【完結済み】ハニーBeeは香り高い味がする<BLジャンル>

城勤め

監督と出かける際、
酒の残りもなく、肉体労働特有の汗のニオイ。
働いた後のケロっとした監督に、ひとつだけ疑問を投げかけた。

そして！

僕の職業が判明しました。パチパチパチ！

「“城勤め”だな。」

城に行っている人の総称だけど、そう言う呼び方があって自慢に使うらしい。
飲み屋の店でモテるってさ。

城のことは”城勤め“に聞いて回ればわかるだろ、と。
夕方、約束通り飲み屋へ
僕は飲めないので、屋台料理がお目当て！

奢るも店ではなく、気楽に行ける屋台に到着。
屋台がひしめく中、その一つに迷いなく進む。

いきつけってかんじがいいわあ～～。とワクワクしている僕です。

「子供に店はまだ早い、寝る時間には帰すぞ！」と連れられてきた。
お代は…「出世払いで返してくれれば良いから」

監督、「ご馳走さまでーす！」ご好意に甘えます。

「周辺の屋台料理とお酒を買って吞めるんだ」
おお！選べるんだねー。ジュースも見つけた。
割って飲む用にあるけど、そのまま飲むこともあるらしい。

子供で目立つけど、時間が早いし保護者付きだと言えば
「暗くなるうちに帰れよ？」と心配された。
「うん！それまdrにお腹いっぱい食べるんだ！lと可愛く言って

オマケもゲットしてきた。子供のわざだよね！

監督とジュースで「乾杯ー！」串焼き、とうもろこし焼き
味噌汁のようなのもあった。
うまうま。

これは、前世の知識で料理ができるかもと狙っていたら
監督から、「辛いやつ！」と酒のあてと、お酒の出世払いをオーダーされた。

今までもつまみ料理を提供しているので
実家の料理長で相談しよっと。

「リョーカイでーす！」と返事して
ひとつ働く目標が決まった。

子供がいると珍しいがられ、無事“城勤め”の人に話を聴けた。

給与は見習いとして、一括管理されている現状。
移動をする者もいて、決定したら所属がつくと。

身体的な感じは細マッチョ？な文官見習いさん。
配膳や部屋の掃除をするキーパーさんに話を聞いた。

推薦枠で勧誘されたところから決めたらしい。

なんでも声をかけられるまで自分で仕事をするかなど
働き様を見られているらしい。


そのうち、上の人に呼ばれるよと教えてもらった。
図書室の利用もそのときお願いしてみれば、条件付きで許可が下りるらしい。

だいたいの事を聞けたので、愚痴めいた話を聞きながら
和気藹々と過ごす。


他の屋台から食事を持ち込んだのをもらったり、
泣き上戸を慰めて

いろんな酒の肴を摘んだ。結構前世にありそうなものがある。

そう、
餅！汁物に入った薄い餅。
ペラんとしてたけど、のびるしこれは餅です！

食事の幅広さは期待できるかも。

中華？韓国料理っぽく、辛味のある料理
パーティ料理の濃い味付け

屋台の料理を名前と一致させながら食べた。


「可愛い顔！」と抱きしめられ、想像以上に柔らかい雄ぱい
女性に見える！

町の華やかな人達が到来だ。お店で働く、お誘いをかけているらしい。
香水、作られた匂いだと思う。

この身体、匂いに敏感なのかな。

熱烈に可愛がられ(ここは力強い！)、将来有望と監督に前に出され

稼いだら遊びに来てねっとお言葉をいただき帰っていった。
子供を夜の街に連れ込むことはない
「倫理観はあるらしいけど、稼ぎ出したら搾り取られる？」
働いていないやつを歓待することはないって。

ここも職業の影響が出るそうだ。

最後にと選んだ、トロピカルなジュース

奥の奥に感じる
ミツ。

「ハチミツみたいに甘い」と場の雰囲気に酔いながら呟けば


「・・それ、いつ食べた？」

「お城～。」

「誰からもらった？」

「インテリ眼鏡様～。」と素直に答えた。

逡巡考えた男は「……そうか」

と答え、足取りはしっかりしているビーは、
明るいうちに帰宅の途についたのだった。