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お義兄
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「おはなしできるかしら?」
「どうぞ、妹さん。」
我が家に来た義兄を含むちょっとしたパーティ。
仕事関係の方々がいた中で、庭に面した場所に向かい合わせで座った。
従者を連れている私に何も言わない。
未婚の令嬢にはつきものだ。拒否はされなかった。
「これから、家族になるなら妹さんは変かな?」
人の良さそうな顔。
騙されても良いって思える。優しいイケメンよね。
「爵位は、子爵でしたっけ?」
「次男でろくに帰ってませんが。紹介は、上司にあたる人で…」
「その人が父の友人の知り合い。縁って不思議なものですね。
私、見たんです。知り合いの女の子というるところを。」
「そう。いつで誰のことかな?」
「先週亡くなった、男爵令嬢。私、その子と知り合いで教会で会えば話をする仲なんです。」
「それは、…ご冥福を祈るよ」
本当に、人の良い顔。
「あなたと付き合ってた、と。」
「僕と?人違いだよ。」
「いいえ。モテるけど、良い人。子爵家で育った。これくらいなら、同じ人もいる。けど
お姉ちゃんが選んだ、服と小物の人はそういない。」
女性の観察眼は、服や小物の記憶力は抜群に良かった。
まだ相手は余裕な雰囲気だけど、問い詰める。
「亡くなった日が、お姉ちゃんがあなたと会えないっていってた日、他の子だって!」
ガタン!と大きな音とともに、目の前の男は庭へ出た。
従者には
「追ってはダメ!」と静止をする。
「あの人は、3人を手にかけた“殺人者”なのだから。」
3ヶ月後に、捕まり死刑になったと聞いたけど
もう関係ない。
お姉ちゃんは、新しい縁を紡いでいるから。
「どうぞ、妹さん。」
我が家に来た義兄を含むちょっとしたパーティ。
仕事関係の方々がいた中で、庭に面した場所に向かい合わせで座った。
従者を連れている私に何も言わない。
未婚の令嬢にはつきものだ。拒否はされなかった。
「これから、家族になるなら妹さんは変かな?」
人の良さそうな顔。
騙されても良いって思える。優しいイケメンよね。
「爵位は、子爵でしたっけ?」
「次男でろくに帰ってませんが。紹介は、上司にあたる人で…」
「その人が父の友人の知り合い。縁って不思議なものですね。
私、見たんです。知り合いの女の子というるところを。」
「そう。いつで誰のことかな?」
「先週亡くなった、男爵令嬢。私、その子と知り合いで教会で会えば話をする仲なんです。」
「それは、…ご冥福を祈るよ」
本当に、人の良い顔。
「あなたと付き合ってた、と。」
「僕と?人違いだよ。」
「いいえ。モテるけど、良い人。子爵家で育った。これくらいなら、同じ人もいる。けど
お姉ちゃんが選んだ、服と小物の人はそういない。」
女性の観察眼は、服や小物の記憶力は抜群に良かった。
まだ相手は余裕な雰囲気だけど、問い詰める。
「亡くなった日が、お姉ちゃんがあなたと会えないっていってた日、他の子だって!」
ガタン!と大きな音とともに、目の前の男は庭へ出た。
従者には
「追ってはダメ!」と静止をする。
「あの人は、3人を手にかけた“殺人者”なのだから。」
3ヶ月後に、捕まり死刑になったと聞いたけど
もう関係ない。
お姉ちゃんは、新しい縁を紡いでいるから。
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