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熱に浮かされる女

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見上げるほどの体格差の男に抱え込まれていた。
たどり着いたのは、宿。

鍛え上げられた分厚い筋肉
乱さない息は
軽々と持ち運ばれた

抱え込まれ、捕獲されていた腕から

ベッドに置かれた。




力では到底勝てない
動きからレベルの差は歴然だ。


下腹部に意識がいって内股になった

ここに、
受け入れたことはある

経験は足りないが。
不安なだけではない。

ドキドキと心拍数が上がっている
顔が熱く、触れて欲しいと思っている。

するりっと、

組み敷かれたのはベッドの上だった。
髪が上等なシーツに溢れた。


動かせる首を動かして相手の顔を見上げる
両手でほおを包む手。その大きな手に
感じたのは、恐怖ではなかった

唇を塞がれた。
触れるような接吻に、ブワっと熱が上がる。

頭がふわふわする


ドクドクと自分の心臓がうるさい


胸を触ってくれれば
先端が、気持ちよくなるのに。

欲望が沸き上がる。

頬を触られて顔を上げれば、
相手の瞳の奥を見た

ゆらゆらと燃えているような
瞳に射抜かれる。




「オレの番」

“番”の意味はわからない

自分は彼を求めたのが

本能で理解した結果だった。




指を入れられたところは、
すでにヌルリと濡れていた。

そのことを自覚すると余計に顔が熱くなった気がした

ぐちゅっぐちゅと音をたてて、
動かされるソコにたらりと流れそうな量は…

こんなの知らない。


それに反応して
くぐもった声を出してしまう。

「んっ……ふっ 」と熱がこもったような“熱さ”があった。
遠慮なしに指は動く。

チカチカと頭の中で白く広がる


いじられている場所に力を入れれば
広げるように指が余計に感じられた。

「っは・・ふぅんっ!!」
指は増えて奥に行こうとしていた。
息も乱れてくる。

「あっ、あ  ……んんっ!」
せっ急に動く指に
いりぐちと接触
息を止める

挿入るのか?
痛みは?
他にも触って!
接吻して欲しい

欲望が伝わるのかわからない。

ただ、

挿入ってきた質量に、
悲鳴をあげた。
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