【完結済み】俺たちと番の女のハネムーン[R-18]

BBやっこ

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旅の行き先

宝石

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夕食後、お風呂も入り髪を拭きながら目線の先。
シュルトから渡された収納鞄を見つめる


中身はなんだろうか?

『ワタシはチェックし終わったワ。遊びもほどほどにネ?』

という言葉に、疑問符がいっぱい。

商品なんだろう、チェックするのはわかる

遊ぶもの?ほどほどなら良い??
中身が何かは言及されなかった。

「見ればわかる」


風呂に入り、くつろぐモードだ。

しっとり濡れた肌のセリに尻尾を振っていた狼。
お湯で毛並みを拭いただけで、部屋から追い出されていた。

「さっさと寝て戻せ!」

そうロードは言ってたが
(寝て、人に戻るものなんだろうか?)

それは戻ったら聞くことにして、
ロードから冷たい飲み物を受け取った。

しゅわしゅわっと

お酒の苦味は好まないので、炭酸で喉を潤した。
そして、鞄のことを聞く

「ああ。それな。」

中から、ひとつ掴んで出したのは
宝石が連なるペンダントだ。


他にも次から、次へ
ふわふわな毛皮に、宝石がついたりと豪勢な石だった。

魔石まであった。

装飾品になっているものから、加工済みのカットしてあるもの。
見本らしい。


カナンもまあまあわかるんだがな。
臭いでわかるのか想像してしまった。それは、
(狼っていうより犬。)


宝石は綺麗だけど、持っていく予定はない。
このタイミングで見せられたことに少しの疑問のまま。

そして、
机の上に並べられた。


「南は宝石の産地でな。こういうのが欲しいって伝えてきてるんだとさ。」

商人からの信用、故か?
先にいくらか払っているのか。

(すごいなあ)
お金の使い方もやり方もだ。


「じゃ、どれが似合うか選ぼうぜ。」

何が『じゃ』なのかわからないけど、また脱がされた。


キラリ
と光る宝石は、冷たいが火照った体にはちょっと気持ち良い。



「観光客向けにも宝石の市場がひられる
オークションも、参加してみるか?」話しながらロードの手は動いている


セリの肌の上に飾られていく
胸の頂、乳首を隠すように、胸の谷間に

髪に、足に

ロードが気ままに、置いていく。
総額いくらだろう?

そう口にしようかとロードを見ると、
楽しそうなので言えず、ロードも話も興味が惹かれるため黙って様子を見ている。

じっとして身をまかすセリだが、

「んっ」
冷たい宝石が肌に触れるとこしょぐったい。


ロードが、楽しそうに笑う。
「先行投資だな。」

買って来てね
買い取るよってことらしい。


セリは、これも勉強だと思うことにした。


色々見る
乗せられた装飾も。

魔力を感じてみたり、透かし
肌に映えるものを交換して、選ぶ。


(嬉しそうだなあ)

綺麗な黄色の眼
ちゅっと瞼にキスしたら

ロードが、
感激!とばかりにベッドにダイブ!!



宝石が転がってしまったのだった。
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