【完結済み】ハニーBeeは香り高い味がする<BLジャンル>

BBやっこ

文字の大きさ
15 / 21

休日の子供

しおりを挟む
自室に戻り。監督からの話を自分なりにまとめてみた。

酔っ払い達から得た情報と、
「実際のやつに合わせてやるよ!」と言質をとり。
明日の夕方、屋台に連れてってくれる約束をした。

そこで『顔見知りの城関係者を捕まえて話を聴こう!』と言う作戦だ。

餅は餅屋と思い浮かぶ。
この世界にあるのか、聞いてみようと思った。

前世の食べ物を思い出しながらその日は寝た。

そして休日。
疲れもなく(若い身体っていいわー)という
なんか子どもっぽくない感想を思い浮かべ、朝食へ。

監督に昨日の話を再度確認し、
(酔っ払いだったからね!)

「明日休みだからな!オマエは日が暮れたら早々に帰れよ?」
と子供扱いの約束をさせられ、

花金?(花の金曜日)
…曜日の概念も怪しい。

に飲みに連れってもらう。今日の夕方までヒマになった。

なので、
実家の書類置き場に顔を出した。
以前の城へ行った人を調べるためだ。

今日が休みでもジッとしていられなかった。

この世界で職によって今生の暮らしが決まると言っても過言じゃないようだから。
聴き回った限りで、転職は珍しい。
あっても、場所を変えられたりで大きな変更はないようだ。

変更ができると思わない方が良いとわかった。

そしてひとつ、僕は…
この体、職業が決まれば成長するのではないか?と仮定している。

同期の様子を見ると、成長している。
それは、職業が既に決まって働きに出ている子という印象を受けた。
筋肉がついたり、身長が伸びたり
成長期が著しい子が出ている。

僕はまだ。少し背が伸びたか?と柱で測ってみても、ミリも動かない。

前世の感覚を思い出すなら変な法則だけど、
そういうものかと受け入れられる僕がいた。

そんな職業選択の自由は狭くとも、ブラックではない。
(…ブラックってなんだけ?)

休日は「休む」といって受理され、融通も効く。上司と反りが合わなければ
相談先もある。
実際、他の上司という人も手を差し伸べてくれる。
食堂の料理長にお世話になったのが、良い例だ。

今度お礼に、
昨夜に思い出したレシピを話してみよっと。

そのために、「新レシピを本見て思いついたー」
くらいの偽装がいるかな~。
「前世で食べてた!」って知られない方が良いわ。

変に期待されても、まだらな記憶だし。
そもそも。ここで再現できるかわからん。

早く図書館への許可は手に入れたいね!


資料室の利用を許可がでて

「いいよー、びーちゃんならダイジョブでしょ
ちゃんと元に戻してねー!」

軽い。酔っ払い組の1人だからね。今日は書類作成の日だって。
後でお茶淹れて出そう。

けしてお茶請け目的じゃないよ?善意ぜんい。ついでにお菓子をゲットだから!


監督の話を反芻しながら資料を見る。

祭りに際して
行事のこととか、その関連での休み日程。

写真があるのかと驚いた。
印刷されている。

騎士が整列している様子が映されていた。
まさしく。華やかな集団。


綺麗に整列し、
女王様を守る盾であり、闘う剣でもある。

と示していた。そのパレード、生まれるちょっと前の祭りで
見れないけど。

礼儀用で刺繍が凝った服だった。
初めて見たときの仕事着でもお洒落な人なんだなという印象が残る。

結局、それほど情報は残っておらず
聞き込みのが良いだろう。

日記風で良ければ資料室に記録を提供しようかと
言い出せば、「ヨロシク!」とお土産もついた。

お茶をしながら少し話した。お茶請けは団子、旨し!を食べる。

和菓子だったので、洋菓子が
ケーキが食べたいなと甘いもの欲求が増していた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?

cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき) ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。 「そうだ、バイトをしよう!」 一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。 教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった! なんで元カレがここにいるんだよ! 俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。 「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」 「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」 なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ! もう一度期待したら、また傷つく? あの時、俺たちが別れた本当の理由は──? 「そろそろ我慢の限界かも」

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。 その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。 これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。

災厄の魔導士と呼ばれた男は、転生後静かに暮らしたいので失業勇者を紐にしている場合ではない!

椿谷あずる
BL
かつて“災厄の魔導士”と呼ばれ恐れられたゼルファス・クロードは、転生後、平穏に暮らすことだけを望んでいた。 ある日、夜の森で倒れている銀髪の勇者、リアン・アルディナを見つける。かつて自分にとどめを刺した相手だが、今は仲間から見限られ孤独だった。 平穏を乱されたくないゼルファスだったが、森に現れた魔物の襲撃により、仕方なく勇者を連れ帰ることに。 天然でのんびりした勇者と、達観し皮肉屋の魔導士。 「……いや、回復したら帰れよ」「えーっ」 平穏には程遠い、なんかゆるっとした日常のおはなし。

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

Sランク冒険者クロードは吸血鬼に愛される

あさざきゆずき
BL
ダンジョンで僕は死にかけていた。傷口から大量に出血していて、もう助かりそうにない。そんなとき、人間とは思えないほど美しくて強い男性が現れた。

俺の居場所を探して

夜野
BL
 小林響也は炎天下の中辿り着き、自宅のドアを開けた瞬間眩しい光に包まれお約束的に異世界にたどり着いてしまう。 そこには怪しい人達と自分と犬猿の仲の弟の姿があった。 そこで弟は聖女、自分は弟の付き人と決められ、、、 このお話しは響也と弟が対立し、こじれて決別してそれぞれお互い的に幸せを探す話しです。 シリアスで暗めなので読み手を選ぶかもしれません。 遅筆なので不定期に投稿します。 初投稿です。

悲報、転生したらギャルゲーの主人公だったのに、悪友も一緒に転生してきたせいで開幕即終了のお知らせ

椿谷あずる
BL
平凡な高校生だった俺は、ある日事故で命を落としギャルゲーの世界に主人公としてに転生した――はずだった。薔薇色のハーレムライフを望んだ俺の前に、なぜか一緒に事故に巻き込まれた悪友・野里レンまで転生してきて!?「お前だけハーレムなんて、絶対ズルいだろ?」っておい、俺のハーレム計画はどうなるんだ?ヒロインじゃなく、男とばかりフラグが立ってしまうギャルゲー世界。俺のハーレム計画、開幕十分で即終了のお知らせ……!

処理中です...