45 / 156
忘れモノ
しおりを挟む
お見通しだった。
巻き込みたくない、って気持ち。
巻き込みたくない、それと嫌われたくない。
小学生の時、友達が遊ぼうと家まで迎えに来てくれた。
そしてその日お母さんは機嫌が悪かった、私が外に出ようと靴を履いてると勉強が終わるまでは遊びに行ってはダメだと言って、なぜかそこにいる友達まで道連れに私を部屋に閉じ込めた。
結局日が暮れるまでお母さんの機嫌は直らなかった。
友達に謝ってそれからうちの家に友達が来る事はなくなった、それが理由でその子には嫌われてしまった。
辰巳さんの言葉は凄く胸に響いて、響きすぎて溶けてしまいそうだった、私が思っている以上に深い愛だった、だからこそ怖かった。
一瞬あのまま何の連絡もせずに辰巳さんの家に行ってしまおうと思った。
でもそんな事をして、もしお母さんが警察に届け出たりなんかしたら…………あることないことでっち上げて辰巳さんが捕まったりなんかしたら…………なんて何の容疑だよって話だけど。
でもお母さんならやりかねなくてそんな迷惑をかけてまで、私は辰巳さんと一緒にいられるだろうか。
何されるか分からないのに、それを庇うほどの魅力って私にあるのかな。
自分の価値なんてわからないのに自信なんてつけられない。
辰巳さんが大好きだから迷惑かけて嫌われたくない。
でも一緒にいたい、どうしたらいいのかわからない、矛盾した気持ち。
駅を出た、いつもの商店街を歩いた。
どんな時も変わらず温かい笑顔で迎えてくれるお地蔵さんは今日も可愛い。
魚屋さんの孫が泣いていた。
薬屋さんは結構人が入ってる、肉屋さんは書き入れ時で、花屋さんは何か式典でもあるのか立派な胡蝶蘭を搬入している所だった。
八百屋さんの前を通り掛かって、そうだ戻る時は閉まってるかもしれないから先に苺でも買っておこうと足を止めた。
定期と携帯はポケットに入っていて定期入れの裏には【何かあった時のための五千円】を常時入れているのだ。
が、常時何もなくて本日初めて使います!
「今日は何のお使い?」
八百屋さんのおばさんがにっこり話しかけてくれた。
八百屋さんには子供が二人いて私とお兄ちゃんの同級生だから顔馴染みなんだ。
「苺を2パック買いたくて……お土産用のちょっといいやつ」
「苺は表に出てるのが安いので……棚のがいいやつ、今出すね」
「ありがとうございます……ってうっそ! いい苺って1パック1700円もするの! しかも箱格好いい!!」
「これ栃木の新品種で今年の初物なのよ。化粧箱に入ってるからお土産にちょうどいいんじゃない? 2パックで3000円でいいよ」
「買います!」
目の前まで持ってきてくれた高級そうな立派な箱には、ふわふわの綿の上に苺が置かれてて、どれも粒が大きくて真っ赤で艶があってキラキラ光って宝石みたいだった。
苺の甘酸っぱい良い匂いが漂って、こんなの貰ったら誰だって笑顔になっちゃうな。
お金を渡すとおばさんは、んんっと眉間を寄せて腰を伸ばしてからレジに向かった。
「どうしたの? 痛いんですか?」
「ん? まあ職業病だよね毎日重たい物持って漬物漬けて35年だよ」
「幸せですか」
「幸せ以外にないでしょう。お店も続けられて皆元気なんだから」
はい、おつりの二千円って渡されて柔らかい手が温かかった。
「でもそうね、腰が曲がる前に孫を抱っこしたいかな」
「…………」
「だって私が元気なうちじゃないと小遣いあげられないでしょ? 後十年もしたら全部老人ホームに使っちゃうからね! 孫のおむつか私らのおむつかって」
あははははっといつものように奥歯が見えるくらい豪快笑って肩を叩かれて首を横に振った。
「大丈夫です、野菜は体にいいんだからおばさんはずっと元気だし、お孫さんも直に抱っこできますよ」
「それが嫁ぐ先間違えちゃって私野菜嫌いなのよね~」
おばさんはまた笑って私が角を曲がるまで手を振ってくれた。
いつもの頭を下げた後の、また来ますは言わないでおいた、おいたけど、おばさんがそれに気が付いたかはわからない。
商店街から一本入れば喧騒を離れて静かな住宅街だ。
少しヒールのあるブーツが夜道にコツコツ響いている。
心拍は平常だ、だって結末は決まっているから、今日私は家を出る、この先どうなるかわからなくても、もう私の役目は終わった気がするから、いやそんなモノ初めからなかったんだけど。
例えばお母さんにメールで別れの言葉を送っても、書かされてるってまた都合のいいように取られるんだろう。
もっと…………もっと昔に、お母さんが人の話を聞ける位の状態だったら辰巳さんを連れて説得しても良かったかもしれない。
いや、そんな頃なんてあったのかな、ただ一つ分かるのはもう何を言ったって彼女には私の言葉が届かないという現実。
子供の言葉で、他人の言葉で改心するくらいなら、こんな事になってないんだ。
自分のお金で買ったものを部屋に置けないなんてそんな異常な家庭になってない。
それでもやっぱり今度こそは……なんて期待してしまうけどね。
でももう私の心は決まっているんだ、だから最後くらいは自分の言葉で別れたい。
大事なモノを取りに来たのも本当だ。
金曜日だからお父さんもお兄ちゃんも遅いと思う、多分家には母だけだ。
家の門を開けて、玄関までの石畳を歩いたら外からカーテン越しにお母さんがキッチンで何かしているのが見えた。
もう今日で使うのは最後だからとキーケースから家の鍵も自転車の鍵も外しておく、鍵を開けてポストに入れておいた。
ドアノブに触れて迷った、ただいまって言おうか、どうしようか。
でも、もうそんなのに悩まされるのも嫌で、私は忘れ物を取りに来ただけだとドアを引いた。
何も言わずに靴を脱いだらお母さんの方から玄関を覗いてお帰りなさいと言ってきた。
けれど、その声色が嫌な熱を含んでいたので私は返事をしなかった。
そのまま黙って二階に上がって開けっ放しの部屋の前で立ち止まった。
部屋を見渡して、離しそうになった苺の袋を握りしめて、肩から落ちそうになったショップの袋を抱え直す。
そして空っぽのはずのお腹から色んなモノが上がってきて耐えて息を殺して深呼吸をした。
過去にも一度経験があるからか、思ったよりも冷静にそれを受け止められた涙は出なかった。
怒り? 悲しみ? 何だろうね、どうなっていたと思う? 部屋はね……何てことない、
綺麗に片付けられていた。
あの荒れていた部屋が今じゃ足元に何もない位に、そう何もない。
もうそこには何もない。
わざとらしく開いたクローゼットは服以外もぬけの殻になっていた。
一生懸命集めた缶バッチもポスターもそこだけは綺麗に揃えてあった漫画も……そう私が書いてお兄ちゃんが製本してくれていた本だって一冊残らず消えていた。
まるで家具付きの個室みたいに埃一つない部屋に無感情のまま私は一歩踏み入れた。
ベットのシーツもカバーも一式替えられてあってご丁寧に床はワックスで磨かれていた。
机の前にきて、震えたため息が出た、ここにきて勝手に涙が溢れた。
机の上には忘れ物が捨てられずに破かれてバラ撒かれていた。
過去にもこんな事があった、あれは中学生の時、志望校の模試でB判定を取ってしまった日。
塾で結果を聞かれて答えると、帰宅した頃には娯楽に通ずる物は全て捨てられていた。
まだ子供で自分で自制できないんだから、お母さんが捨ててあげたって、もうこれで勉強だけに集中できるでしょうだって……携帯も取り上げられた。
でもそんなの……そんなの10年も前の話だ、もうこんなの捨てるからね、なんて幼児にする脅し文句だ。
お母さんはいつまでこんなことを続けるんだろう。
良かった下着……辰巳さんに預けてて、良かった洋服も昨日持って帰らなくて。
忘れモノを手に収めてもうここには用はないと唇を噛んだら背後から、
「夜外に遊び歩く訳じゃないから、大目に見ていたけど。いい年して部屋にこもって漫画だアニメなんだとやってるから、まともに現実が見られなくなったのよ。同性愛だなんて本当に気持ち悪い、女は皆子供生んで育てるのが当然なのに何考えてるの。回りを見てみなさい皆してるでしょう、子供が生まれて幸せそうな顔してるじゃない。年取って焦ってからじゃ遅いのよ、してない人は結局社会不適合者だって影で笑われてるわ、私は人とは違うなんて意地張ってたら最後は孤独死よ。いつまでも幼稚な価値観だからあんな年上の外人を可笑しいと思う判断力もなくなったんでしょう。いつまでたっても独立しないで、もうお母さんだっていい年なんだからここまでしてあげられるのはこれが最後だと思ってちょうだいね」
ね、もう会話なんて出来ないでしょう。
巻き込みたくない、って気持ち。
巻き込みたくない、それと嫌われたくない。
小学生の時、友達が遊ぼうと家まで迎えに来てくれた。
そしてその日お母さんは機嫌が悪かった、私が外に出ようと靴を履いてると勉強が終わるまでは遊びに行ってはダメだと言って、なぜかそこにいる友達まで道連れに私を部屋に閉じ込めた。
結局日が暮れるまでお母さんの機嫌は直らなかった。
友達に謝ってそれからうちの家に友達が来る事はなくなった、それが理由でその子には嫌われてしまった。
辰巳さんの言葉は凄く胸に響いて、響きすぎて溶けてしまいそうだった、私が思っている以上に深い愛だった、だからこそ怖かった。
一瞬あのまま何の連絡もせずに辰巳さんの家に行ってしまおうと思った。
でもそんな事をして、もしお母さんが警察に届け出たりなんかしたら…………あることないことでっち上げて辰巳さんが捕まったりなんかしたら…………なんて何の容疑だよって話だけど。
でもお母さんならやりかねなくてそんな迷惑をかけてまで、私は辰巳さんと一緒にいられるだろうか。
何されるか分からないのに、それを庇うほどの魅力って私にあるのかな。
自分の価値なんてわからないのに自信なんてつけられない。
辰巳さんが大好きだから迷惑かけて嫌われたくない。
でも一緒にいたい、どうしたらいいのかわからない、矛盾した気持ち。
駅を出た、いつもの商店街を歩いた。
どんな時も変わらず温かい笑顔で迎えてくれるお地蔵さんは今日も可愛い。
魚屋さんの孫が泣いていた。
薬屋さんは結構人が入ってる、肉屋さんは書き入れ時で、花屋さんは何か式典でもあるのか立派な胡蝶蘭を搬入している所だった。
八百屋さんの前を通り掛かって、そうだ戻る時は閉まってるかもしれないから先に苺でも買っておこうと足を止めた。
定期と携帯はポケットに入っていて定期入れの裏には【何かあった時のための五千円】を常時入れているのだ。
が、常時何もなくて本日初めて使います!
「今日は何のお使い?」
八百屋さんのおばさんがにっこり話しかけてくれた。
八百屋さんには子供が二人いて私とお兄ちゃんの同級生だから顔馴染みなんだ。
「苺を2パック買いたくて……お土産用のちょっといいやつ」
「苺は表に出てるのが安いので……棚のがいいやつ、今出すね」
「ありがとうございます……ってうっそ! いい苺って1パック1700円もするの! しかも箱格好いい!!」
「これ栃木の新品種で今年の初物なのよ。化粧箱に入ってるからお土産にちょうどいいんじゃない? 2パックで3000円でいいよ」
「買います!」
目の前まで持ってきてくれた高級そうな立派な箱には、ふわふわの綿の上に苺が置かれてて、どれも粒が大きくて真っ赤で艶があってキラキラ光って宝石みたいだった。
苺の甘酸っぱい良い匂いが漂って、こんなの貰ったら誰だって笑顔になっちゃうな。
お金を渡すとおばさんは、んんっと眉間を寄せて腰を伸ばしてからレジに向かった。
「どうしたの? 痛いんですか?」
「ん? まあ職業病だよね毎日重たい物持って漬物漬けて35年だよ」
「幸せですか」
「幸せ以外にないでしょう。お店も続けられて皆元気なんだから」
はい、おつりの二千円って渡されて柔らかい手が温かかった。
「でもそうね、腰が曲がる前に孫を抱っこしたいかな」
「…………」
「だって私が元気なうちじゃないと小遣いあげられないでしょ? 後十年もしたら全部老人ホームに使っちゃうからね! 孫のおむつか私らのおむつかって」
あははははっといつものように奥歯が見えるくらい豪快笑って肩を叩かれて首を横に振った。
「大丈夫です、野菜は体にいいんだからおばさんはずっと元気だし、お孫さんも直に抱っこできますよ」
「それが嫁ぐ先間違えちゃって私野菜嫌いなのよね~」
おばさんはまた笑って私が角を曲がるまで手を振ってくれた。
いつもの頭を下げた後の、また来ますは言わないでおいた、おいたけど、おばさんがそれに気が付いたかはわからない。
商店街から一本入れば喧騒を離れて静かな住宅街だ。
少しヒールのあるブーツが夜道にコツコツ響いている。
心拍は平常だ、だって結末は決まっているから、今日私は家を出る、この先どうなるかわからなくても、もう私の役目は終わった気がするから、いやそんなモノ初めからなかったんだけど。
例えばお母さんにメールで別れの言葉を送っても、書かされてるってまた都合のいいように取られるんだろう。
もっと…………もっと昔に、お母さんが人の話を聞ける位の状態だったら辰巳さんを連れて説得しても良かったかもしれない。
いや、そんな頃なんてあったのかな、ただ一つ分かるのはもう何を言ったって彼女には私の言葉が届かないという現実。
子供の言葉で、他人の言葉で改心するくらいなら、こんな事になってないんだ。
自分のお金で買ったものを部屋に置けないなんてそんな異常な家庭になってない。
それでもやっぱり今度こそは……なんて期待してしまうけどね。
でももう私の心は決まっているんだ、だから最後くらいは自分の言葉で別れたい。
大事なモノを取りに来たのも本当だ。
金曜日だからお父さんもお兄ちゃんも遅いと思う、多分家には母だけだ。
家の門を開けて、玄関までの石畳を歩いたら外からカーテン越しにお母さんがキッチンで何かしているのが見えた。
もう今日で使うのは最後だからとキーケースから家の鍵も自転車の鍵も外しておく、鍵を開けてポストに入れておいた。
ドアノブに触れて迷った、ただいまって言おうか、どうしようか。
でも、もうそんなのに悩まされるのも嫌で、私は忘れ物を取りに来ただけだとドアを引いた。
何も言わずに靴を脱いだらお母さんの方から玄関を覗いてお帰りなさいと言ってきた。
けれど、その声色が嫌な熱を含んでいたので私は返事をしなかった。
そのまま黙って二階に上がって開けっ放しの部屋の前で立ち止まった。
部屋を見渡して、離しそうになった苺の袋を握りしめて、肩から落ちそうになったショップの袋を抱え直す。
そして空っぽのはずのお腹から色んなモノが上がってきて耐えて息を殺して深呼吸をした。
過去にも一度経験があるからか、思ったよりも冷静にそれを受け止められた涙は出なかった。
怒り? 悲しみ? 何だろうね、どうなっていたと思う? 部屋はね……何てことない、
綺麗に片付けられていた。
あの荒れていた部屋が今じゃ足元に何もない位に、そう何もない。
もうそこには何もない。
わざとらしく開いたクローゼットは服以外もぬけの殻になっていた。
一生懸命集めた缶バッチもポスターもそこだけは綺麗に揃えてあった漫画も……そう私が書いてお兄ちゃんが製本してくれていた本だって一冊残らず消えていた。
まるで家具付きの個室みたいに埃一つない部屋に無感情のまま私は一歩踏み入れた。
ベットのシーツもカバーも一式替えられてあってご丁寧に床はワックスで磨かれていた。
机の前にきて、震えたため息が出た、ここにきて勝手に涙が溢れた。
机の上には忘れ物が捨てられずに破かれてバラ撒かれていた。
過去にもこんな事があった、あれは中学生の時、志望校の模試でB判定を取ってしまった日。
塾で結果を聞かれて答えると、帰宅した頃には娯楽に通ずる物は全て捨てられていた。
まだ子供で自分で自制できないんだから、お母さんが捨ててあげたって、もうこれで勉強だけに集中できるでしょうだって……携帯も取り上げられた。
でもそんなの……そんなの10年も前の話だ、もうこんなの捨てるからね、なんて幼児にする脅し文句だ。
お母さんはいつまでこんなことを続けるんだろう。
良かった下着……辰巳さんに預けてて、良かった洋服も昨日持って帰らなくて。
忘れモノを手に収めてもうここには用はないと唇を噛んだら背後から、
「夜外に遊び歩く訳じゃないから、大目に見ていたけど。いい年して部屋にこもって漫画だアニメなんだとやってるから、まともに現実が見られなくなったのよ。同性愛だなんて本当に気持ち悪い、女は皆子供生んで育てるのが当然なのに何考えてるの。回りを見てみなさい皆してるでしょう、子供が生まれて幸せそうな顔してるじゃない。年取って焦ってからじゃ遅いのよ、してない人は結局社会不適合者だって影で笑われてるわ、私は人とは違うなんて意地張ってたら最後は孤独死よ。いつまでも幼稚な価値観だからあんな年上の外人を可笑しいと思う判断力もなくなったんでしょう。いつまでたっても独立しないで、もうお母さんだっていい年なんだからここまでしてあげられるのはこれが最後だと思ってちょうだいね」
ね、もう会話なんて出来ないでしょう。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる