逆さの神様

KeiKou色

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第八話

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 特に何事もなく、夏休みに入った。いつも通り、他の友達と遊んだり、特に予定がない日は神社に遊びに行ったり、家で過ごしたりしていた。そして、明日がキャンプの日だ。
「楽しみだな」
 始めてのキャンプだし、それに一緒に行くメンバーも、大事な友達なのだ。楽しみじゃないわけがない。
「明日は…10時に神社集合だったよな」
 テントとかのキャンプ道具は、キャンプ場で貸してくれるらしい。他の物はみんなで買いに行く予定なのだ。買い物と言っても、食べ物や飲み物が主だから、そう時間はかからないだろう。
「明日、遅刻するわけには行かないし、そろそろ寝るか」

 夢を見た。どんな夢だったかはっきりとは覚えていないけど、何だか、良い夢では無かった気がする。せっかく楽しみにしていたキャンプの日なのに、少し不安になってしまった。
「とりあえず準備するか」
 少しだけ不安になってきた。このキャンプで、何か起こるんじゃないかっていう不安だ。
(いやいや、そんなわけ無いか。きっと変な夢を見たからそう思ってるだけだ。気にしないでおこう)
 そうだ。せっかくの皆でするキャンプなんだ。変なことを考えて楽しめなかったら悔いしか残らない。そう考え直して、さっさと準備を済ませれば、待ち合わせ場所であるいつもの神社に向かう。
 神社に着くと、もう皆集まっていた。と言っても、桜と逆上さんはここに住んでるから当然なんだけど。
「おまたせ」
「おう、んじゃ早速買い物行こうぜ!」
 裕貴がそう言って、我先にと歩き出す。それに着いていく形で俺と二人が歩いて行く。
 本当に、何事も無ければいいんだけど…そんな風に考えていると、後ろから桜が小声で心配してくれた。
「どうした?何かあったか?さっきから少し暗い気がするが」
「いや、何でも無いよ」
 裕貴の次に楽しみにしていたのが桜だ。変なことを言って心配させたくないし、単なる夢の話だ。話すようなことでも無い。
「なら、わしからは何も言わぬ。じゃが、何かあれば、ちゃんと言うのだぞ?わしに言いにくいなら、他の者でも良い」
「うん、分かった。ありがとう」
「うむ、分かれば良い」
 やっぱり、桜には言っておいた方がいいだろうか?神様だし、何か分かったかもしれない。……やっぱり、やめておこう。

 そして、島のスーパーで買い物をして、キャンプ場にやってきた。キャンプ場で道具を貸して貰って、教えて貰いながら何とかテントを張ることが出来た。
「少し、疲れましたね…」
 逆上さんが言うのに同意するが、裕貴と桜はまだまだ元気な様子だ。次はどうするかの相談を始めている。
 こうして、四人のキャンプが始まった。
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