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<エルフ達>

武器

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師匠の滞在が決まった事で滞在費の代わりに魔石の提供をし、セリへの教師も入れ込んだ。

旅のエルフ、その知識は興味深いけどたぶん話は森の事になるだろう。町に長く滞在する事はないと聞いていた。

アクレイオスと師匠には、時期が決まっている可能性を言ったが確定ではない。森の調査をしつつ、待つ態勢だ。
その間、師匠を振り回す!子供らしく可愛くやってみせよう。

「楽しくなって来た!悪戯とか仕掛けられると嬉しいけど。」

でもまあ、まずは話せるようにならないと。始めは森の事や精霊について教えてもらう。今度は話をして理解ができると良いんだけど。

冒険者ギルドに寄ってから、武器屋に来た。魔法を使える武器は魔石が使われている。

”魔物の体内にある、魔力の塊。“
『精霊石は、精霊が関わった条件でできる』とは知っているけど。

それが狙ってできるほど知らないモノだ。これをどう使うのか聞けば、必要な者の手へとしか答えはなく。
魔力の流れ方が違うと知っていれば十分だと言っていた。


(今回は詳しく聞きだしてみよう。作戦を立てて、ね。)

珍しい武器屋にキョロキョロしながら、後をついていく。私は用がないので師匠がマント姿で武器屋と話す。
「矢の補充にきた。」

「ほお、強い矢だな。弓を見せてくれないか?」
「すぐには無理だな。こんな強いの使う奴もいなければ。初心者が多いんでね。」

用件は済ませられないらしいので、気になる事を聞く
「魔石付きの矢が欲しい、ある?」

「魔石があるかなっと」

「欲しいの水魔法だから」

そう言うと店主は笑い出した。
「ハハハ、役に立ちそうだな!」

皮肉だ。水魔法なんて付与しても、役に立たない練習で終わりか?って。
ハズレの店主だと思っしまう。


「ここでは買わん。」

賛成だ。師匠が出て行くのについて行く。

「他の武器屋はあるか?」
「一番、大きいところはここで、他も縁者でやってる。」

「市場に行くぞ」


出費している職人を探して以来するらしい。“流れの”といえば偏屈。そもそも子供を相手にしないので、師匠がいなければできないことだ。

「ちょっと楽しみ。」

そう言っても言葉は返ってこない。


「バリス、お待たせ!」
待たせていた護衛役に声をかけ、色々買い込んだ荷物を持ってもらった。

『冒険者ギルドに連れて来てくれ』とアクレイオスにお願いされている。来るには構わない。師匠が居れば護衛がいらないと思うけど、バリスは師匠を警戒中だ。

正確にはオジサマもか。私が懐いているから、まだ遠回しに念のためと見ているけど。
『フードを被った不審人物』

(調査、必要かな)と呑気に思うセリとは違い、“攫われてしまうのでは?”と恐れていたらしいとセリは知らない。私はのんびり市場を見た。早朝の賑やかさかまだ残る時間は新鮮さを増していた。
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