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13.おもしれえもん見してやる
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「ワタルさんがさ、お前がピンチだーつって救援要請してきたんだよ」
リオスはM60を背中から引き抜く。
「相手はスナイパーだろ?身を潜める場所にはだいたい予測がつく」
少年兵時代の勘か、リオスは的確にスナイパーの居場所に向けて発砲していった。
「...そうか」
どこか上の空のミツハに、リオスは首を傾げる。
「?...そうだ、お前におもしれえもん見してやる」
そういうとリオスは手のひらに意識を集中させた。
「オラッ!」
叫ぶとリオスの手のひらにオレンジ色の球体が出現した。ギラギラと輝くそれを、リオスは森の中に向けておもいっきり放る。
森の奥から悲鳴が聞こえたかと思うと、衝撃音と共にスナイパーからの攻撃が止んだ。
「これが能力...」
ミツハはなんともいえない気持ちになる。
「とにかく助かったんだな。畜生ひどい目に合わせやがってクソッタレが」
霧隠はようやく呼吸が落ち着いたようだ。
「どうよ、この前感じた違和感を探ってたらな、どうやら能力の発現の予兆だったみたいだ」
「あ...ああ、とにかく助かった。感謝してる。」
ミツハはそう言うと通信用機材を起動した。
「異常事態。突然のことに連絡が遅れてしまいました。霧隠護送中謎の襲撃により、護送車が大破。ドライバーは死亡。救援により安全は確保しましたが、任務の遂行は困難であると思います」
通信相手の管制塔係員は慌てる様子を感じさせず、ミツハに切り返す
「了解。事態の把握は出来ている。今回の件だが、どうにもきな臭い部分が多い。霧隠はこちらで回収し、詳しい情報分析を行う。その地点でしばらく待機せよ。回収車が向かう」
しばらくして組織の方から回収車が着き、3人は帰投した。
霧隠の話によれば、自分自身に届いた今回の会合の招待状には差出人が書いていなかったらしい。今までそのようなことはなかったらしいが、特に疑いもせず承諾をしてしまったということだ。
「私達組織、そして霧隠自身の危機管理が出来ていなかったことが今回の失態だ。君たちには迷惑をかけてしまった。すまない」
支部長の真田はそうして今回の件を締めくくった。
差出人については今後も捜査を続けていくということだ。
しかし、ミツハの中には複雑な気持ちが渦巻き続ける。リオスが能力を手に入れた。助けられた。もちろんあいつのことは尊敬しているし、頼りになる。だからこそ、信頼のおける仲間であり同期だからこそ、先を越されてしまったことになにかを感じてしまっている。
自分でもわかる。この感情は嫉妬だ。
「...修行が必要だな」
自分の目的を果たすため、能力を手に入れることは大きな一歩になる。俺も能力を発現させる。
ミツハは拳を握りしめ、そう決意した。
リオスはM60を背中から引き抜く。
「相手はスナイパーだろ?身を潜める場所にはだいたい予測がつく」
少年兵時代の勘か、リオスは的確にスナイパーの居場所に向けて発砲していった。
「...そうか」
どこか上の空のミツハに、リオスは首を傾げる。
「?...そうだ、お前におもしれえもん見してやる」
そういうとリオスは手のひらに意識を集中させた。
「オラッ!」
叫ぶとリオスの手のひらにオレンジ色の球体が出現した。ギラギラと輝くそれを、リオスは森の中に向けておもいっきり放る。
森の奥から悲鳴が聞こえたかと思うと、衝撃音と共にスナイパーからの攻撃が止んだ。
「これが能力...」
ミツハはなんともいえない気持ちになる。
「とにかく助かったんだな。畜生ひどい目に合わせやがってクソッタレが」
霧隠はようやく呼吸が落ち着いたようだ。
「どうよ、この前感じた違和感を探ってたらな、どうやら能力の発現の予兆だったみたいだ」
「あ...ああ、とにかく助かった。感謝してる。」
ミツハはそう言うと通信用機材を起動した。
「異常事態。突然のことに連絡が遅れてしまいました。霧隠護送中謎の襲撃により、護送車が大破。ドライバーは死亡。救援により安全は確保しましたが、任務の遂行は困難であると思います」
通信相手の管制塔係員は慌てる様子を感じさせず、ミツハに切り返す
「了解。事態の把握は出来ている。今回の件だが、どうにもきな臭い部分が多い。霧隠はこちらで回収し、詳しい情報分析を行う。その地点でしばらく待機せよ。回収車が向かう」
しばらくして組織の方から回収車が着き、3人は帰投した。
霧隠の話によれば、自分自身に届いた今回の会合の招待状には差出人が書いていなかったらしい。今までそのようなことはなかったらしいが、特に疑いもせず承諾をしてしまったということだ。
「私達組織、そして霧隠自身の危機管理が出来ていなかったことが今回の失態だ。君たちには迷惑をかけてしまった。すまない」
支部長の真田はそうして今回の件を締めくくった。
差出人については今後も捜査を続けていくということだ。
しかし、ミツハの中には複雑な気持ちが渦巻き続ける。リオスが能力を手に入れた。助けられた。もちろんあいつのことは尊敬しているし、頼りになる。だからこそ、信頼のおける仲間であり同期だからこそ、先を越されてしまったことになにかを感じてしまっている。
自分でもわかる。この感情は嫉妬だ。
「...修行が必要だな」
自分の目的を果たすため、能力を手に入れることは大きな一歩になる。俺も能力を発現させる。
ミツハは拳を握りしめ、そう決意した。
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