「行き遅れは魔国で結婚してきなさい」って言われました。

BBやっこ

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3-実家

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時間が夕食に近づいてもお茶会は終わっていなかった。
久々に会った4人の女が集えば、姦しいの字の如く。
私は聞き役で、母と姉2人の会話が途切れない。


流石にお菓子に手は出さなくなったけど。
ぬるくなったお茶を飲んだ。

姉さんたちの話は長く、母は楽しそうに聞いている。
どれだけ溜めているのか?話は同意を促し、ぴょんぴょん飛び跳ねる。

私の集中力はすでに切れていて、
引継ぎの魔道具の事とか、期待の新しい魔道具が魔国にあるのか

妄想している。

「旦那様がお帰りですよ」

「お帰りなさい」と父が帰ってきた。

母と抱き合い
チュちゅうとするのはもう最近では私にとって日常の風景だ。


机の上のお菓子を気にし出したので、

「お菓子食べる?」と勧めたが

「夜食に少し頂くことにしよう」とマルッとした腹を撫でる。
「お父さん太るよ?」と辛口の姉②だった。


夕食前に着替えるため、みな一時解散した時、ふと考える。
両親は見合いで結婚だったか。
貴族には多い。

姉①は婚約者と
姉②は学園で交際を申し込まれた

良くあるパターンだが
それは良い結婚、結果になるとは限らないものだと思ってる。
同級生の愚痴を聞けばね。

「私も仕事に生きていれば」と本気で言ってないご挨拶にうんざりだ。

選んだ大変さがあるはずなのに
退屈という環境はそのことを忘れさせるのか。

うちは皆、結婚生活が上手くいってるようだけど。
愚痴ですむ姉夫婦の話が終わったことに
安堵する

独り者には合意しずら話もあるのは
苦手意識を助長させる原因だった。



「久々に家族揃って夕食だな!」

家族全員が揃った夕食の席。
嫁に行った姉もなかなか帰ってこない
年末以来だ。


夕食は母の好きなメニューだ。

魔国へ行く前に、引継ぎで1週間。
「どう視察するかの話もないのよ?」対応のグダグダさにため息をつく。

「急だし、留学なら期間は3か月かしら?」と母。

学生としていくなら1年
長くて3年で一度戻るんじゃないかという話。

「なんか適当よね」と姉①がいう通り
箔付とか卒業証明書をとってこいって話じゃないかららしい

「視察?観光になりそうね。」の姉②は危惧する点だ。

報告書を書いて提出するんだ。
下手に遊んでたと思われない程度に
テーマを決めて行こう。

初の他国に浮かれていた私だけど

「そうか、私もそうそう帰れないのか」
少し寂しくなったのに。

「え、帰ってこれるわよ?」
「1日で帰れるの!?」と驚きの話。

この国の移動は、馬車が普通だ。

特別、
鉄道、飛竜、魔導船がある。

全て、魔国を通っているそうだ。
「御伽噺の世界ね。」

これには同意する。

経済力やシステムを敷かないと機能しない。
楽しみが増えた

「乗り物酔いになるって話だよ」の父の言葉。
荷物が増えた。


魔国の情報は、なんか夢物語みたいでよくわからない。


「あー、魔国から医薬品が開発されてたわ。化粧品もよ?」
と姉の方に面倒な事を言う母。

「「買ってきて!」」
お金は先払いで徴収させてもらう

技術力の高さ、
恐ろしいところという噂。


「魔国についての本を読みたいの」と相談すれば

「旅行の手記が1番良く書かれてるらしいぞ」

父の翻訳本が図書館にあると情報を得た。

「なんでも、魔国では“楽で速い”が尊ばれるとか」

能率?効率!確かに私に合いそうなお国柄だと感じた。

色々決まっていないことが多いけど。



楽しみだ

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