【完結済み】VRゲームで遊んでいたら、謎の微笑み冒険者に捕獲されましたがイロイロおかしいです。<長編>

2-離脱

「なんだったんだろう？」

私はヘルメット式のゴーグルを外した。
そうというのも、ミッションに成功と出ている。

最初の方は、魔法を放って順調に進んでいた。
それはもう好調に。

隠し宝物を探して冒険者達は城内を探索する。
泥棒にならないのが、ゲームってことね。


倒された魔物や盗賊からの拾得物を収納して、私も城内を彷徨く。

王族は護衛と共に逃亡。城を空にして、冒険者を詰め込み応戦する。

護衛は冒険者を雇わず近衛、つまりプレイヤーを城に配置して守らせる。
ただ逃げたという印象から、作戦になると


このミッションでなければ入れない区間をウロウロする。
色ガラスの壁画、絵画が廊下。

「美術館みたいね」

時々出会う魔物を屠りながら、奥の庭園に向かった。
装飾に使える素材があるかと期待して。


現実でも行ってみようかと考えたけど、今はVRでも体験できる世の中だ。

「それにしても、冒険者と会わないな。」

マップを見ると、冒険者を表す点は城内の中央部や庭園に集中していた。

城内の面々は宝物庫狙いで、庭園組みは王族の護衛かな。
ポツポツある冒険者とは会わないない距離で、私は王宮の奥にある庭園を目指して歩く。


そうして、奥の庭で珍しい薔薇とか花の素材を手に入れたりして

そろそろタイムアップになるから、王宮の中を彷徨いてた。

そこで、誰かに捕まった。
私はよくわからないままログアウトしたというのが現状だった。


「バグかな？」