【完結済み】「何なのよ!アイツっもおお!メイド、お茶ぁ」と貴族の女の子は荒れています。<短編>

BBやっこ

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物はもらっておこう

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お詫びの品を見る2人。


「定型文の謝罪、定番のバラの花束に?」

「ぬいぐるみ、アクセサリー、チョコレートですね。」

「よくぞまあ、これだけ集めたわね」

サーシャが呆れた声で言う。婚約者からの手紙、花束を見やった
その家からのお詫びの品々が並んでいる。


「お父様は、あたしの好きにして良いと言ってたけど。婚約破棄、一択ね。どう思う?」

「あれは、ないんじゃないかと思います。浮気とかしそうです。」

「言うわねー。まあ、一途に奥さんを愛するタイプじゃないようね?」

「お姉様とは、性格が合わないかと。」

メイド服ではなく、ドレスのティンが話し相手にお茶をしている。
2人も、今はまだ婚約者も学校が始まる年齢だ。

互いに婚約を破棄して、お相手を探しても間に合う。
相手にも少しの情状酌量があるのだ。慈悲はある。

「そもそも、お父様が『あたしが生まれた頃に歳が合うから』って結んだ婚約でしょ?
夫人がお母様と仲良しでも、あたしは仲良くないし。

2杯目ちょーだい。」

アツアツながらもぐいっと飲んだお茶をサーシャは、すぐ空にしてしまった。

猫舌気味のティンは、まだ半分以上残っている。
慣れたように、お茶を注いで渡した。


「このまま、婚約破棄に行けるかしら?」
「そうですね、あの婚約者様がどう出るかでしょうか。」


「あっちのせいなんだから、あたしはもう構う気ないわよ?あ、チョコレート食べましょ。」

もぐもぐと2人で食べる。頭を使う時の甘いものは必要な糖分よ。

ティンが口を開く。
「泣きついて、もう一度だけチャンスをと言えば、大人は機会を設けようとするのではないでしょうか?」

「そこまでするー?
「まだ若いからと同情に傾きそうです。」

「メイドの勘?」

揶揄うように言う

「経験談を集めた結露です。」

「ふーん?」

メイドや下働きの話や愚痴を聞けば、男女の問題などそこらに転がっている。
パターンと、悪化した状況から巻き戻せることはないとわかりそうだけど。

「諦めが悪そうです」

お姉様を差し置いて、わたしに来るとは。
なんて見る目がないんだろう。

キツめの美人系になる。
その物言いもハッキリしているが、懐に入れた人間は大事にする。

わたしへの対応がサーシャ・コンフォルトその人をよく体現しているだろうに。


「メイド!お茶。」

「飲み過ぎじゃないですか?」

「だってー。このチョコおいしいーし?」


確かにチョコは美味しいが、もう残り5つだ。

「わたしも食べますよ。」
「いいわよー、太りなさい。」

ちょっとイジワルのつもりで言ってるんでしょうが、
確実に倍食べているあなたのが太ると気づいてません?


(ドレスが入らなくなるかもって奥様に伝えておかなきゃ。)

メイドモードで考えていた。



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