64 / 70
旅の行き先
美肌の寝衣 ②
しおりを挟む
風呂上がりの素肌に、バスローブを羽織った男女が1組。
「次はこれか。」
大きい箱に入った贈り物には植物の柄で、ピンクや紫、黄など混ざった色。
その色合いでありながら、包装はシンプルだ。
「どこか、有名なブランドの物?」
女が気づいた通り、貴族御用達の品だった。
見慣れないサイズ、その見た目に、中身が想像できない。
「高さはないが、嵩張る物なのか?」
「風呂の後っていう指定で食べ物はないよね。お酒?」
「いいや、それほど重くない。」
取り出した時に重さもなく、割れ物注意というのもない。
「美術品なんてオチではないと思うが。」
ちょっと部屋に絵画でもと気軽に有名画家の絵を渡してきそうな
キースを想像できてしまう。
「そっかー。開けるね!」
考えるのを放棄そて、女が箱を開ける。
白色で透けた服?と下着の上下。
メッセージカードに書かれているのは、
『肌に良いナイトドレス』
「わぁお」スケスケの部分がセクシィな夜用の紅い上下に、羽織り物は
手で触ると肌触りが良く、お高そう。
「『肌をすべすべにする、保湿ケア成分配合。』だそうだ。」
他の男のプレゼントということに引っかかるが…。
まあ、盛り上げる要素になるな。
「着てみるか?」
わふく(和服)というらしい羽織り物
着物スリーブと呼ばれるラインが魅力らしい。
バスローブよりは、身体のラインを拾うので期待を込めて…んんっ
とりあえず勧めてみた。
「着てみる!」
乗り気で女が答え、くるっと後ろを向き、下着を付ける。
夜着を羽織るのを男が手伝った。
透ける白色着物の下は、紅色の下着が上下揃っている。
肩、首がのぞくも、全体の肌の露出は控えめだ。
なのに
ぐっと
夜の雰囲気だ。
「うん。素敵♡」
女は気に入ったようで、くるっと回って確かめている。
透けてるわけでもないが、身体の曲線が浮かんでエロい。
動けば、スラリと足が見えて、おいしい。
(なかなかの物だな。)男も気に入ったようだ。
肌をきめ細やかにすると、貴族に愛用者が多い異国の品。
希少性、品質の高さ、値段もとてもお高い。
ちなみに、流行り物という括りでナニか?他意はない。
シュルトの販路ではなかなか手に入らない品で、
使えそうな物。
ロードが喜び、セリにも使いようのある品で
話題になっている夜着を導き出したキースの選択。
遊び心の結果だ。
卑猥まではいかない、エロさが別角度に男心に刺さっていた。
同時に
“他の男からの下着”は気に入らないので、早く脱がすか
汚してしまおうと決める。
白濁に、愛液とで他の男の匂いなんて消えるだろう?
前がはだければ、すんなり下着と形の良い胸が見えるのもイイ。
胸に触れると、スルッと落ちる衣擦れの音が
特別な夜を予感させた。
「次はこれか。」
大きい箱に入った贈り物には植物の柄で、ピンクや紫、黄など混ざった色。
その色合いでありながら、包装はシンプルだ。
「どこか、有名なブランドの物?」
女が気づいた通り、貴族御用達の品だった。
見慣れないサイズ、その見た目に、中身が想像できない。
「高さはないが、嵩張る物なのか?」
「風呂の後っていう指定で食べ物はないよね。お酒?」
「いいや、それほど重くない。」
取り出した時に重さもなく、割れ物注意というのもない。
「美術品なんてオチではないと思うが。」
ちょっと部屋に絵画でもと気軽に有名画家の絵を渡してきそうな
キースを想像できてしまう。
「そっかー。開けるね!」
考えるのを放棄そて、女が箱を開ける。
白色で透けた服?と下着の上下。
メッセージカードに書かれているのは、
『肌に良いナイトドレス』
「わぁお」スケスケの部分がセクシィな夜用の紅い上下に、羽織り物は
手で触ると肌触りが良く、お高そう。
「『肌をすべすべにする、保湿ケア成分配合。』だそうだ。」
他の男のプレゼントということに引っかかるが…。
まあ、盛り上げる要素になるな。
「着てみるか?」
わふく(和服)というらしい羽織り物
着物スリーブと呼ばれるラインが魅力らしい。
バスローブよりは、身体のラインを拾うので期待を込めて…んんっ
とりあえず勧めてみた。
「着てみる!」
乗り気で女が答え、くるっと後ろを向き、下着を付ける。
夜着を羽織るのを男が手伝った。
透ける白色着物の下は、紅色の下着が上下揃っている。
肩、首がのぞくも、全体の肌の露出は控えめだ。
なのに
ぐっと
夜の雰囲気だ。
「うん。素敵♡」
女は気に入ったようで、くるっと回って確かめている。
透けてるわけでもないが、身体の曲線が浮かんでエロい。
動けば、スラリと足が見えて、おいしい。
(なかなかの物だな。)男も気に入ったようだ。
肌をきめ細やかにすると、貴族に愛用者が多い異国の品。
希少性、品質の高さ、値段もとてもお高い。
ちなみに、流行り物という括りでナニか?他意はない。
シュルトの販路ではなかなか手に入らない品で、
使えそうな物。
ロードが喜び、セリにも使いようのある品で
話題になっている夜着を導き出したキースの選択。
遊び心の結果だ。
卑猥まではいかない、エロさが別角度に男心に刺さっていた。
同時に
“他の男からの下着”は気に入らないので、早く脱がすか
汚してしまおうと決める。
白濁に、愛液とで他の男の匂いなんて消えるだろう?
前がはだければ、すんなり下着と形の良い胸が見えるのもイイ。
胸に触れると、スルッと落ちる衣擦れの音が
特別な夜を予感させた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる