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第2章 ランベルトスの陰謀
第36話 集結、そして決戦の舞台へ
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クレオールが囚われた魔水晶の元へとエルスが戻ってきたのも束の間。ボルモンク三世の実験により、クレオールの躰は砕け散り、真っ黒な液体と化してしまった。
「ふぅむ。耐えられませんでしたか。仕方ありません、実験に失敗は付き物です」
ボルモンクはバッグから古びた手帳を取り出し、実験記録の記入を始める。
「しかし、こうして見ると創生紀の、旧世界の〝墓〟のようではありませんか!」
記録を終えたボルモンクは、まるで観光名物でも眺めるかのように、魔水晶の中に打ち立てられた木製の十字架を見上げて嗤う。
「クソッ……! あン時に俺がッ、しっかりと止めてりゃ……!」
「どうしてクレオールさんをッ! 絶対に許さないッ!」
自責の念に苛まれているエルスとは対照的に、アリサは激しい怒りをボルモンクへと向ける。さきほどから彼女の瞳は涙に濡れ、剣を握る手も震えている。
アリサ自身、どちらかというとクレオールのことは嫌っていた。理由はよくわからない。彼女を嫌いだった理由も。そして、そうではなくなった理由も。
しかし、今のアリサには一つだけ、はっきりとしていることがあった。
「よくも、わたしたちの〝大切な仲間〟を――ッ!」
「アッ……、アリサ……?」
思いもよらぬアリサの激しい剣幕に、エルスは動揺と困惑を覚える。少し変わっているところがあるとはいえ、普段は優しく穏やかで、それでいて無表情な彼女である。このように感情を剥き出しにする姿など、彼は一度も見たことがなかった。
「ああッ……。そッ、そうだッ……! 仲間の仇は取らせてもらうッ!」
「そうなのだ! ご主人様、いまミーが解放するのだ!」
ミーファがエルスを束縛していた魔導兵を打ち倒し、彼を戒めから解放する。エルスは彼女に礼を言い、ボルモンクと対峙しているアリサの元へと急ぐ。
「ボルモンク三世ッ! あんたは終わりだッ! 覚悟しろッ!」
「ええ、少々予定が狂ってしまいましたね。仕方ありません、アレを使いますか」
大声を張り上げるエルスに対し、ボルモンクは〝お手上げ〟のジェスチャを返す。
「狂っているのは〝その頭〟なのだ! 正義の裁きを受けるのだ!」
「……殺すッ! クレオールさんを殺したッ! あなたを殺してやるッ!」
アリサは眼前の敵に対し、殺意と憎しみに満ちた言葉をぶつける。
エルスは今のアリサの顔を、とても見ることができない。もしも見てしまうことがあれば、きっと大切なものが崩れ去る。そのような恐怖を感じていた。
「アリサ……」
呟くように幼馴染の名を呼ぶも、続く言葉が見当たらない。今のエルスには怒りや憎しみといった感情よりも、多くの悲しみが渦巻いているのだろう。
「そうか……。あの時の俺と同じだ……」
エルスはファスティアにおいての戦いで、アリサが重傷を負った時のことを思い出す。あの時、彼は怒りの感情に身を任せ、はじめて盗賊を殺めたのだ。
「死ね。……なかまの……ッ! かたきィ――ッ!」
「待ッ……! アリサッ!」
敵に向かって飛び出したアリサに対し、エルスは懸命に腕を伸ばす。しかし彼の手は虚しく空を切り、彼女の許には届かない。
すると、その瞬間――。
若い女性の声が広間に響き、アリサの理性を繋ぎ留める。
「お待ちになって! 私なら……! ここですわ……!」
広間の右手側通路から姿を見せた一人の女性。彼女は魔導兵と同じ外套を身に纏っており、走ってきたのか、激しく息を切らしている。
「えっ……? クレオールさん……?」
「あああ――ッ!? クレオール! 無事だったのかッ!?」
女性は外套のフードを下ろし、縦にカールした長い金髪を靡かせる。見てのとおり、彼女は正真正銘〝クレオール〟本人で間違いないようだ。
「ええ……、ニセルさまが……。助けて……。くださったの……。昨夜……」
クレオールは静かに息を整え、アリサへ向かって優しく微笑んでみせる。
「よかった。あんなお顔をされては、エルスが悲しみますわよ。アリサちゃん?」
「あっ……。エルス……」
すっかり理性を取り戻し、アリサが背後を振り返ってみると――。そこではエルスが満面の笑みで、彼女に親指を立てていた。
*
「ふっ――。遅くなってすまない」
クレオールから少し遅れる形で、ニセルも通路から姿を現す。
「ここで事が起きる前に、捕まった人々を解放しておきたくてな」
ニセルいわく、魔導義体の改修を終えた彼は昨夜のうちに研究所内に潜入し、真っ先に解放したクレオールと共に、人々を救出していたとのことだ。彼はエルスたちの姿を見遣り、続いてゼニファーと睨み合っている、旧友・ジェイドに顔を向ける。
「このクソ野郎が! たかが魔法一発のために、この俺様を叩き起こしやがって! ハッ! しかも暗殺者が『人助け』とは笑わせやがる!」
「ああ、礼を言おう。お前の飛翔付与魔法のおかげで、仕事が捗ったからな」
「俺様は疾風の盗賊団だ! 当然よォ!」
二人は軽口を叩き合い、揃ってニヤリと口角を上げた。
「なんなのよん、アナタたち……。仲が良いのか悪いのか。理解できないわん」
ゼニファーはジェイドに対して身構えたまま、呆れたように溜息をついた。
*
「まさか本当にクレオール嬢だと!? では、さきほどのは――」
「博士がお造りになった、悍ましい人形ですわ! どうしてあれほど詳細な……」
クレオールは早口で捲し立て、嫌悪に満ちた身震いをする。どうやら身代わりとなる〝少女細工〟に自身のドレスを着せる際に、嫌なものを見てしまったようだ。
「あの卑しき玩具ならば、貴女の父上へ納品した記憶があるのですがね。ふぅむ、しかしあれの機能と内部構造は、必要最低限に抑えた筈」
「まっ、彼女が人々を逃がす時間を作ってくれた、一番の功労者には違いないな」
そう言ったニセルは、ザグドの顔を一瞥する。すると彼は安堵の念をみせるかのように、「シシッ」と小さく息を漏らした。
「しかし、檻の封印をどうやって……? あれは古代人の技術に依るものです」
「つまりはそういうことじゃないか?」
ニセルは義体化された左手の上に、光の線で形成された〝小さな立方体〟が出現させる。それは複数に分裂し、彼の意志に従うように、様々な形状への変化をみせた。
「それは〝暗号鍵〟!? まさか、その魔導義体は根源型……!」
「さぁな。ただの特別製さ」
「ドミナめ……! いつの間に我輩をも超える技術を……!」
ニセルの魔導義体を拵えたのは、ドミナの〝師〟に当たる人物ではあるのだが。どうやらボルモンクの耳には、そういった情報は入っていないらしい。
「魔導兵どもは、妙な魔術士が片づけてくれてな。お前さんも敵が多いようだ」
ニセルの言った言葉を受け、すかさずエルスが表情を輝かせる。
「おッ、そいつはルゥランだなッ!? なぁニセル、ルゥランはどうしたんだ?」
「冗談に聞こえるかもしれんが、笑いながら消えたよ。多忙な身なのだそうだ」
「ルッ……! ルゥラン様だと……!?」
エルスの出した名前に反応し、今度はボルモンクが顔の筋肉を痙攣させる。
「何処で目をつけられた……? これは、思った以上に分が悪いようですね」
ボルモンクは明らかに動揺し、狼狽した様子をみせている。そんな彼の様子を見て、エルスが意気揚々とボルモンクの正面へと躍り出た。
「へッ、どうする!? クレオールも無事に戻ってきたッ! あんたらには、もう魔導兵もいねェ! おとなしく降参して、神殿騎士に捕まるんだなッ!」
「神殿騎士? これは、これは! 彼らの本質を、何も知らないとみえる」
「うー? 正義の番人じゃないのだ?」
斧を構えたまま首を傾げるミーファに対し、ボルモンクが頭を振る。
「実に愚問ですね。しかし講義は終了です。我輩が教える義理はありません」
ボルモンクは眼鏡を外し、白衣のポケットから出した布で曇りを拭う。もはや彼の表情に、一切の笑みは浮かんでいない。
「もういいだろッ! これ以上、無駄に戦う必要は無ぇ! 降参してくれッ!」
「ご冗談を。――ですが、そうですね。我輩も覚悟を決める必要がありそうです」
ゆっくりと眼鏡を掛けなおし、ボルモンクはバッグの中へ手を入れる。続いて彼が〝なにか〟を取り出そうとした瞬間、不意にザグドが大声で叫ぶ。
「シシッ――! マズイのぜ、博士! 魔水晶が!」
「なんですか、ザグド。もう貴方は用済み――」
「エルス、あれ見て! なんか動いてるような……?」
ザグドに続き、アリサも大きな声を上げる。一同がそちらへ視線を移すと、確かに魔水晶の中で、得体の知れぬ〝なにか〟が蠢いている様子が確認できた――。
「ふぅむ。耐えられませんでしたか。仕方ありません、実験に失敗は付き物です」
ボルモンクはバッグから古びた手帳を取り出し、実験記録の記入を始める。
「しかし、こうして見ると創生紀の、旧世界の〝墓〟のようではありませんか!」
記録を終えたボルモンクは、まるで観光名物でも眺めるかのように、魔水晶の中に打ち立てられた木製の十字架を見上げて嗤う。
「クソッ……! あン時に俺がッ、しっかりと止めてりゃ……!」
「どうしてクレオールさんをッ! 絶対に許さないッ!」
自責の念に苛まれているエルスとは対照的に、アリサは激しい怒りをボルモンクへと向ける。さきほどから彼女の瞳は涙に濡れ、剣を握る手も震えている。
アリサ自身、どちらかというとクレオールのことは嫌っていた。理由はよくわからない。彼女を嫌いだった理由も。そして、そうではなくなった理由も。
しかし、今のアリサには一つだけ、はっきりとしていることがあった。
「よくも、わたしたちの〝大切な仲間〟を――ッ!」
「アッ……、アリサ……?」
思いもよらぬアリサの激しい剣幕に、エルスは動揺と困惑を覚える。少し変わっているところがあるとはいえ、普段は優しく穏やかで、それでいて無表情な彼女である。このように感情を剥き出しにする姿など、彼は一度も見たことがなかった。
「ああッ……。そッ、そうだッ……! 仲間の仇は取らせてもらうッ!」
「そうなのだ! ご主人様、いまミーが解放するのだ!」
ミーファがエルスを束縛していた魔導兵を打ち倒し、彼を戒めから解放する。エルスは彼女に礼を言い、ボルモンクと対峙しているアリサの元へと急ぐ。
「ボルモンク三世ッ! あんたは終わりだッ! 覚悟しろッ!」
「ええ、少々予定が狂ってしまいましたね。仕方ありません、アレを使いますか」
大声を張り上げるエルスに対し、ボルモンクは〝お手上げ〟のジェスチャを返す。
「狂っているのは〝その頭〟なのだ! 正義の裁きを受けるのだ!」
「……殺すッ! クレオールさんを殺したッ! あなたを殺してやるッ!」
アリサは眼前の敵に対し、殺意と憎しみに満ちた言葉をぶつける。
エルスは今のアリサの顔を、とても見ることができない。もしも見てしまうことがあれば、きっと大切なものが崩れ去る。そのような恐怖を感じていた。
「アリサ……」
呟くように幼馴染の名を呼ぶも、続く言葉が見当たらない。今のエルスには怒りや憎しみといった感情よりも、多くの悲しみが渦巻いているのだろう。
「そうか……。あの時の俺と同じだ……」
エルスはファスティアにおいての戦いで、アリサが重傷を負った時のことを思い出す。あの時、彼は怒りの感情に身を任せ、はじめて盗賊を殺めたのだ。
「死ね。……なかまの……ッ! かたきィ――ッ!」
「待ッ……! アリサッ!」
敵に向かって飛び出したアリサに対し、エルスは懸命に腕を伸ばす。しかし彼の手は虚しく空を切り、彼女の許には届かない。
すると、その瞬間――。
若い女性の声が広間に響き、アリサの理性を繋ぎ留める。
「お待ちになって! 私なら……! ここですわ……!」
広間の右手側通路から姿を見せた一人の女性。彼女は魔導兵と同じ外套を身に纏っており、走ってきたのか、激しく息を切らしている。
「えっ……? クレオールさん……?」
「あああ――ッ!? クレオール! 無事だったのかッ!?」
女性は外套のフードを下ろし、縦にカールした長い金髪を靡かせる。見てのとおり、彼女は正真正銘〝クレオール〟本人で間違いないようだ。
「ええ……、ニセルさまが……。助けて……。くださったの……。昨夜……」
クレオールは静かに息を整え、アリサへ向かって優しく微笑んでみせる。
「よかった。あんなお顔をされては、エルスが悲しみますわよ。アリサちゃん?」
「あっ……。エルス……」
すっかり理性を取り戻し、アリサが背後を振り返ってみると――。そこではエルスが満面の笑みで、彼女に親指を立てていた。
*
「ふっ――。遅くなってすまない」
クレオールから少し遅れる形で、ニセルも通路から姿を現す。
「ここで事が起きる前に、捕まった人々を解放しておきたくてな」
ニセルいわく、魔導義体の改修を終えた彼は昨夜のうちに研究所内に潜入し、真っ先に解放したクレオールと共に、人々を救出していたとのことだ。彼はエルスたちの姿を見遣り、続いてゼニファーと睨み合っている、旧友・ジェイドに顔を向ける。
「このクソ野郎が! たかが魔法一発のために、この俺様を叩き起こしやがって! ハッ! しかも暗殺者が『人助け』とは笑わせやがる!」
「ああ、礼を言おう。お前の飛翔付与魔法のおかげで、仕事が捗ったからな」
「俺様は疾風の盗賊団だ! 当然よォ!」
二人は軽口を叩き合い、揃ってニヤリと口角を上げた。
「なんなのよん、アナタたち……。仲が良いのか悪いのか。理解できないわん」
ゼニファーはジェイドに対して身構えたまま、呆れたように溜息をついた。
*
「まさか本当にクレオール嬢だと!? では、さきほどのは――」
「博士がお造りになった、悍ましい人形ですわ! どうしてあれほど詳細な……」
クレオールは早口で捲し立て、嫌悪に満ちた身震いをする。どうやら身代わりとなる〝少女細工〟に自身のドレスを着せる際に、嫌なものを見てしまったようだ。
「あの卑しき玩具ならば、貴女の父上へ納品した記憶があるのですがね。ふぅむ、しかしあれの機能と内部構造は、必要最低限に抑えた筈」
「まっ、彼女が人々を逃がす時間を作ってくれた、一番の功労者には違いないな」
そう言ったニセルは、ザグドの顔を一瞥する。すると彼は安堵の念をみせるかのように、「シシッ」と小さく息を漏らした。
「しかし、檻の封印をどうやって……? あれは古代人の技術に依るものです」
「つまりはそういうことじゃないか?」
ニセルは義体化された左手の上に、光の線で形成された〝小さな立方体〟が出現させる。それは複数に分裂し、彼の意志に従うように、様々な形状への変化をみせた。
「それは〝暗号鍵〟!? まさか、その魔導義体は根源型……!」
「さぁな。ただの特別製さ」
「ドミナめ……! いつの間に我輩をも超える技術を……!」
ニセルの魔導義体を拵えたのは、ドミナの〝師〟に当たる人物ではあるのだが。どうやらボルモンクの耳には、そういった情報は入っていないらしい。
「魔導兵どもは、妙な魔術士が片づけてくれてな。お前さんも敵が多いようだ」
ニセルの言った言葉を受け、すかさずエルスが表情を輝かせる。
「おッ、そいつはルゥランだなッ!? なぁニセル、ルゥランはどうしたんだ?」
「冗談に聞こえるかもしれんが、笑いながら消えたよ。多忙な身なのだそうだ」
「ルッ……! ルゥラン様だと……!?」
エルスの出した名前に反応し、今度はボルモンクが顔の筋肉を痙攣させる。
「何処で目をつけられた……? これは、思った以上に分が悪いようですね」
ボルモンクは明らかに動揺し、狼狽した様子をみせている。そんな彼の様子を見て、エルスが意気揚々とボルモンクの正面へと躍り出た。
「へッ、どうする!? クレオールも無事に戻ってきたッ! あんたらには、もう魔導兵もいねェ! おとなしく降参して、神殿騎士に捕まるんだなッ!」
「神殿騎士? これは、これは! 彼らの本質を、何も知らないとみえる」
「うー? 正義の番人じゃないのだ?」
斧を構えたまま首を傾げるミーファに対し、ボルモンクが頭を振る。
「実に愚問ですね。しかし講義は終了です。我輩が教える義理はありません」
ボルモンクは眼鏡を外し、白衣のポケットから出した布で曇りを拭う。もはや彼の表情に、一切の笑みは浮かんでいない。
「もういいだろッ! これ以上、無駄に戦う必要は無ぇ! 降参してくれッ!」
「ご冗談を。――ですが、そうですね。我輩も覚悟を決める必要がありそうです」
ゆっくりと眼鏡を掛けなおし、ボルモンクはバッグの中へ手を入れる。続いて彼が〝なにか〟を取り出そうとした瞬間、不意にザグドが大声で叫ぶ。
「シシッ――! マズイのぜ、博士! 魔水晶が!」
「なんですか、ザグド。もう貴方は用済み――」
「エルス、あれ見て! なんか動いてるような……?」
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