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Op.2 帰還と始動 Tempo di Marcia
ブリッジ
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※ブリッジ………マーチにおけるトリオ(前述)からグランドマーチ(クライマックス)へのつなぎの部分のこと。まんま、橋。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
テストも明けていよいよ活動再開。という日の放課後。
♪~
ん?
聴き慣れない音だ。しかし綺麗で、華がある。誰のオーボエだろうか?OBの支援も多いこの学校だからそういう人たちだろうか?でも平日に?
階段を駆け上がって332教室(第三教棟三階二番目の教室)へ。一応三度ノックしてドアを開ける。
「あ、黒木君!」
楽器をおろしてパッと表情が明るくなる。そう。なんと復帰初日の山城だった。
「山城だったか。誰かと思った。」
「へへ~。まだまだ聴けたもんじゃなかったでしょ?」
悪戯がバレた子供のように笑う。
いやそんなことはない。寧ろ、
「良かった。」
「ね~、何とか早いうちに復帰できて良かったよ~。約束、果たせたことになったかな?」
…………
「いやそうじゃなくて、そりゃまあ早く復帰できたのも良かったし、約束通りかそれ以上だと思うけど、」
一拍置く。
「上手いと思う、って意味の、良かった。」
「ほんと?!やった!でもまだまだ。もっと頑張るからね!」
「楽しみにしてる。」
「うん!」
332教室を出た。さて、負けていられない。というか、居ても立ってもいられない。早く吹きたい。
気がつくと早足に、そして廊下を全力疾走していた。
これで漸く全員揃った。明後日日曜日に、黒木先生(凜音さん)の指揮で初めて全て通すことになっている。久々の白夜の暁の通しはまだ少し怖い。それでも、もう演るしかない。
久しぶりに、自分の表情がぐっと引き締まるような感覚を覚えた。
大会まであと71日。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
テストも明けていよいよ活動再開。という日の放課後。
♪~
ん?
聴き慣れない音だ。しかし綺麗で、華がある。誰のオーボエだろうか?OBの支援も多いこの学校だからそういう人たちだろうか?でも平日に?
階段を駆け上がって332教室(第三教棟三階二番目の教室)へ。一応三度ノックしてドアを開ける。
「あ、黒木君!」
楽器をおろしてパッと表情が明るくなる。そう。なんと復帰初日の山城だった。
「山城だったか。誰かと思った。」
「へへ~。まだまだ聴けたもんじゃなかったでしょ?」
悪戯がバレた子供のように笑う。
いやそんなことはない。寧ろ、
「良かった。」
「ね~、何とか早いうちに復帰できて良かったよ~。約束、果たせたことになったかな?」
…………
「いやそうじゃなくて、そりゃまあ早く復帰できたのも良かったし、約束通りかそれ以上だと思うけど、」
一拍置く。
「上手いと思う、って意味の、良かった。」
「ほんと?!やった!でもまだまだ。もっと頑張るからね!」
「楽しみにしてる。」
「うん!」
332教室を出た。さて、負けていられない。というか、居ても立ってもいられない。早く吹きたい。
気がつくと早足に、そして廊下を全力疾走していた。
これで漸く全員揃った。明後日日曜日に、黒木先生(凜音さん)の指揮で初めて全て通すことになっている。久々の白夜の暁の通しはまだ少し怖い。それでも、もう演るしかない。
久しぶりに、自分の表情がぐっと引き締まるような感覚を覚えた。
大会まであと71日。
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