【完結済み】俺たちと番の女のハネムーン[R-18]

BBやっこ

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旅の行き先

キラキラ ③

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サラリと衣擦れの音と肌から滑り落ちる布。
直接肌は見えないが、薄い布は身体の線とその膨らみを包んでいるのがわかる。

バスローブより薄く、下着までわかる
このハッキリ丸見えとはまた違う眺め。


肩、うなじに男の目は釘付けだ。

見られている女の方は、
取り出した両手で包める程の魔導具の説明文を読んでいる。


引出し付きの箱と透明なガラス玉が上からハマった形。
細工もあるが、ガラス玉の中が気になる。

シンプルながら、植物の蔓らしい掘り込みが贈り物に、華やかさを添える。
たぶんグスタフが関わって作った魔導具だろう。

灯りの魔導具だとあたりをつけている男。

女の方は興味のまま、真剣に設定を終わらせた。

「降ろすぞ」
「うん。灯り消すね?」


灯りを消し、暖炉の火だけが部屋の光だ。

その上、天蓋を全方向下ろしたので暗い。

男も女も夜めが効くので不便はない。
魔導具を起動させる前にする準備が済んだ。

この部屋から見える森のように、暗い。
そこから、フオンと魔力の波動と仄かな輝き。

瞬いた後、ブォン!と一気に幻想的な空間が広がった。

それはスノードームと呼ばれるものか
射影機のように、輝きを全方向に映し出す。


ベッドは星の煌めく空間に。

女はその光景に、驚き感動している。

男は、以前にある洞窟で見た光景を思い出していた。
星が降るような景色に、鉱物が煌めく光景。

おそらく、それを再現した魔導具なのだろうと。

その光景を
ロマンチックだといった奴がいる。

自分の分も作って、パートナーと楽しむのだろう。

そこまで思い巡らせ、魔導具をサイドテーブルに置かせた

女の肩を抱いて、ベッドに身を預けた。
ギュッと女が身を寄せるも、まだ魔導具が映し出した幻想的な風景に見入っている。


星を眺めているように、2人で見入った。

男の方は飽き、女を誘う。
それに気づいた女は、クスッと笑い男に抱きついた。

すかさず、男は肩から羽織りを滑り落とす。
肩が見え、紅い下着に指をかけたが、

女がスルリと逃げられてしまった。

笑っている反応なので、食べられる事は確定だ。

男は、ぎゅっと胸に顔を埋める。
女のイイ匂いがした。

今日は、色々と匂いが多いが。
それでも女のイイ匂いを吸う。

クスクスと頭上で笑い声が聞こえる。

星が煌めくベッドの上で
男と女が重なり合った。


(脱がすのも楽しいな。)
そう楽しんでいる男は、もうひと瓶あったのを知っている。
中身の予想は立っている。

それは自分の贈り物と相性が良い。一緒に使う事にした。

こそっと贈り物を
後のお楽しみに残して置いたのだった。
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