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寧々ちゃんまだまだ寵愛中
寧々ちゃんの伸びしろ ◎
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おかしい! おかしいのだ!!
デジタルには限界がないはずなのに、なぜか私は限界を迎えているような気がするのだ!
知らない機能だってあるし、使えこなせてないんだから、伸びしろしかないはずなのに、最近なんだか不調です、ああこれがスランプってヤツか……。
尾台さんが読みたい読みたい! って言ってくれた警察官が強盗犯捕まえたけど、実はそれが幼馴染で、気を許したすきに手錠かけられ、奴隷になるまで責められて快楽堕ちする的なアレやソレはいい感じに書けて制服の細かなとこも調べたし、警棒プレイも様になってお巡りさんを奴隷が如く煽れたというのに。
なのに、なのに!
表紙の構図が決まらんのだよ!!
ビシィイッ!! と決まった時の波がこないのだ……。
と言うのも、辰巳さんが私の同人誌コレクション(知人著含む)を見た時に言ったのです。
「僕最近、どれが寧々ちゃんが描いた作品か表紙見ただけでわかるようになりましたよ」
「う? それは私の絵を見慣れたって意味ですか?」
「うーん、多分それもあるけど、遠目でズラッと並んでても、あ、これとこれは寧々ちゃんだとわかります」
「??」
「なんか、ホラ寧々ちゃんってこの絡み? この構図好きだよね」
「ファ!!!」
と言う衝撃的な指摘ですよ、そんなのぉー!
わぁーかぁーってたーけぇどぉお!!!
どうせ、私は独学派だから、色んな構図描けないですう! デッサン苦手ですぅ! 背景、「みたいな感じ」で誤魔化しますぅ!
でもそんな構図に引き出しがないよねっなんてみなまで言わなくてもいいじゃないですか!!
だってこの、嫌がってる美形に強気の美形がグイグイしてるのいいじゃないですかぁ!
オシャレも大事だけど一番はパッと見、直ぐにどっちが責めと受けなのかわかりやすいのが大事だっておばあちゃんが言ってたんだもん!
ぐぬぬ……! でも……そろそろ進歩がないといけないよな……って今回は構図も背景も塗りも、新天地を目指す!!
って試みてみたら、なんてことない筆が止まりました(無事死亡)。
机に突っ伏して、もうやにゃあーってなった時は辰巳さんの幼い頃の絵を描くと萌がムラムラ湧いてきて、やる気の活力剤になるのです!
これは筆乗りまくりってサラサラ描いてたら、ノコノコと来ましたよ同人作家バスターが!
目が合って、先に拗ねる。
「どうせ私は絵が下手ですぅ!!」
「え? 何? 誰にそんな事言われたの?寧々ちゃんはこの世で一番絵がう」
「いいからあ! そういうの言わなくて、ふん! おはげ」
机に頭預けたまま口膨らまして、プイッとあっち向いたら、辰巳さんはあらあらって向こう行ってしまった。
何で?! 何で向こう行っちゃうの?! 慰めてよ!!
馬鹿野郎! ってムカつくから後ろ付いていったら。
「あら、付いてきた」
「うっしゃい」
「プレゼントになるものがあったなーって探しに行く所だったのに」
「プレゼント?」
背中くっついて、そのまま辰巳さんは2階の書斎に行って天袋漁ってる。
「何してるんです?」
「デジタルがだめならアナログはどうかなって」
「アナログ……」
「そうそう、確かねここが一番保存場所にいいって父が絵の具を置いていた気がするんだよね」
「絵の具ってチューブの?」
「いや、やっぱり本だよ。父の友人が作った本です。固形水彩具が水彩画の本と一緒についてるのあるでしょう? 確かそれが……」
「見たい見たい」
大きな体の周りウロウロして背中引っ掻いたら、辰巳さんはいいよって直ぐ脇に手を入れて高い高いしてくれた。
虫いませんようにって念じながら天袋見れば、本だけじゃなくて壺とか巻物入ってそうな箱も置いてある。
それで、積まれた本の中から、
「あ、これ」
草木と町並と少女が水彩タッチの淡い色彩で描かれた表紙の本があって、掴んだら辰巳さんは降ろしてくれた。
他の本と異なって鞄みたいに重たくて大きい、本見て辰巳さん見て本見て辰巳さん見てとチラチラしたら、直ぐにいいよって頭を撫でてくれた。
ワクワクしながら開いたら、そこには24色並んだ艶々の固形絵の具と筆とパレット……二本の筆に鉛筆に消しゴム、そして初心者向けの水彩画の本。
今直ぐにでもスケッチに行けそうで、胸が踊るってこういうのを言うんだって位にキュンキュンしてしまった、画材見るの大好き!
「凄いですコレ……綺麗、豪華!」
「よく見たら凄いね。確か絵の具が国産で高価な物だって言ってましたよ」
「そんなの使っていいんですか」
「いいんですよ、何10年ここで眠ってたんです。本も絵の具も使われたかったと思います、君を待ってたんだね」
嬉しくって溜息でて、辰巳さんは元気になって良かったってキスしてくれた、もう触りたくて触りたくて階段を駆け下りて居間にGoだ。
改めて机の上で本を開いたら惚れ惚れした、絵の具の下には知らない色の名前が書いてあって、ただの赤や青じゃないんだよ! それだけでうっとりしながら眺めてたら、辰巳さんが年代物の黄色い絵の具バケツをとんっと机に置いた。
「デジタルでは表現できない、今だけの色が作れるといいね。乾いたらまた色味も変化するし面白そう」
「レイヤー分けできない、恐怖!!」
なんていいながら、筆濡らして、やっぱり描きたいのは辰巳さんだった(今ハマってる幼少期)。
スケッチブックに描くショ辰巳さんの笑顔が最高すぎて勝手に口元ニヤニヤしちゃって、辰巳さんはじっと私と絵を見ながらコーヒーを傾けてた。
絵の具……高校生ぶりで発色が綺麗で夢中になっていたら、いつの間にか夕方の鳩時計が鳴って。
そしたら、後ろに半裸の辰巳さんがいて手が伸びてくる。
「ほら、寧々ちゃんもう子供の僕なんてほっといて大人の僕とお風呂に入る時間だよ?」
「え? でもまだ描きた……んんっ!! 痛ぁ」
肩噛み付かれて、見上げればちょっと据わった緑色だった。
「紙の僕がそんなに大事なの? 寧々ちゃん最近幼少期の僕ばかり描くけど年上は好みじゃなかった?」
「違いますよ、ただ……あん、ちょっと手」
大きな手がシャツの下から潜り込んできて、胸をやらしく揉んできて、勝手に膝もじついて…。
「ほら、幼い僕も紙の僕も君を満足させる事はできないんだよ?」
「分かってアッ、んぅ……」
唇が重なった瞬間に舌が伸びてきて口の中蹂躙されて、エッチなスイッチ入りそうだ。
耳に首にキスされて、胸噛まれて息上がってしまう。
「もう甘い声でてる、このまま幼い僕に見つめられながらしようか」
「んっ……はい」
デジタルには限界がないはずなのに、なぜか私は限界を迎えているような気がするのだ!
知らない機能だってあるし、使えこなせてないんだから、伸びしろしかないはずなのに、最近なんだか不調です、ああこれがスランプってヤツか……。
尾台さんが読みたい読みたい! って言ってくれた警察官が強盗犯捕まえたけど、実はそれが幼馴染で、気を許したすきに手錠かけられ、奴隷になるまで責められて快楽堕ちする的なアレやソレはいい感じに書けて制服の細かなとこも調べたし、警棒プレイも様になってお巡りさんを奴隷が如く煽れたというのに。
なのに、なのに!
表紙の構図が決まらんのだよ!!
ビシィイッ!! と決まった時の波がこないのだ……。
と言うのも、辰巳さんが私の同人誌コレクション(知人著含む)を見た時に言ったのです。
「僕最近、どれが寧々ちゃんが描いた作品か表紙見ただけでわかるようになりましたよ」
「う? それは私の絵を見慣れたって意味ですか?」
「うーん、多分それもあるけど、遠目でズラッと並んでても、あ、これとこれは寧々ちゃんだとわかります」
「??」
「なんか、ホラ寧々ちゃんってこの絡み? この構図好きだよね」
「ファ!!!」
と言う衝撃的な指摘ですよ、そんなのぉー!
わぁーかぁーってたーけぇどぉお!!!
どうせ、私は独学派だから、色んな構図描けないですう! デッサン苦手ですぅ! 背景、「みたいな感じ」で誤魔化しますぅ!
でもそんな構図に引き出しがないよねっなんてみなまで言わなくてもいいじゃないですか!!
だってこの、嫌がってる美形に強気の美形がグイグイしてるのいいじゃないですかぁ!
オシャレも大事だけど一番はパッと見、直ぐにどっちが責めと受けなのかわかりやすいのが大事だっておばあちゃんが言ってたんだもん!
ぐぬぬ……! でも……そろそろ進歩がないといけないよな……って今回は構図も背景も塗りも、新天地を目指す!!
って試みてみたら、なんてことない筆が止まりました(無事死亡)。
机に突っ伏して、もうやにゃあーってなった時は辰巳さんの幼い頃の絵を描くと萌がムラムラ湧いてきて、やる気の活力剤になるのです!
これは筆乗りまくりってサラサラ描いてたら、ノコノコと来ましたよ同人作家バスターが!
目が合って、先に拗ねる。
「どうせ私は絵が下手ですぅ!!」
「え? 何? 誰にそんな事言われたの?寧々ちゃんはこの世で一番絵がう」
「いいからあ! そういうの言わなくて、ふん! おはげ」
机に頭預けたまま口膨らまして、プイッとあっち向いたら、辰巳さんはあらあらって向こう行ってしまった。
何で?! 何で向こう行っちゃうの?! 慰めてよ!!
馬鹿野郎! ってムカつくから後ろ付いていったら。
「あら、付いてきた」
「うっしゃい」
「プレゼントになるものがあったなーって探しに行く所だったのに」
「プレゼント?」
背中くっついて、そのまま辰巳さんは2階の書斎に行って天袋漁ってる。
「何してるんです?」
「デジタルがだめならアナログはどうかなって」
「アナログ……」
「そうそう、確かねここが一番保存場所にいいって父が絵の具を置いていた気がするんだよね」
「絵の具ってチューブの?」
「いや、やっぱり本だよ。父の友人が作った本です。固形水彩具が水彩画の本と一緒についてるのあるでしょう? 確かそれが……」
「見たい見たい」
大きな体の周りウロウロして背中引っ掻いたら、辰巳さんはいいよって直ぐ脇に手を入れて高い高いしてくれた。
虫いませんようにって念じながら天袋見れば、本だけじゃなくて壺とか巻物入ってそうな箱も置いてある。
それで、積まれた本の中から、
「あ、これ」
草木と町並と少女が水彩タッチの淡い色彩で描かれた表紙の本があって、掴んだら辰巳さんは降ろしてくれた。
他の本と異なって鞄みたいに重たくて大きい、本見て辰巳さん見て本見て辰巳さん見てとチラチラしたら、直ぐにいいよって頭を撫でてくれた。
ワクワクしながら開いたら、そこには24色並んだ艶々の固形絵の具と筆とパレット……二本の筆に鉛筆に消しゴム、そして初心者向けの水彩画の本。
今直ぐにでもスケッチに行けそうで、胸が踊るってこういうのを言うんだって位にキュンキュンしてしまった、画材見るの大好き!
「凄いですコレ……綺麗、豪華!」
「よく見たら凄いね。確か絵の具が国産で高価な物だって言ってましたよ」
「そんなの使っていいんですか」
「いいんですよ、何10年ここで眠ってたんです。本も絵の具も使われたかったと思います、君を待ってたんだね」
嬉しくって溜息でて、辰巳さんは元気になって良かったってキスしてくれた、もう触りたくて触りたくて階段を駆け下りて居間にGoだ。
改めて机の上で本を開いたら惚れ惚れした、絵の具の下には知らない色の名前が書いてあって、ただの赤や青じゃないんだよ! それだけでうっとりしながら眺めてたら、辰巳さんが年代物の黄色い絵の具バケツをとんっと机に置いた。
「デジタルでは表現できない、今だけの色が作れるといいね。乾いたらまた色味も変化するし面白そう」
「レイヤー分けできない、恐怖!!」
なんていいながら、筆濡らして、やっぱり描きたいのは辰巳さんだった(今ハマってる幼少期)。
スケッチブックに描くショ辰巳さんの笑顔が最高すぎて勝手に口元ニヤニヤしちゃって、辰巳さんはじっと私と絵を見ながらコーヒーを傾けてた。
絵の具……高校生ぶりで発色が綺麗で夢中になっていたら、いつの間にか夕方の鳩時計が鳴って。
そしたら、後ろに半裸の辰巳さんがいて手が伸びてくる。
「ほら、寧々ちゃんもう子供の僕なんてほっといて大人の僕とお風呂に入る時間だよ?」
「え? でもまだ描きた……んんっ!! 痛ぁ」
肩噛み付かれて、見上げればちょっと据わった緑色だった。
「紙の僕がそんなに大事なの? 寧々ちゃん最近幼少期の僕ばかり描くけど年上は好みじゃなかった?」
「違いますよ、ただ……あん、ちょっと手」
大きな手がシャツの下から潜り込んできて、胸をやらしく揉んできて、勝手に膝もじついて…。
「ほら、幼い僕も紙の僕も君を満足させる事はできないんだよ?」
「分かってアッ、んぅ……」
唇が重なった瞬間に舌が伸びてきて口の中蹂躙されて、エッチなスイッチ入りそうだ。
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2021.08.13
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