【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ

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<模索 編>

おかし

朝食を終えると、庭に出てクッキーの材料集めをする。奥のところ水を撒きながら進んだ。

「お早う、ドム爺。」
「お早う御座います、セリ様。」

「ここの採取しても良い?」
「ええ。ご自由にどうぞ。手伝いはいりますかな?」

ダズの事だろう。高いところのものを採取しないので断った。

クッキー以外にも火を使える機会なので、調合もやろうとその材料も集める。ポーションを作りだけなので素材の下処理もしなくて良い。素材を摘み取り、キッチンに置いておいた。

これで昼食まで予定はない。

オジサマの執務室に行けば、そのまま仕事コースか。休んでなさいと言われる予感がする。
地下の部屋に行こうと決めたところで、メイドのステラに遭遇。

「手伝いなさいよ。」

睨みの圧が強く、断るのを許さない。否を言って抵抗するようなら、怒鳴り出しそうな緊張感。
これをサディスが止めいたのだが、納得していた様子はない。執事2人はもう王都に着いただろうか。
おっと答えなきゃ。

「書庫に行く。」
「本ばかりじゃなくて、手伝いもしなさいよ!」

どう諌めようか悩む。この若いメイドは私が遊んでいると決めつけている。確かに明確に仕事はないが手伝いはしている。なので自分が使っても良い年下と認識しているようだ。それを改めさせようと使用人同士で話してもらったが、効果はない様子。認識を変えるって難しい。

そう対峙する形でいたところに、第三者が介入した。

「それ、メイドの仕事だろ?」

バリスだった。ここでは新参だが冒険者だけあって世情に詳しく、説得力があった。

「遊んでばっかりなんだからっ、手伝わせた方がこの子のためよ!」
「貴族の子だろ?勉強とか予定詰まってないのか。」

貴族といえば、幼い頃から勉強漬け家業のために時間を使うっていうイメージだった。この辺境なら何かしら鍛えていても変じゃないと思うのだが。とりあえず、メイドの仕事はやらせないとバリスは口をだした。

しかし、野菜剥きをしていたのも見たので何か教育方針でもあるのか気になっている。

「子供なんだから手伝いくらいさせるものでしょ?」

苛々が増した声で言うが、バリスは冷静に返す。

「それ、ガイサスのオッサンから許可出てる?メイドが決める事じゃないぞ。」

よくよく考えれば、雇っている者が仕事を他の者に任せようとしている。それが嫌なら、進言して改善してもらうのが筋だろうに。

「セリが手伝うこともあるわっ今でも良いじゃない!」
「ん?けど断ってるだろ?今日は諦めな。」


セリが手伝うなら止めないが、断れば強制できないはずだ。

「いい?今度は手伝いなさいよ!」

(まだ誘うというか、働かせるのか。)

とりあえず目的の人物に用件を伝える事にした。
感想 6

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