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男の眼
しおりを挟む縛りは緩かった。
少しもがけば取れるほどで、でも僕は大人しく縛られていた。
これから何、するんだろう……。
こんな格好恥ずかしい。
心臓が痛いくらいに鳴りだして、全身が高揚しているのがわかった。
不安……なのか、
それとも期待……なのか。
僕は固めの皮素材のソファーベッドの上で膝立ちになり、雅ニイに背を向けた姿勢で縛られていたが、縛り終わるとゆっくり僕の身体を前のめりにさせた。
「ゆっくり、そのまま胸をつけて……。お尻は突き出して」
「えっえぇっっ……」
いやだ……恥ずかしいよぉ……。
雅ニイからお尻の穴まで丸見えの体制で、うつ伏せにさせられる。
膝立ちのままの太ももの間からは僕の金玉がぶら下がって、ちんこはまた完全に立ち上がっていた。
「可愛いおしりだね。」
雅ニイはそう言って僕の尻にキスをしたようだった。
「な!お尻に…そんなぁ……」
僕が震えた声でそう言った瞬間、今度は尻の間に生暖かものが触れた。
れろれろれろ……
「ひゃぁぁぁぁ!!
やだやだやだ!! そんなとこ舐めないでぇぇぇ!!!」
そう言って慌てて振り返ると、何か手にぬるぬるしたものを付けた雅ニイが、息荒く僕を見つめている。
その瞳は、今まで僕のちんこにイタズラ紛いなことをしていた時とはまるで違っていた。
男の興奮した眼だ。
ぞくっと背筋に何かが走った。
だが、それは恐怖からではない。
切なくなるような、きゅんとするような……。
やっぱり、僕は雅ニイのことが……
好きなんだろうか。
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