【完結済み】VRゲームで遊んでいたら、謎の微笑み冒険者に捕獲されましたがイロイロおかしいです。<長編>

異世界ダイブ

9-③

簡易検査は全て良好。詳しくは経過を見ると伝えられ、私はそろそろ自室に帰れることになった。
(体力の回復力、気力もある。)

次のデザインや魔物の素材について知りたいし、他にどんなものが作れるのか。それをあの世界で反映できるのか知りたい。凄く意欲が湧いていた。今なら没頭して製作できる。

それもまあ、ほどほどにと言われていて。精神的な疲れがだいぶ積み重なっているそうです。

「ランナーズハイになってるのかなー。」

端末で見れる過去資料を見ていて思った。今の私は生産職とはいえ、かなりスタンドプレーだ。討伐と生産は違うとはいえ何か貢献できると良いかな。持ちつ持たれつの関係が理想。

技術者は、カプセルの安定した運用と技術の向上を目指している。
研究者は、地球とあちらの世界の比較や変換ができないか頭を捻っている。

クラークは、あちらの世界の関係性の継続を望んで決定を下す総括。

この組織図で動いている。資金繰りはどうなっているのか。そこまでは公開されてないな。換金制、公表できる情報と持ち込める物。

私の服はデザインは出せるけど、そのもの自体は出せない。ゲーム内で売買するとかで金銭化ええきるかも。
後は、あちらの世界で素材の別用途で効果を出せないか？

(そこら辺が私の課題かな？)

次にダイブする時の事を決めていくが、まだ日にちは決まってない。お疲れ休暇と、リフレッシュ休暇があるって
今の世の中ですごい福利厚生だね。

それほど、体への負担が考えられるって事？


次でのオーダーも、装備というか荷物の持ち込み。お金の問題はまだ自腹は無理そうで、経費で落とす？
食事と宿泊、趣味の物までは分かるけど。ドレスに宝飾は気が引ける。


「案内人は同じで、スタン。次はお金が欲しい」

「金額が不足かな？」

「お金を使いたいんです、商売人として！」

店を出していた分、そこに目標を設定したい。
いろんな街で服飾に使えそうな物を見てみたいし、素材の話も現地で聞いて見たい。

「魔物を倒すことには興味ないけど、どんな素材があるのかなって。」

私の方針は話せた。


それに、体力をつけようと決める。私用のメニューが出され、ちょっと頑張った。
筋肉痛でマッサージなどにケアをしてもらうとか、休みも決定。


ダイブに怖さはない。疲れにだけ気をつけてと思っても精神の消耗はどう防げば良いのか？

「結局、良い睡眠なんだよね。」

ほどほどに忙しくして、デザイン帳を進めたり魔物の素材を覚えるなど勉強を続けていた。