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ぱちっと目を開く。うーんここはどこだろう。木でできた天井が見えて、ふかふかなベットに寝かされている。
多分私は赤ちゃんだ。でも産まれる瞬間って訳じゃないっぽい。だからまだ誰が母親で、誰が父親かわからない。
ふむ。天井が装飾されていないということは平民かな。ちゃんとモブに転生させてくれた様だ。
ガチャ
ん?人が入ってきた。まだ体は全然動かせないから首が回せないん誰だ?
「《リナ》お母様ですよ」
私の顔を覗くように現れたのは赤がかった金髪金目の美人。
お母様だと!めちゃめちゃ美人さんではないか!って私の名前はリナか。言葉も問題なく分かる。それに平民は確か家名が無いし平民確定かな。というか前世と同じ名前だな。私の前世の名前は《夕暮れ 里奈》だ。
「うあう~」
くっ…お母様が言えない!ちょっと憧れてたんだよ“お母様”って単語。
「あらあら」
「起きたのか?」
「あなた」
お、お父様か?いたの?私の顔を覗いてきたもう一つの顔を見る。グフッ!なんて美丈夫だ!緑がかった金髪!コレは金髪家族か!?あ、私は銀髮か。因みにお父様の目は凄い青。スカイブルーだ。
「か、可愛いなぁ」
え?お父様さっきというか顔がキリッとした感じで鋭かったのに今はだらしなく歪んでる。これが俗にいう親ばか?よくわからん。それよりも段々眠くなってきたなここはラノベの通り、体の年齢に…引っ張られる…の…かな……ぐぅぅ
× × ×
『起きるがいい』
「うあー……」
--誰?
『私は神に使わされた者だ』
--神様?
「うああー?」
『そうだ。それと声に出さなくていい。今は念話を使ってるから話さずとも会話ができる』
--わかりました。それで、あなたは?
『私は神に言われてお前に武器を届けにきた。それと力の使い方を少々教えるために』
--そうじゃなくて、名前!
『名前?そんな物は無い。いつも呼ばれるときは精霊帝と呼ばれている』
--精霊帝?
『そうだ。精霊の中で一番偉い』
--へー。だから美丈夫なのか。テンプレでいうと属性があるんでしょ?精霊って。あなたは黒髪黒目だから闇?
『てんぷれが何かわからないが、闇の属性の髪の色は紫だ。それに私に属性はあえて言うなら無属性意外の全てだ。黒は全ての色を混ぜれば出来るだろう?』
--あ、確かに。
『話に戻るぞ。これが武器だ』
精霊帝様は私に蝶のイヤリングを渡してきた。
--わぁ、綺麗!色が青と紺色、少し光ってて夜の色見たい!
『コレは念じれば出てくる仕組みになっている。武器だけ出したければ武器をイメージすればいい。変幻自在だから剣、短剣、槍、さらにはハサミにさえできる。同時に念じれば同時に出てくるからな』
--すごい機能!ありがとう!精霊帝様!
『ああ。後は魔力について教える。ステータスはもう見たか?』
--まだ
『ステータスと言えば出てくる』
--まだ、喋れないんですけど
『念じても出てくる』
--……ステータス
-------
名: リナ・サンセット
Lv 1
魔力: 周りから魔力を受け取ることが出来るため、体の耐久性による。
属性: 全て
スキル: 経験値10倍 隠蔽 鑑定 スキル合成 スキル習得率倍 創造 魔法合成 全言語理解 剣技 刀技 気配遮断 変化 収納 料理 分析 暗殺術
加護: ほぼ全ての神
称号: 神々に愛されし者 オルレアンの聖女 死神 元暗殺者 魔法の天才 剣の天才
-------
うん。ツッコミどころが満載。まずオルレアンの聖女。これって前世のジャンヌ時代の時についたのだろう。なんで引き継がれている。あと加護。加護多くない?称号にも神々に愛されし者とか出てるし。あと剣と魔法の天才にしてくれって言ったけど称号に出せとは言ってなかった様な気がする。
あと所々私が提示したスキルと違う所があるな。確か同じのが無ければそれに似たスキルで対応するって言ってたな。
死神は……まぁ、暗殺者時代の時か。
『見れたか?』
--うん。でも筋力とか体力とかはなんで出ないの?
『それは、人間がたまに馬鹿力や、気持ちで、限界を超えることがあるから出さない様にしている。矛盾が生じるからな』
--なるほど。それで何をすればいい?
『まず、魔力は感じられるか?』
--うーん。あ、この血液みたいなの?
『そうだ。変化を使うときは、それを体で覆う感じだ。今は髪と目だけでいい』
--ぐぬぬぬ…できた!どう?変わってる?お母様みたいな金色?目はお父様みたいなスカイブルー?
『ああ。ちゃんと変わっている』
--やったー!…あ、でもいきなり目と髪の色が変わったら変じゃない?
『それは大丈夫だ。私が言っておいた』
--言っておいた?
『ああ、お前の両親は精霊と契約していたから、そいつに頼んだ』
--なんて言ったの?
『お前の子の色彩は珍しい。お前の契約精霊に免じて、色彩を隠してやろう。と』
--契約精霊に免じて?
『お前の両親の契約精霊は最高位精霊だからな』
--なるほど
『教えることも教えた。私はもう行く』
--え、もう行くの?
『そうだが、それがどうした?』
--その……話し相手になってくれないかと…
『話し相手?』
--しばらく赤ちゃんだから身動きが取れない。喋れないし、暇だし、もうちょっと他の人と話がしたい…から
『………いいだろ。話し相手になってやる。お前は面白いしな。面倒もなさそうだし、居心地がいい』
--じゃぁ!名前!名前つけていい?ずっと精霊帝様じゃあれだし…
『………(こいつは名前をつける意味を知っているのか?)』
--やっぱり、ダメ?
『(いざとなったらこちらから契約を切ればいいだけか)わかった。いいだろう』
--じゃあ《黒蓮》!黒髪黒眼だから黒と、蓮の花みたいに綺麗だから蓮をくっつけた!
『黒蓮…気に入った』
そう黒蓮が言ったら、横腹に軽い痛みが走り、何かが繋がった気がした。
--何これ…
『契約だ』
--え?
『名前をつけることは契約だからな。お前は私の主人ということになる』
--…ええーーー!
多分私は赤ちゃんだ。でも産まれる瞬間って訳じゃないっぽい。だからまだ誰が母親で、誰が父親かわからない。
ふむ。天井が装飾されていないということは平民かな。ちゃんとモブに転生させてくれた様だ。
ガチャ
ん?人が入ってきた。まだ体は全然動かせないから首が回せないん誰だ?
「《リナ》お母様ですよ」
私の顔を覗くように現れたのは赤がかった金髪金目の美人。
お母様だと!めちゃめちゃ美人さんではないか!って私の名前はリナか。言葉も問題なく分かる。それに平民は確か家名が無いし平民確定かな。というか前世と同じ名前だな。私の前世の名前は《夕暮れ 里奈》だ。
「うあう~」
くっ…お母様が言えない!ちょっと憧れてたんだよ“お母様”って単語。
「あらあら」
「起きたのか?」
「あなた」
お、お父様か?いたの?私の顔を覗いてきたもう一つの顔を見る。グフッ!なんて美丈夫だ!緑がかった金髪!コレは金髪家族か!?あ、私は銀髮か。因みにお父様の目は凄い青。スカイブルーだ。
「か、可愛いなぁ」
え?お父様さっきというか顔がキリッとした感じで鋭かったのに今はだらしなく歪んでる。これが俗にいう親ばか?よくわからん。それよりも段々眠くなってきたなここはラノベの通り、体の年齢に…引っ張られる…の…かな……ぐぅぅ
× × ×
『起きるがいい』
「うあー……」
--誰?
『私は神に使わされた者だ』
--神様?
「うああー?」
『そうだ。それと声に出さなくていい。今は念話を使ってるから話さずとも会話ができる』
--わかりました。それで、あなたは?
『私は神に言われてお前に武器を届けにきた。それと力の使い方を少々教えるために』
--そうじゃなくて、名前!
『名前?そんな物は無い。いつも呼ばれるときは精霊帝と呼ばれている』
--精霊帝?
『そうだ。精霊の中で一番偉い』
--へー。だから美丈夫なのか。テンプレでいうと属性があるんでしょ?精霊って。あなたは黒髪黒目だから闇?
『てんぷれが何かわからないが、闇の属性の髪の色は紫だ。それに私に属性はあえて言うなら無属性意外の全てだ。黒は全ての色を混ぜれば出来るだろう?』
--あ、確かに。
『話に戻るぞ。これが武器だ』
精霊帝様は私に蝶のイヤリングを渡してきた。
--わぁ、綺麗!色が青と紺色、少し光ってて夜の色見たい!
『コレは念じれば出てくる仕組みになっている。武器だけ出したければ武器をイメージすればいい。変幻自在だから剣、短剣、槍、さらにはハサミにさえできる。同時に念じれば同時に出てくるからな』
--すごい機能!ありがとう!精霊帝様!
『ああ。後は魔力について教える。ステータスはもう見たか?』
--まだ
『ステータスと言えば出てくる』
--まだ、喋れないんですけど
『念じても出てくる』
--……ステータス
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名: リナ・サンセット
Lv 1
魔力: 周りから魔力を受け取ることが出来るため、体の耐久性による。
属性: 全て
スキル: 経験値10倍 隠蔽 鑑定 スキル合成 スキル習得率倍 創造 魔法合成 全言語理解 剣技 刀技 気配遮断 変化 収納 料理 分析 暗殺術
加護: ほぼ全ての神
称号: 神々に愛されし者 オルレアンの聖女 死神 元暗殺者 魔法の天才 剣の天才
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うん。ツッコミどころが満載。まずオルレアンの聖女。これって前世のジャンヌ時代の時についたのだろう。なんで引き継がれている。あと加護。加護多くない?称号にも神々に愛されし者とか出てるし。あと剣と魔法の天才にしてくれって言ったけど称号に出せとは言ってなかった様な気がする。
あと所々私が提示したスキルと違う所があるな。確か同じのが無ければそれに似たスキルで対応するって言ってたな。
死神は……まぁ、暗殺者時代の時か。
『見れたか?』
--うん。でも筋力とか体力とかはなんで出ないの?
『それは、人間がたまに馬鹿力や、気持ちで、限界を超えることがあるから出さない様にしている。矛盾が生じるからな』
--なるほど。それで何をすればいい?
『まず、魔力は感じられるか?』
--うーん。あ、この血液みたいなの?
『そうだ。変化を使うときは、それを体で覆う感じだ。今は髪と目だけでいい』
--ぐぬぬぬ…できた!どう?変わってる?お母様みたいな金色?目はお父様みたいなスカイブルー?
『ああ。ちゃんと変わっている』
--やったー!…あ、でもいきなり目と髪の色が変わったら変じゃない?
『それは大丈夫だ。私が言っておいた』
--言っておいた?
『ああ、お前の両親は精霊と契約していたから、そいつに頼んだ』
--なんて言ったの?
『お前の子の色彩は珍しい。お前の契約精霊に免じて、色彩を隠してやろう。と』
--契約精霊に免じて?
『お前の両親の契約精霊は最高位精霊だからな』
--なるほど
『教えることも教えた。私はもう行く』
--え、もう行くの?
『そうだが、それがどうした?』
--その……話し相手になってくれないかと…
『話し相手?』
--しばらく赤ちゃんだから身動きが取れない。喋れないし、暇だし、もうちょっと他の人と話がしたい…から
『………いいだろ。話し相手になってやる。お前は面白いしな。面倒もなさそうだし、居心地がいい』
--じゃぁ!名前!名前つけていい?ずっと精霊帝様じゃあれだし…
『………(こいつは名前をつける意味を知っているのか?)』
--やっぱり、ダメ?
『(いざとなったらこちらから契約を切ればいいだけか)わかった。いいだろう』
--じゃあ《黒蓮》!黒髪黒眼だから黒と、蓮の花みたいに綺麗だから蓮をくっつけた!
『黒蓮…気に入った』
そう黒蓮が言ったら、横腹に軽い痛みが走り、何かが繋がった気がした。
--何これ…
『契約だ』
--え?
『名前をつけることは契約だからな。お前は私の主人ということになる』
--…ええーーー!
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