4 / 12
第四話
しおりを挟む
「ほ、本当に神様なの…?」
(だとするなら、俺の態度はかなり失礼な態度だったのでは?)そう思うと、結構怖い。失礼な態度をとった罰とかを受けないだろうか?
「ふふ…そんな心配そうな顔をするでない、罰を与えようなど考えておらぬから安心するがよい。」
その答えを聞いて少し安心しつつも、これからは態度を改めようと思う。
「そ、それで…どうしてここに連れて来られたんでしょうか…」
と、少し口調丁寧?にしつつそう聞いてみる。すると「ふふふ…そんな改まった話し方をしなくてもよいわ、本当にお前は面白いのぉ」と、クスクス笑いながら言ってくる。
「それより、呼んだ理由じゃったか?特に無いが、強いて言うなら惚れた男が近くを通った故、話しかけただけじゃ」
「惚れた男?」
それじゃあ、あの時公園でいきなり求婚してきたのも……
「うむ、わしはお主に惚れておる。なんじゃ、冗談や悪戯とでも思っておったか?」
それは…どう答えればいいのか。
「とはいえ、すでに一度断られてしまっているからの」
「だから、覚悟せよ。何がなんでも、お主を惚れさせてみせるつもりじゃからな」
読心術とかそんなことはできない俺でもわかる。
理由はわからないけど、この神様は本気で俺のことが好きなのだと、初めて会った時と同じ、本気の目をしていた。
「それと、もう一度言うがかしこまった話し方はしなくてよい。呼ぶときも桜と呼ぶが良いぞ」
と、昨日はそんなことがあった。
ほんの1時間程度の時間だったが、色々なことがあってそれなりに疲れた1日だった。
そんな様子が顔に出ていたのか、俺の友達が心配して声をかけてくれた。
「何か疲れた顔してるけど、どうした?何かあったのか?」
こいつは今川 裕貴、小学校からの付き合いで、お互い、暇な時は喋ったり遊んだりしている俺の数少ない親友だ。
「いや、全然大したことはないんだけど、ちょっと最近色々あってさ」
嘘だ。全然大したことある話だ。
いきなりコスプレ少女にプロポーズされたと思ったら、そのコスプレ少女はこの島に住んでるっていう神様ときた。
あの時は一周回って冷静になれたけど、よくよく考えてみればとんでもない話だ。
「そうか、まぁ大変だよな。そういえば、おばさんとおじさんは元気か?」
裕貴の言うおばさんとおじさんは、俺の両親のことだ。
両親はこの逆ノ島を離れて、都内の方に働きに行っている。お父さんの方はとある有名会社の社長。お母さんの方は有名ではないけど、それなりの規模の会社の人事部長をしている。
「うん、元気みたいだよ、夏には一度戻って来れるってさ」
二人とも忙しいみたいで、中々こっちに帰って来る暇がないみたいだけど、メールとか電話はちゃんとしてくれる。それに、今俺が住んでる家(元々は3人で暮らしていたが)の光熱費何かも、しっかり払ってくれているのだ。
そんな風な話をしていると休み時間が終わって授業が始まった。
今はとりあえず、目の前の学業に専念するとしよう。
放課後は…神社に寄ってみようかな。
どんな事情であれ、あれだけ本気でプロポーズしてくるんだ。真面目に答えないわけにはいかない。
そのためには、まずは相手のことを知らないと。俺はまだ、あの子のことを全然知らないんだから。
(だとするなら、俺の態度はかなり失礼な態度だったのでは?)そう思うと、結構怖い。失礼な態度をとった罰とかを受けないだろうか?
「ふふ…そんな心配そうな顔をするでない、罰を与えようなど考えておらぬから安心するがよい。」
その答えを聞いて少し安心しつつも、これからは態度を改めようと思う。
「そ、それで…どうしてここに連れて来られたんでしょうか…」
と、少し口調丁寧?にしつつそう聞いてみる。すると「ふふふ…そんな改まった話し方をしなくてもよいわ、本当にお前は面白いのぉ」と、クスクス笑いながら言ってくる。
「それより、呼んだ理由じゃったか?特に無いが、強いて言うなら惚れた男が近くを通った故、話しかけただけじゃ」
「惚れた男?」
それじゃあ、あの時公園でいきなり求婚してきたのも……
「うむ、わしはお主に惚れておる。なんじゃ、冗談や悪戯とでも思っておったか?」
それは…どう答えればいいのか。
「とはいえ、すでに一度断られてしまっているからの」
「だから、覚悟せよ。何がなんでも、お主を惚れさせてみせるつもりじゃからな」
読心術とかそんなことはできない俺でもわかる。
理由はわからないけど、この神様は本気で俺のことが好きなのだと、初めて会った時と同じ、本気の目をしていた。
「それと、もう一度言うがかしこまった話し方はしなくてよい。呼ぶときも桜と呼ぶが良いぞ」
と、昨日はそんなことがあった。
ほんの1時間程度の時間だったが、色々なことがあってそれなりに疲れた1日だった。
そんな様子が顔に出ていたのか、俺の友達が心配して声をかけてくれた。
「何か疲れた顔してるけど、どうした?何かあったのか?」
こいつは今川 裕貴、小学校からの付き合いで、お互い、暇な時は喋ったり遊んだりしている俺の数少ない親友だ。
「いや、全然大したことはないんだけど、ちょっと最近色々あってさ」
嘘だ。全然大したことある話だ。
いきなりコスプレ少女にプロポーズされたと思ったら、そのコスプレ少女はこの島に住んでるっていう神様ときた。
あの時は一周回って冷静になれたけど、よくよく考えてみればとんでもない話だ。
「そうか、まぁ大変だよな。そういえば、おばさんとおじさんは元気か?」
裕貴の言うおばさんとおじさんは、俺の両親のことだ。
両親はこの逆ノ島を離れて、都内の方に働きに行っている。お父さんの方はとある有名会社の社長。お母さんの方は有名ではないけど、それなりの規模の会社の人事部長をしている。
「うん、元気みたいだよ、夏には一度戻って来れるってさ」
二人とも忙しいみたいで、中々こっちに帰って来る暇がないみたいだけど、メールとか電話はちゃんとしてくれる。それに、今俺が住んでる家(元々は3人で暮らしていたが)の光熱費何かも、しっかり払ってくれているのだ。
そんな風な話をしていると休み時間が終わって授業が始まった。
今はとりあえず、目の前の学業に専念するとしよう。
放課後は…神社に寄ってみようかな。
どんな事情であれ、あれだけ本気でプロポーズしてくるんだ。真面目に答えないわけにはいかない。
そのためには、まずは相手のことを知らないと。俺はまだ、あの子のことを全然知らないんだから。
0
あなたにおすすめの小説
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
エメラインの結婚紋
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢エメラインと侯爵ブッチャーの婚儀にて結婚紋が光った。この国では結婚をすると重婚などを防ぐために結婚紋が刻まれるのだ。それが婚儀で光るということは重婚の証だと人々は騒ぐ。ブッチャーに夫は誰だと問われたエメラインは「夫は三十分後に来る」と言う。さら問い詰められて結婚の経緯を語るエメラインだったが、手を上げられそうになる。その時、駆けつけたのは一団を率いたこの国の第一王子ライオネスだった――
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる