【完結済み】俺たちと番の女のハネムーン[R-18]

BBやっこ

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旅の行き先

荷物

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「で、王都はいつ離れるの?」

シュルトのに仕切り直しをしてもらい,具体的な事を考える。
旅に行くのは決定している。

場所は決まっていないけど。

「3日後にしておいて、どこに行くかだな。」
リーダーらしく、ロードが決める。
狼が人になってから、出かけるらしい。

3人で行く事になるが、後1人の意見は聞けない。
今は一匹だからだ。

「ウォフ!」(ダメな時は言うぞ~)


確かに、狼の状態で連れ出したのが、
別のところで狼が人になりましたってトラブルのもとだわ。

結構な秘密だと気づいた。
みんな軽く対応しているから今さながら気づいた。


魔物でも
化けるのは魔族と呼ばれる古代の魔法が使える存在か。


まあ悪いものではないか?と疑われる。

しかも。容姿も目立ち特徴がある。誤魔化しがきかない
有名な冒険者、『竜の翼』は問い合わせればバレる。

その点、

セリのが特徴がない。
本人は気にしていない。依頼によっては便利なくらいだった。

そこまで考え至って思い出した。
「挨拶は?」

お偉いさんに断らず王都を出て良いものなのか?

「行かないぞ。」

ほんとに行かないらしい。
(自由だなあ)

まあ行きたい訳じゃないから。
新規加入のセリは格好の標的だ。

実際は、セリに何かあるとロードがキレて被害は甚大の図になる。

結果回避が一番平穏だ。


(いつかは行くんだろうけど。)
お土産とか何かいるかな。

何処へ行くかに話が戻った。

「俺の故郷は北なんだ。
冬籠りまでに一緒に行きたいな。」

良い案だけど、まだ暖かい。


「実りの時期にはパーティに出たら?
いつかは紹介するんだから。」


寒い季節の前にある大々的なパーティの事ではないだろうか?
国王主催とかつきそうな。

そんな予想に目を逸らすセリ。


「しっかり装備して迎え撃つのヨ!」

今季の秋に予定が決定した。

「その日に向けて、準備してるわ任せなさい!」
商人としては腕を奮う良い機会らしい。


そして、行き先が…。


「暑い国にでも行ってみるか?」

南の方か。

「魔石や宝石のオークションなんか覗くのも面白いかもな。」
「ウォン!」

カナンもロードの意見に賛成のようだ。


富豪のバカンスの地として、海から回っていくのが
よく聞きくルートだけど。

暑い国って
準備するものはなんだろう?


移動手段、服、他の持ち物?

イマイチ想像ができない。

冒険者とはいえ、狭い範囲で森だった。

寒さに震える事ない地での過ごし方には縁遠い。

聞き齧った話の記憶でなんとかバカンスの地に
思いを馳せるセリだった。
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