。まるで時間が止まった様に。白と真琴以外。

「え?なんで?」
「さ、さあ?」

 途端……

「キャあーーーーーー!真琴様の超激レアスチルよーー!作り笑顔でもない、本物の笑顔!更に今までにない「苦笑」よ!」

 え?まさか時が止まったのって、真琴兄さんの今の苦笑!?マジで!どんだけ人気なんだよ!

「真琴兄さん……。」
「言うな妹よ。言わないでくれ。」
「風の貴公子とも呼ばれてるのに?」
「な!?なんでその名を!!」
「噂で………ドンマイ。」

 私は肩を落とした真琴兄さんの肩に手を乗せる。

「私、マネージャーとして入部したいんだけど、今は無理そうだね。」
「まって、俺が言っておくからちょっとまってて。」

 そう言うと真琴はファンの人たちのところへ行き、アルカイックスマイルを浮かべ、

「すまない。今は新入部員の選抜を行うんだ。閉めてしまうけどいいかな?」
「「「「「「「「「「はい!!真琴様の御心のまま」」」」」」」」」」」

 どこのアニメだ。まあこれで静かになったか。

「人気だね。真琴兄さん。」
「俺はこんなつもりじゃ……」
「私特製ペロキャンあげるよ。」
「……」

 真琴は表情を暗くしたまま、無言で白特製のペロキャンを掴み、ポケットに入れる。

 相当来てるな。まあ確かにあれが毎日会ったら私も無理だは。ウィレスノールで体験したことあるな。男からも女からもだったなその時。

「はい、これ入部届け。」
「ああ。先生に渡しておくよ。」
「そういえばなんでマネージャーが一人もいないの?真琴兄さん人気だから希望する人たくさんいるでしょ?」
「ああ、それはな、入部したよマネージャーはいつも俺ばっかり気にかけて、逆に邪魔になるんだ。だから迂闊に入部させるわけにはいかなくなったんだ。でも、お前はそんなことはにだろう。」
「大変だね。」
「ああ。そうだ。部員達にもお前の事を紹介しないとな。」
「うんその前にこの状況をどうにかしよう。」

 私は部員がいる方向を指でさす。ついでに眼鏡を中指で押す。

 そこにはまだ固まっている部員達がいた。ちなみに部員数は16名だ。これでも多いほいである。

「「「「「「「「「「はぁあああ!!」」」」」」」」」」

 男達の嬉しくないさけび声が道場に響いた。




-------------------

終わった。次は剣道部員。後一、ニ、三こやって、あらすじに入ることができます。

 でもその間に閑話を少し挟みます。この不甲斐ない私に、本編の入り方を考える時間をお恵みくださいm(_ _)m……。

 思ったより書くのは疲れます……。目が、目がー~!!痛い。
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