結いの約束~記憶に残る蜜の香り【北海洋編】

蓮華(れんげ)

文字の大きさ
22 / 104
第三章 本格的始動

あの声の正体

しおりを挟む
食事も終わり一息していると、稲垣さんが来訪した






「お疲れ様でした、大変な事になりましたね・・・」



「あ、稲垣さん、諸々ありがとうございました!引き渡しが終わったんですね」



「はい、終わりました。岩本さんにも、そのうち警察から連絡が入ると思います。色々聞かれると思いますが・・」



「そうですね、仕方がありません」



「どうしてこんな事に・・・」





深澤くんが間に入るように、稲垣さんに声を掛ける。





「稲垣さん、お腹空いていないですか?何か作りますよ」



「そうですよ、しっかり食べないとね!私達はお先に頂いてしまったので、是非」



「お気遣いすみません・・・」







深澤くんはキッチンへと入って行った







その間に、現状の確認をしていく







「・・・・・と、いう訳で・・・」



「.....中居さん、ショックですよね、、、、言わなきゃいけないのが苦しいです」



「そうね...でもこの話は私からしますよ」



「ありがとうございます、その方が良いのかもしれないですね」






いい香りがし始めた。どうやら、出来上がったようだ






「おまたせしました、簡単ですけど、チャーハンとスープです」





・・・・さっき食べたはずなのに、何だか、足りない





「では、いただきます」







「話をするので、聞きながら食べて下さいね」



「はい」



「・・・昔、あの島は何に使っていたとかご存じですか?」



「私はあまり詳しくなくて、ただ、小さい頃から”絶対近寄らないように”と言われていました」



「理由は??」



「そこまでは.....聞こうとすると遮られ聞けない感じに・・・」



「それ、どれくらい前ですか?」



「私が幼い頃なので、20年くらい前にはあの感じでした。手前はとても綺麗なので、子ども心に入りたかったのですが結局入れたのは先程ですから」



「さっきが初めて!?」



「はい・・・」







(どうやら、もっと前の出来事のようね)






「洞窟に入って何か感じた事は??」



「ん....すみません、何もなかったです、ヒンヤリしてるな、位で・・・・何か感じたんですね?だから、私に聞いている。」



「そうね、深澤くんも感じたので大きいと思ったんだけど、恨み」





一連の”声”の件を話した。





「.....怖いですね、声ですか...」



「あの声の正体を蓮伽さんは知ってい、る?よね」



「モチロン、詳しい事は中居さんに聞かないとわからないけどね」



「もったいぶらずに教えて、」



「もったいぶっている訳じゃないけど、怨念?恨み?....しかも、結構前の、多めな感じ」



「怨念?恨み・・・ここで何が起こっていたの?」



「.....簡単に言えば、生贄をささげる儀式...ね...」





二人は息を呑んだ






「・・・・・い、生贄?!」



「うん、悲しみも一緒に伝わってくるの、結構昔からここでは生贄をささげるみたいな事があったんじゃないかしら」






ご飯を食べ終わっていて良かった、稲垣さんの顔の血の気が引いていく。






「後は、中居さんが来てからね」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...