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2日目2
5. 《隼人side》夢…… かと思った。
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《隼人side》
夢…… かと思った。
「ほしい」と言った。
やっと言えた。
口に出す事を何度ためらったことか……。
ナツは自由であってほしかった。
俺みたいな奴が、あの翼を奪っていいはずがなかった。
それにこの言葉を口にすれば、もう自分のもとへは飛んで来てはくれないと思っていた。
それが……。
-----オレを……あげる。------
「約束だからな」
「はい、わかってるよ、父さん」
三日間だけ……。
この間だけ、神様、俺に彼の翼を捥がせてください。
もう羽を休めるだけの場所にはなりたくなかった。
せめて、俺の想いを刻みたかった。
嫌われてもいい、もう俺のもとに二度と戻ってこなくても……。
「覚えてて」ほしいと思ったんだ。
だからその為に準備をした。
この夏付き合いだした彼女と別れたことも知っている。
そう、その理由も……。
メールを送る。
『ナツ、明日誕生日だろ?もし一緒に祝う彼女でも居ないなら、俺んち来いよ』
誕生日おめでとう。
そして二度と忘れられない三日間にしよう。
夢…… かと思った。
「ほしい」と言った。
やっと言えた。
口に出す事を何度ためらったことか……。
ナツは自由であってほしかった。
俺みたいな奴が、あの翼を奪っていいはずがなかった。
それにこの言葉を口にすれば、もう自分のもとへは飛んで来てはくれないと思っていた。
それが……。
-----オレを……あげる。------
「約束だからな」
「はい、わかってるよ、父さん」
三日間だけ……。
この間だけ、神様、俺に彼の翼を捥がせてください。
もう羽を休めるだけの場所にはなりたくなかった。
せめて、俺の想いを刻みたかった。
嫌われてもいい、もう俺のもとに二度と戻ってこなくても……。
「覚えてて」ほしいと思ったんだ。
だからその為に準備をした。
この夏付き合いだした彼女と別れたことも知っている。
そう、その理由も……。
メールを送る。
『ナツ、明日誕生日だろ?もし一緒に祝う彼女でも居ないなら、俺んち来いよ』
誕生日おめでとう。
そして二度と忘れられない三日間にしよう。
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