【完結】ヘッドハンティング

BBやっこ

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学園での幕

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留学生、他国の目もあるこの場でこんな事をするなんて!

「婚約破棄を申し渡す!」

自国の王太子であっても、暴挙だわ。

「私の王妃は、彼女だけだ。」

既に決められた、次の王妃。
周りの人間を見れば、誰も驚かない。

ざわめきは、参加者の学生からで大人達は見守るしかない。
これを止められる王も、動かない。


(止めないのね。)


王妃教育をしたものの、考えを異なるものを取り入れようとする
邪魔な女は、必要ないと判断されたらしい。

王妃の範囲から外れる。

王を支える事であって、進言をする立場にない。
その能力を発揮する前に、消してしまう


私はこの後、死ぬ。

そうシナリオ通りに進んでいることに、絶望感が足下から這い上がってきた。

その雰囲気に、1人疑問を発した方が一人。

「もったいなっ
教育した人材をどーするん?」


留学しに来ている、他国の王女様だ。
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